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ハイレゾ音源の音質について

オーディオ製品で最近話題の「ハイレゾ」ですが、JEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)に基づく定義では、デジタルオーディオに用いられる デジタル方式のデータにおける「ハイレゾ」の定義は「CD スペック」44.1kHz /16bitを上回るデジタルオーディオデータのことを指しています(厳密には圧縮の方法については、非圧縮あるいは可逆圧縮(ロスレス)であることとは言及されていませんが、MP3やAAC、ATRAC等の非可逆圧縮音源(圧縮された状態から元のアナログの状態に完全に戻らない音源)は明らかに音質がCD音質を上回っているとは考えられないので、MP3やAAC、ATRACなどの非可逆圧縮音源はいくら量子化ビット数が16bitより高くても、またサンプリング周波数が44.1kHzより高くてもハイレゾ音源には含めないのが一般的な解釈となっています)。

実際自分が聴感上、ハイレゾ、非ハイレゾを含む音源を全くの主観で比較してみたところ、下のような序列になりそうです。なお、DSD音源はPCMに変換せず、ダイレクトにDAC(Digital-Analog Converter)に流して再生してみた結果です。DACはSONYのPHA-3、ヘッドフォンは同じくSONYのMDR-Z7を用いています。接続はKIMBER KABLE社協力のSONY製のBraid構造バランスヘッドホンケーブル・MUC-B20BL1でバランス接続としています。デジタルデータの再生はMQAデータを再生可能なONKYO DP-X1を使っています。MQAはDP-X1内部でPCM 352.8kHzに変換された状態で再生しています。

DSD 11.2MHz > DSD 5.6MHz > DSD 2.8MHz ≒ MQA 352.8kHz > PCM(flac) 24bit-192kHz ≒ PCM(flac) 24bit-96kHz >CD 16bit-44.1kHz >>(超えられない壁)>> MP3やAACなどの非可逆圧縮音源

という感じです。DSD音源の2.8MHzダイレクト再生とMQA音源352.8kHz再生が大体同じくらいの高品質音源で、flacPCM音源は192kHz-24bit程度では残念ながらDSDMQA音源に劣るといった印象です。超高品質再生を狙うなら、DSD 11.2MHzということになりますが、ファイルサイズが6分程度の演奏データで1GBを軽く越えてしまいますので、そこが一番の大きな問題ですね😅💦

ヘッダー画像転載元(ENGADGET) : http://japanese.engadget.com/2014/03/31/jeita-cd/

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