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更新

夏前の季節だったと思う。もう、記憶も定かで無いような感じの、ちょっと前のこと。

今、いろいろ言われている、マイナンバーカードの更新の案内が来たのだ。

マイナンバーカードをつくったのは、そう前のことでもない。会社でも、番号登録の指示があり、半ば強制的につくらされた感がある。

既に長男と長女は社会人になり独立して家を出ていたので、家内と次女と、3人全く同じ時期に、同期して作った。

それが、家内は、更新ではなく、私だけが更新となっているようだった。

指定されるまま、隣町の更新手続き会場に向かい、そこでも指示通りに手続きを行った。

更新の混み具合については、かなりのものを想定しているのだろう、アルバイトも含めて、かなりの人数で対応していて。また、私が行ったのは平日の午後の中途半端な時間だったため、そもそも混まない状況だったのだろうと思うが、すんなりと更新の手続きを完了することが出来た。

世間で言われているような、この、マイナンバーカードの不具合や不備については、いろいろ考えるところがあるのだが、今回はすべて横に置いておこう。

だが、重要性の重きを別として、ふと疑問に思ったのは、家内と私と次女は、全く同じタイミングで申し込み、写真を市役所で撮り、登録して手続きをしている。

だから、なぜ更新のタイミングが、私と家内とで違うのかが疑問だった。

そして、質問したのだ。市役所の職員に。まずは、家内の更新のタイミングは、いつか?

これは、来年の夏頃と判明した。そして、私と家内が、なぜズレているのかを問うと、その答えは……。覚えていないのである。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

つまりそれは、疑問の重要性が、コジにとっても、どうでも良いことだった、ということかな。


まあ、それも当たっているのだろう。でも確か、誕生日で区切っていたような気がする。私も、いい加減なものだ。


でも、ふと、じゃあ、次女は、更新のタイミングは、どうなんだろうと思ったのである。が、それは、もう、次女にしかわからない。就職し、家を出ているので。

じゃあ、長男や、長女はどうなんだろう。

いろいろ考えるが、子供達と、マイナンバーカードのことについて会話したことがない。マイナンバーカードの重要性自体が、若い世代に浸透していないのは、残念ながらどうも、明らかなようである。

国を挙げての施策のはずだが。



まあ、賛否両論あるが、損をしたり不利にならないように、まずは、淡々といきたいものだと思う。他のいろいろな心配事などと同じように。



そんなこんなを思い出し、ソファーを振り返ると、家内が、笑って脚を指さしていた。

そして、ふと、我が家がなぜこれほどまでにマイナンバーカードの登録や更新に熱心だったかを思い出した。それは、マイナポイントがつくからだ。家内のこだわりポイントは、ポイ活とクーポンと節約、だからだった。

……。

マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。


家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。



だから。



これで、いいのだ。





■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。



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