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8/44【シンデレラファイトシーズン2】


シンデレラファイトと「推しの子カルテット」

全国高校野球選手権大会、いわゆる「夏の甲子園」が今年も開幕し盛り上がりを見せている。
負けたら終わりのトーナメント戦は毎年様々なドラマを生み出している。

そんな「夏の甲子園」の裏で、若手女性プロ雀士たちの負けたら終わりのトーナメント戦でも熱い闘いが繰り広げられ、様々なドラマが生まれている。
そう、いよいよ佳境に入ったシンデレラファイトシーズン2だ。

元々おかぴー(岡田紗佳p)をキッカケに麻雀の沼にハマっていった自分は若手女性プロを全体的に推している感があり、
昨年から始まったシンデレラファイトは前回のシーズン1からほぼ欠かさずチェックしており、
特に応援するプロ(ここでは流行りに乗って「推しの子」と呼ぶ)をしっかりと決めて対局を見守っていた。

今回のシーズン2でも、本戦に参加するプロを送り出した、

・日本プロ麻雀連盟(以下連盟)
・最高位戦日本プロ麻雀協会(以下最高位戦)
・日本プロ麻雀協会(以下協会)
・RMU

の4団体から1人ずつ、計4人を「推しの子」として選んで開幕を迎えた。

松田彩花p(あやちー):連盟所属
小西雅p(こにたん):最高位戦所属
成海有紗p(なるちゃん):協会所属
彩世来夏p(こなたそ):RMU所属

これが自分命名の「推しの子カルテット」だ。

シンデレラファイト及び「推しの子カルテット」については、前回のnoteに詳しく書いてあるのでこちらをご覧いただきたい。
ROUND16開幕に間に合わずだいぶ簡潔化したものになってしまったのだが、

あやちーから反応が来て、かつ再投稿(もうリツイートとは言わない)してくれたおかげで俄に注目度が高まることとなった。
まさにあやちー様々である🙇


あやちーは本当にいい子なのだ。

前回のnoteでも書いているが、あやちー一瀬由梨p内田みこp大月れみpと同期で普段から仲良し。
YouTubeの龍龍チャンネルでは4人揃っての生配信も過去に行っている。

元々麻雀最強戦で大活躍した一瀬pをキッカケにこの同期カルテットを知った身として、
そしてあやちーのシンデレラファイトシーズン2での活躍への後押しの意味も込めて、少額ながらスパチャを投げさせてもらったことがあった。

一瀬pキッカケであることを正直に書いた上で
スパチャを投げたところ
あやちー(1番右)
「イエーイ、由梨ちゃんありがとおおお😆🤟」

自分キッカケじゃなくてもここまで喜んでくれるところにあやちーのいい子ぶりがだだ漏れしているように思えた。

(あと、よくよく聞き返してみたら内田pも「由梨ちゃんのおかげだね」とボソッと言っていた。
内田pもまたいい子である)

その後もあやちーのいい子ぶりが止まらない。

シンデレラファイトシーズン2の応援コメントに
ずっと手をスリスリするあやちー
あやちー「note書いてくれてるからね、見てね😀」

最後には頼んでもいない中でnoteの宣伝までしていただいた。
前回のnoteも再投稿していただいたし、本当に頭が下がる🙇

そんな一連の行動への感謝の意も込めて、今回のトップ画はあやちーにさせていただいた。
本当はその超絶美少女感をもっと伝えられる画もありそうなのだが、そこは自分のスクショの拙さによるものとご理解をいただきたい😓

ROUND16、敗れ去りし者たち

シンデレラファイトシーズン2
ROUND16の対戦カード

8/4と8/11に行われたROUND16。
ここに至るまでに本戦参加44人中28人が既に振り落とされている。
その中には、第21期新人王の夏目ひかりp(協会)、麻雀最強戦2023ファイナリストの篠原冴美p(協会)、
Mトーナメント実況を務めた椿彩奈p(協会)、YouTubeチャンネル登録者数1万人超えの梶梨沙子p(最高位戦)といった、
実績や人気で抜きん出たものを持っているプロも多数いる。

