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「盛岡の水路跡を歩く」というすごいサイトを見つけた!

興奮冷めやらず、今回は、すごいサイトの紹介をさせていただきたいと思います。

盛岡の古い街を歩いていると、ところどころに不自然なほど細い通路があったり、下に水が流れていると思われるコンクリートの歩道(暗渠)があったり、と、古い小川や水路の跡と思われるような場所がいくつかあることに気がつきます。

実際、八幡町にも「桜川跡」という昔の川があったことを表示する掲示がありますが、多くの場合は、言い伝えにとどまり、具体的にどこにどんな川が通っていたかはなかなか知る機会がありません。

しかし、今回見つけたサイトは、なんとそれを実際に歩いて調査したというものすごいサイトで、盛岡市鉈屋町に住む建築士の方が運営されている「盛岡の水路跡を歩く」というものです。

詳しくは、リンクを見ていただくとして、古くは2004年から、多くは、2019年~2023年ごろに調査をした結果をまとめているサイト(2024年5月11日現在)のようです。

個人的に特に気になっていたのは、八幡町付近など河南地区を通っていたと言われる「桜川」と、上田や上盛岡付近を流れていたと言われる「赤川」でしたが、古地図や現在の地図、図書などを参考として、これらが実際に流れていたと思われる場所を写真と詳しい図解付きで検証しているのはまさに胸熱です。

ここは水路跡ではないかと前から薄々思っていたところはもちろん、いつも歩いていて「何か不思議な通路があるな」と思っていたら、実は水路跡だったという場所がいくつもあって目からうろこでした。

このサイトを見つけたきっかけは、もともと、「ミズベリング」という水辺活用プロジェクトのサイトを見ていて、東京も暗渠が多かったことを思い出し、そう言えば盛岡はどうだろう、と「盛岡 暗渠」で検索したことにあります。

以前から人の営みがある古い街には、必ずこのような小川や水路、暗渠があります。盛岡でもこういう暗渠について分かりやすく解説する情報源がないかと思って探していたところだったので、今回このサイトを見つけてとても嬉しいです。今度はスマホでこのサイトを見ながら街歩きをしてみたいと思います。

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