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昔住んだ部屋④ 〜久我山〜

昔住んでいた部屋のことを書いています。

今回は2017年12月から2019年3月まで住んでいた、世田谷区、久我山の団地の家について書きます。

▲以前twitterに載せたこの団地は「烏山北住宅」。
最寄駅は井の頭線の久我山駅と富士見ヶ丘駅、京王線の千歳烏山駅。
団地は南北に広く、私が住んでいた7号棟は久我山駅がべんり。
通っていた大学が杉並区だったこともあり、井の頭線沿いや中央線エリアが好き。
急行がとまる久我山駅はとても便利。大好きな吉祥寺にも一駅で行けてうれしい。
富士見ヶ丘駅は、雪の日に電車が止まってしまい、一度だけ降車した。

この家に引っ越す前は実家に1年間住んでいたが、やはり一人暮らしが性に合っていると感じたので、再び上京することを決め、家を探し、この家に住むことになった。

団地に住んだきっかけ

団地を知るまで

広さと安さを兼ね備えた条件面が、この団地に住む一番の決め手だった。
私は昔から家賃にお金をかけるよりは、極力家賃を抑えて衣食にお金を使いたいと思っている。
当時は家賃が6万円以下の家を探していた。
私は荷物がとても多いので、次の家を決める条件として広さと収納力はかかせなかった。また職場は都心だったので、通いやすい立地も条件のひとつ。
賃貸サイトを見ても、6万円以下で30平米以上、駅から歩ける距離、2F以上、都心、バストイレ別・・・の条件で、ヒットする家は非常に少ない。
一般的な方法で賃貸住宅を探しても、希望する条件の家には住めないだろうな~と感じていた。
そんなとき、ふと公的な住宅ってないのかな・・・と考えた(自治体が提供する生涯学習などのリーズナブルなサービスをよく利用していたので、そんな風に思った)。
実はそれまで「団地」という存在を知らなかった。

「公的 住宅」で検索すると「都営住宅」、「JKKが管理している公社住宅」、「UR都市機構が管理しているUR団地」など様々な団体が管理する住居があることを知る。
リサーチをすすめると、私はJKKの公社住宅とURの単身向け住宅について、申込条件を満たしていた。
インターネットから先着順で入居の申し込みが完了するし、希望している条件の家が多く掲載されていたので、JKKを利用することにした。

団地の内見

JKKのホームページ「あき家検索」から、祖師谷住宅の内見を予約する。
見に行った部屋は、家賃は5万円以下。駅から歩いて5~10分ほど。
内見した結果、共用部からあまり良い印象を受けなかったので入居は見送るが、とても良い経験になる。

祖師谷団地のキッチン
祖師谷団地のトイレと風呂を分けるガラスの建具

後日、母と一緒に烏山北住宅の内見に行く。
住環境、居室等、総合的に大変気に入り、入居を決める。共用部が清潔だったので、安心して暮らせそうだと思った。
晴れた日の内見だったので、日当たりの良さも感じられた。

烏山北住宅、内見時の写真。
鍵とスリッパは、団地の管理事務所が管理しており、内見の際に貸してくれる。
烏山北住宅。正面が洗面台。洗面台の左に風呂、右にパーテーションで区切られたトイレがある

家と間取り

~4番目に住んだ家 久我山~
場所 井の頭線久我山駅 徒歩12分くらい
家賃 52000円
条件 4階南向き
間取り 2K
5年の定期借家

「烏山北住宅」は、団地R不動産にも紹介ページがあり、住む前に熟読。

JKKホームページより引用

給湯はキッチンと浴室の2点給湯。
キッチンには蛇口が2つあり、水とお湯の蛇口が分かれている。浴室は追い焚き機能のある給湯。ただし洗濯機はバルコニー設置。

南北に窓があり、通風に優れていた。
収納も非常に多く、押し入れは畳1枚半分、天袋まである。
靴棚が据え付けられており、キッチンも天井まで収納できるようになっていた。居室は全て和室。

以前「団地」というシリーズで記事を書いており、室内の様子などはそちらに掲載しています。

住環境

敷地内にはスーパー、保育園、公園がある。
夏祭りが近所で毎年行われ、友人を誘って毎年盆踊り大会に参加していたたのもいい思い出。
久我山で買い物をするならスーパーの「サミット」。
また駅前の京樽で、巻物100円セールをよくやっていたので、納豆まきとかねぎトロ巻きとかを、買って帰っておいしく食べた。
あと、久我山のラーメン屋「甲斐」はとても美味しいので、ぜひ行ってみてください。固めの卵、固めのさっぱりしたチャーシューが大好きです。

甲斐のしょうゆラーメン

千歳烏山駅もよく利用した。
中学校のプールが一般に開放されており、安く利用できる。
駅前はオオゼキと西友があり買い物にも便利。
家の徒歩圏内に「世田谷文学館」があった。敷地内の小さい図書館のような本のコーナー「ほんとわ」が大好き。
暮らしの手帖のバックナンバーがほとんど(全部かも?)あって、初めて行ったときは驚いた。選書がとても良くて、場所の空気感も心地よい。
千歳烏山駅は、餃子屋「てんほう!」もおすすめ。

風景

団地は桜の木があちこちに植えられている。桜の木は春夏秋冬どんどんようすが変わるので、窓の外に四季を感じられてうれしい。

住んでいた7号棟が目の前に見える
夜の団地

夜になるにつれて、部屋のあかりがぽつぽつと灯っていく様子が好きだった。

ベランダからの風景
共用部。きれいに手入れされている。通路脇の花も四季折々。

住んだ感想

よかったこと

・入居の際の費用が少なく済む。敷金は2か月分払っていたが、退去時に全額返金された。団地は礼金もかからないので、実質敷金が返金されたことで初期費用は引っ越し代だけだった。
・4Fだからか、害虫が出なかった。

困ったこと

・私が住んだ団地は自治会への加入が必須で、ごみや回覧板の当番が義務だった。これは団地や地域によってそれぞれだと思う。
・インターホン、網戸、エアコンがない。必要な場合は自分で手配が必要。
・冬場、室内はかなり結露する。
・目の前の桜の木から、鳥が室内に入ってきたり、セミが洗濯物に止まっていて、気づかずに部屋の中に持ち込んでしまう、ということが何度かあった。

部屋にあった花瓶に入っている水をゴクゴク飲んで出て行った。追い出すのに本当に苦労した

さいごに

またこの家に住みたいと今でも思う。twitterで多くの方に部屋を見ていただけたことも幸運だった。自分が心地よいと感じている部屋に、感想をいただけたことも、とても嬉しかった。

ベランダでコーヒーゼリー&アイス

~昔住んだ部屋⑤につづく・・?~


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