そんな錚々たる顔ぶれを下してROUND16に来ただけでも十分に価値があるといえばあるのだが、
当然ながらその次のSemiFinalにはさらなる価値がある。
何といっても大きいのはSemiFinalからはABEMAでの放送対局となることだ。
Mリーグを放送しているABEMAでの放送対局は、それまでのYouTubeから注目度が一気に上がることになる。
そのABEMAでの放送対局まであと一歩のところまで来たからこそ、ここで敗れることはGroupStage敗退よりも悔しさが募るというものだろう。


そんなROUND16で新たに8人が闘いの舞台から去ることになった。
その敗れ去り方は実に多種多様でそれぞれにドラマがあった。
ここではその8人の闘いぶり、そして人となりについて1人ずつ簡潔に触れていく。



ROUND16最初の脱落者となったのはこにたん
「推しの子カルテット」から遂に脱落者が出る
東1局の親番、決めれば早くも決め手となる
メンタンピン高目三色は無念の空振り
ここから和了りきれない苦しい場が続く
南1局親番では高目一気通貫の立直も純カラ
追っかけた川上レイpに赤5p放銃で満貫献上
その後も和了れずヤキトリで終局を迎えた
最後まで「らしさ」を貫き通した入場シーンが
今期はもう見られないという寂しさが募る


敗退から1週間、こにたんは「その研」スタッフとして生配信に携わっていた(一部顔出しあり)。
敗退直後には園田賢pから労いのスパチャも届いていたりと、「その研」からの信頼は厚いこにたん
素晴らしいメンバーからさらなる刺激と研鑽を受けて迎える来年は、
麻雀もパフォーマンスもより一層パワーアップしていることだろう。


Day9 #2での敗退は、今回がラストチャンスだった
「まりえってぃ」こと相川まりえp
東場では他家のツモ和了を被り続けてジリジリと失点
親番がなくなって迎えた南2局での勝負手も
新榮有理pの清一色への放銃となってしまう
オーラス1本場では
ツモ裏条件の逆転手を入れるも実らず
こちらもヤキトリで終局となった


シンデレラファイトでの優勝は叶わなかったものの、2シーズン連続の本戦出場で間違いなく注目度は高まっている。
所属する最高位戦では女流最高位戦の最高峰であるAリーグに在籍し18人中7位(2023/8/19時点)と決定戦も狙える位置にいる。
ここから先は自らの力で道を切り拓いていく番だ。



2人が脱落するDay9 #3では
羽月pと川上レイpが脱落となった
南2局までは2着目だった川上p、
トップに追いつくための平和立直を入れるも
ラス目の梶田琴理pが回りながらも
高目三色の25s待ちのタンピン聴牌で追いつき
河底撈魚で5s放銃となり痛恨の8000献上
一気にラス目へと転落してしまう
オーラス、親番でラス目の川上p、
捨て牌3段目でようやく辿り着いた親立直
終始大物手が実らず苦しんでいた羽月p、
ここでの放銃はさらに不利となる局面、
1番通りそうな場に1枚切れの北を切るも
これが北待ちを取り続けていた
なるちゃんの七対子に刺さって終局
最後は2人で首を締め合う形となってしまった


羽月pといえば何といっても「何がとは言いませんが100cm超え」である。
美麻女フォトブックでは遂にその「100cm超え」を解放し、さらなる魅力を振りまいている。
他にも年齢非公表だったり、一人称が「ボク」だったり(いわゆる「ボクっ娘」)と不思議な魅力がいろいろ。
豪快そうに見えて実はなかなかに繊細な打ち回しも含め、来年のシンデレラファイトでも中心選手の1人として大暴れしてくれることだろう。


「レイチェル」こと川上pは麻雀ファイトガールに麻雀アクターとして参戦していたりと、
既に連盟の若手の中でも活躍が目立つ方だったのだが、今回のシンデレラファイトでさらに注目度が加速したように思う。
来年のシンデレラファイトはもちろんのこと、桜蕾戦などの他の大会での活躍にも期待がかかるところだ。


Day10 #1で敗退となったのは
「らぶたん」こと山本亜衣p
僅差のラス目での南3局1本場
ツモり四暗刻への手変わりも見える中で
聴牌即立直を敢行するも
らぶたんとラス回避を争うこなたそが
高目三暗刻の勝負手で追っかけ立直
この捲り合いに敗れて高目の9mで放銃
からの裏3がさすがに強烈すぎた
ここでの12000放銃があまりにも厳しく
オーラスに必死の粘りを見せるも及ばず


