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【資格試験】ITパスポート受験

先日、ITパスポートを受験したので、その動機や勉強方法、当日の様子をまとめました。

受験の動機

 タブレットを買い替えるタイミングで、販売員との会話でタブレットの活用術が話題に上がった。その中でも、タブレットを使った勉強に関してはこれまで経験なく、学ぶ必要があると思い、実際に資格試験の勉強に活かすことを考えた。最低限の興味があり、そこまで負担にならないことを理由にして選んだのがITパスポートである。
 …というのが1年前の話。ITパスポートの問題集をタブレットに落としたところで満足してしまい、以後勉強することがないまま月日が流れた。この1年間、ある程度タブレットを活用できるようになり、当初の目的は薄れていき、ITパスポートの勉強をする意義を見出せずにいた。と、聞こえのいいことを言ってみたものの、単純に面倒くさかったのである。その一方で、問題集の代金がもったいないという気持ちも芽生えきてきており、新年を境にITパスポートの試験を受けることを決意し、およそ2ヶ月後の日程で申し込んだのである。

新たなる動機

 この頃には当初の目的であるタブレットの活用はほとんど意味をなくしており、別の動機/目的の設定に迫られていた。そこで、新たに設定した目的が、”車通勤のデメリットを実証する”ことである。車通勤を重ねていくうちにいくつかのデメリットを実感するようになってきた。

  1. 交通事故遭遇リスク
    →これはもう言わずもがなというか、車の事故率は他の交通手段と比べて群を抜いていると思うし、実際運転していてヒヤリハットに遭遇することは決して少なくない。

  2. 低消費カロリー
    →私の場合デスクワーク中心の仕事をしており、それ以外で身体を動かす習慣もなく、1日の消費カロリーは通勤に強く依存する。このような場合、ほぼ座りっぱなしの車よりも、自宅から駅、駅から職場までの徒歩移動を要する電車の方が圧倒的に健康的である。

  3. 時間ロス
    →今回焦点をあてたいのが時間についてである。どうしても運転中にできることは限られており、移動時間の有効活用法は電車に比べると限られる。すなわち、車の運転中に、資格の勉強をするのは基本的には困難である。

 これを唱えるのであれば、実際に電車移動の時に時間を有効活用できることを実証する必要があり、そのために今回は通勤中の電車内の勉強だけでITパスポートの合格を目指した。

勉強方法

 基本的にタブレットを使うことと、100点を目指さずに短時間で効率的に勉強することを念頭においた。このためには、教科書は使わずに、過去問を解きながら、その解説を読んで理解するのが最適と考えた。このための問題集として、

  1. 電子書籍版がある

  2. 解説付きの問題集である

ことを条件として、”当時”の最新版である”ITパスポート 過去問題集”のKindle版を購入した。ただし、Kindle版では、書き込みができないので、ページごとにスクショをとって、画像で保存して、一括してPDFファイルに変換することで、ノート系アプリに取り込んだ。これらの操作の効果的なやり方を公開しているYouTubeがあるので、それらを参考にして行ったことも付記しておく。
 購入した問題集の構成は大きく分けて、1) 最新シラバス対応の新しい用語&予想問題、2) よく出る問題、3) 模擬問題&最新の過去問一回分、となっている。結論からいって、2)を2周するだけにとどまり、他は手をつけることができなかった。本来は少なくとも、よく出る問題に関しては全ての問題で2回以上正解するまで行ったところで、1)や3)も取り組めれば理想だったと思う。結局、トータルでの勉強時間は10〜15時間程度しかとれていないと思われる。

受験日当日

 試験日の前日の段階で想定を遥かに下回る勉強量であった。最後の足掻きとして、試験日当日の朝5時に早起きをして、4時間程度集中的に勉強に取り組んだ。問題集の2周目のほとんどは、この日に行ったものである。この時点で、自分の中で合格する確率は20〜30%程度をイメージしていた。
 会場に向かい、試験が始まり、問題を見たら愕然とした。全く知らない問題ばかりなのである。最初の10問ぐらいはほとんど見たことのない問題であった。パソコンを使ったこの資格試験では、後から見直したい時のために、解いたそれぞれの問題にピンをつけることができる。そこで最初は、わからない問題にピンをつけていたのだが、全部わからなすぎて、最初の20問でそのほとんどにピンをつけていたことに気づき、もはやピンをつける意味がなくなり、以降ではピン機能を使うのをやめた。
 そんなこんなで、一問一問に悪戦していたら、時間は過ぎる一方で、PCの画面上に常時表示されている残り時間を見ては焦る状況が続いていた。中盤から後半にかけては、知ってる問題も増えてきたものの、それでも確実に正解と思えた問題は全部合わせても1/4もないのでは、と思うくらいで気持ちが折れそうになる。そうこうしているうちに、試験を解き終え、終了時間前に途中退出する人達が現れ始め、焦りと投げ出したい気持ちが募る一方である。それでもどうにか試験終了の15分前には問題を解き終えた。もはや見直す気力は残ってなく、試験終了&採点ボタンを押した。
 その結果…

総合:675点(合格基準600点)
ストラテジ:475点(合格基準300点)
マネジメント:810点(合格基準300点)
テクノロジ:735点(合格基準300点)

受かってる( ´ ▽ ` )
ストラテジが低いのは、実際に解いていた感覚通りである。見聞きしたことのない問題が多過ぎた。マネジメントよりかはテクノロジの方が解けていた気がしていたが、思いの外マネジメントが高かった。

結論

 今回の結果をもって、電車通勤の有用性が実証できたかというと、必ずしもそういうわけではなく、電車通勤している時の半分くらいは混んでて座れなかったために勉強を断念した、という現実がある。そのため、結局週末にカフェで1時間程度の勉強を2, 3回や試験日当日朝の4時間勉強など、電車以外での勉強の割合も大きい。まあ、結局合格できたから、何でもいいのではあるが。
 余談であるが、試験終了後、Amazonで調べてみると、今回使った問題集は、試験日の段階ですでに2期分古いものであることがわかった。新シラバス(ver 6)に対応できていない状態で受験していたことになり、知らない問題が多かったのも納得である。今回は運良く合格できたから良かったものの、受験料(7,500円)を考えれば、古い問題集を使い続けるより最新版のものを買った方が無難だと思われる。

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