27章 手紙

航平君から手紙を渡されて親に
読んでもらことにした
母親にこの手紙を読んでほしいとお願いをして読んでもらった
パソコンで打たれたのではなくてボールペンで書かれてあった
一生懸命書かれた字ではあった
果たしてこの手紙で親の心は
動かせるのか私はいささか
不安ではあった
私は母親に手紙を読んでもらい
私は航平君と旅行に行きたい
私に旅行に行く体験をさせて
ほしいと私は頭の中がパニックになり支離滅裂になりながらも
母親に旅行に行きたいから
直談判するかのように泣きながら話をした
過呼吸になりそうにもなっていた母親はあっさりと旅行に行ってもいいわといった
私がパニックになったあの時間は何だったんだろう
母親はひとこと私に話をした
夏美は軽度知的障害だろうけどももう社会人だし立派な大人よ
自分で旅行に行くくらい決めて
いいのよ
私は夏美を信用しているから
なんの心配もしていないわと
母親にいわれた
私は嬉しさのあまりまたも泣き
だした
そして航平君に電話をした
航平君、旅行へ行くことは許してくれました
航平君の手紙は意味があったような、なかったような
私を信用してるっていわれました
旅行の計画は進めて下さい
楽しみにしています