結果的に和了れこそしなかったものの、あまりにもオリジナルな七対子聴牌を入れるなど、その打牌選択が場を沸かせたらぶたん
最初に参加したシーズン1から、シンデレラファイトの宣伝活動への熱量も評価されている。
もう1つの顔でもある声優業での活躍も続けており、これから先もまだまだファンを増やしていきそうだ。

ここにも熱烈なるらぶたん推しが1人。


Day10 #2で敗退となったのは
「りょかぴ」こと望月涼香p
ROUND16の中では最も悔いが残る結末を迎えた
ラス目で迎えたオーラス
立直ツモ赤でラス回避条件を満たす聴牌を入れるも
立直を入れずに手変わり待ち
ところが手変わりより先に和了れるツモが来てしまう
このまま和了ってもラスのままで終局となるため
14p待ちでのフリテン立直を敢行
その後、点数状況に余裕がある長谷川栞pが
りょかぴの立直の現物(9s)待ちの平和を黙聴
最後はオリていた陽南まこpから9sを打ち取り
長谷川pがトップ確定の和了を決めて終局
りょかぴは1度は掴みかけていた
ラス回避の機会を逃す形となった


その清楚でクールそうなビジュアルとは裏腹に、なかなかにぶっ飛んだ一面を持っていたりするりょかぴ
噛めば噛むほどに味が出そうなそのミステリアス感は、キャリアを積めば積むほどにその深みを増していきそう。
個性派揃いのRMU若手女性プロの中心的存在として、今後も各方面での活躍に期待していきたい。


そしてROUND16最後の敗退となったのは、
陽南まこpと美咲優菜pとなった
美咲pはなかなか勝負手が入らず
東3局では聴牌打牌が廣岡璃奈pの立直に刺さり
8000放銃となってしまうなど終始苦しかった
陽南pがトドメを刺されたのは親番の南3局1本場
絶好の配牌をもらったこなたそが
1鳴きで8000確定の36s待ち聴牌
親番を繋ぎたい陽南pも36m待ちで追いつくが
無常にも当たり牌の6sを掴んでしまった



美咲pの印象として強いのは、まずは177cmというモデル並の高身長、
そして入場でも存分に見せた肌の焼けっぷりとその露出っぷり。
前回のシーズン1から密かに思っていたのだが、その姿が連盟の大先輩の和久津晶pととにかくダブって見えるのだ。

当の本人も和久津pとは交友があり、尊敬する人物として名前を挙げていたりもする。

かつて和久津pも優勝した今期のプロクイーンではベスト16まで残るなど、実績面でも徐々に和久津pに近づきつつある美咲p
若手女性プロの中でも際立つその存在感にさらに磨きをかけて、
ゆくゆくは和久津pをも超える存在になれば、さらに麻雀界は面白くなりそうだ。


前回のシーズン1では優勝こそ果たせなかったものの、Finalで超弩級の三倍満和了を決めるなど、
まさにシンデレラガール級のインパクトを残した陽南p
今回はROUND16敗退となったが、2シーズン連続でのベスト16以上は堂々たる結果だろう。

元AKB48の川栄李奈を彷彿とさせるビジュアルと、そのビジュアルどおり(?)のホワホワした雰囲気は、
ここからさらにファンを増やしていきそうなポテンシャルが十分。
来年のシンデレラファイトでも主役候補の1人になりそうだ。


8/44

かくして本戦参加者44人は8人にまで絞られた。
ここからは簡潔ではあるが、勝ち上がった8人を勝ち上がりを決めた順に1人ずつ触れていく。



SemiFinal進出1番乗りを決めたのは木下遥p
Day9 #1では東場で怒涛の和了ラッシュ
親番の東3局1本場では決め手となる
メンタンピン一発ツモの4000オールが決まった
安藤りなpとともに北海道麻雀界の次代を担う新鋭
ガラスの靴は津軽海峡を越えるのか



Day9 #2では劇的なオーラス逆転トップを決めて
新榮有理pがSemiFinal進出を決めた
なるちゃんとのデッドヒートで迎えたオーラス2本場
ツモれなければ終局の最終ツモ番で
ラス1の2pをツモっての逆転トップには
スターの片鱗を感じさせるものがあった
近年は実況者としても存在感を増しており、
その小さな身体に大きな可能性を秘めた「東海の星」
その活躍で最高位戦の次代の時代を切り拓くのか



