22章 願い

私はいつものように歩いて行ける場所にある公園で写真撮影の練習に励んでいた
私はいつものように写真撮影した後ベンチに座っていた
車があるわけでもないし
稼いでるわけでもないから
撮影する場所ってこの公園だけになってしまう
違う場所で撮影がしたいなぁって独り言をいっていた
ベンチの隣を見ると航平君が私の独り言を聞いていた
あっ、おはようございます
私の独り言を聞いていましたよね
ごめんなさい
私は軽度知的障害だから車は運転出来ないし
給料も少ないから好きな所に
出かけられないんです
家族にも頼れないし
あっそうだ
この前、インスタで美味しそうなパン屋さんを見付けたので
行きませんか?
お金と車は心配しないで下さい
僕は車が好きなんです
車の運転は任せて下さい
お金の心配はしないで下さい
海が見えるおしゃれなパン屋さんです
私は是非、連れっていって下さい
楽しみにしています