Day9 #3 トップでSemiFinal進出を決めたのは
「推しの子カルテット」の1人でもあるなるちゃん
決め手となったのは東2局2本場
3件立直を制して裏裏乗せての3000/6000
やはり大事な場面での捲り勝ちは大きい
前回は僅か1戦だけだったシンデレラファイトも
今回は次のSemiFinalが6戦目
次のFinalでもその闘牌が見られるかどうか


Day9からの最後の1枠には梶田琴理pが滑り込んだ
なかなかチャンスに恵まれず迎えた南2局
川上レイpからの先制立直に上手く立ち回り
最後は河底撈魚での8000直撃
ワンチャンスを見事にものにした
天鳳高段者にして競技かるた高段者という「二刀流」
鍛え抜かれた集中力と精神力が
さらなる大舞台でどこまで発揮されるのか



Day10からのSemiFinal進出1番乗りを決めたのは
「推しの子カルテット」の1人、あやちー
特筆すべきは何といっても親番の南3局
ともに1枚切れのドラの西と5mのシャンポン聴牌
他家に蹴られることを恐れての立直もあるところで
和了率を見ての手変わり待ち黙聴を選択
その後、狙い通りに4mを引き入れて
36m待ちの平和リャンメン聴牌に変化し
6mをツモっての4000オールを決める
その選択の鋭さと勇気、それに伴った結果に、
思わず少し涙したほどの痺れる和了だった
押し寄せるツモとそれを活かしきる選択の巧みさで
ビックウェーブを起こし続けるあやちー
ラストチャンスの舞台はまだまだ続いていく



Day10 #2 トップでSemiFinalを決めたのは長谷川栞p
3着目と16000点離されたラス目で迎えた南場の親番
まずは先制立直に追いついての4000オールを決めると
続く1本場でも4000オールが決まる
僅か2局で世界はガラッと変わってしまった
シーズン2開幕前には結婚を発表
王子様と暮らす愛の巣にガラスの靴は飾られるのか



Day10 #3 トップでSemiFinal進出を決めたのは
第3期桜蕾の廣岡璃奈p
南1局1本場では立直ツモ平和一盃口を和了
全体を通してもかなり手役が決まっている印象がある
声優としても活躍する持ち前の甘い声とは裏腹に
その打ち回しにはもはや女王の風格すら漂う
このまま2つ目の頂も制してしまうのか


そして、正真正銘の最後の1枠には
「推しの子カルテット」こなたそが滑り込んだ
南2局、苦しいペン7s聴牌を即立直し、
ツモって2000/4000の和了
自らの決断で狭き門をこじ開けてみせた
本戦に5人参戦していたRMU勢も残るはこなたそだけ
夢半ばで散った仲間たちのためにも
まずはFinalの舞台に立ちたい


いざ、SemiFinalへ

SemiFinal #1の対戦カード

3人勝ち上がっている以上は仕方のないことなのだが、
「推しの子カルテット」のなるちゃんこなたそが同卓する。
ちなみに2人はGroupStageでもDay3 #3で同卓していて、その時はなるちゃんがトップ、こなたそは3着だったのだが、果たして今回はどうか。


SemiFinal #2の対戦カード

連盟2人、最高位戦2人と綺麗に別れた格好。
強敵揃いの中で「推しの子カルテット」あやちーはどこまで闘えるのか。
カギはGroupStage、ROUND16ともに大きな和了を決めてきた親番での和了だと思っているのだが、果たして今回も親番での和了が決まるかどうか。


繰り返しになるが放送媒体はABEMA
ゲスト解説には魚谷侑未pが入る

放送対局で対局者に縁のある人物が解説に入ることを自分は予てから「御前試合」と呼んでいるのだが、
このSemiFinalはまさに魚谷侑未pを尊敬するプロとして挙げているあやちーにとっての「御前試合」になった。
魚谷pからあやちーのどんな話が聞けるのかも楽しみだし、魚谷pの前であやちーがどんな闘牌を見せてくれるのかも楽しみで仕方ない。


ここまでの勝ち上がりを見ていると、もはやSemiFinalを闘う8人が8人とも負ける画が想像できなかったりするのだが、
間違いなくSemiFinalでは4人が敗退し、ファイナリスト4人が出揃う。
その決着の瞬間には果たしてどんなドラマが待っているのか。
是非とも1人でも多くの人にその行く末を見守っていただきたい👀

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