ミリアッシュ|イラスト制作会社

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ミリアッシュ|イラスト制作会社

イラスト・ゲームイラスト制作会社ミリアッシュのメンバー(杉山 剛、寺井 友志、竹谷 彰人)によるチームブログです。 好きなものをしっかり好きと発信します。ミリアッシュはイラスト制作に特化した東京都府中の会社です。 https://www.myriashue.co.jp/

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  • ミリアッシュの好きなものレビュー

    イラスト制作会社ミリアッシュのメンバー(杉山、寺井、竹谷)が好きなものを好きなだけ書きます!拡がれ好きの輪!!※竹谷がレビュアーとして寄稿している「東京マンガレビュアーズ」の記事も入っています。

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    備忘も兼ねて、ミリアッシュの歴史を書いていきます。編年体だったり紀伝体だったりします。

  • 今にも削除したくなるような自分語りを

    株式会社ミリアッシュ代表、竹谷彰人(たけやあきと)の自分語りです。恥ずかしさでどうにかなりそうですが、それ以上に、たくさんの方に読んでもらえることが嬉しいと感じております。全編で70,000字もの長さとなりました。眠くならない夜に読むとすぐ寝つけます。

  • 灰のもと、色を探して。

    全19話のすべてにおいて、挿絵の作家さんが変わる小説です。代表の竹谷彰人(たけやあきと)が書きました。

最近の記事

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ヘビーゲーマーのニートから10年、私が教育サービス会社の社外取締役に就任した経緯

今まさに全世界を魅了している映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』、そのベースとなったゲームは、もはやひと昔前と言っても差し支えのない1985年9月13日に発売されました。 その4日後に生まれた私竹谷彰人は、マリオと同級生のよしみもあってかゲームの進化を楽しみながらすくすくと育ち、気づけばヘビーゲーマーとして37年間生きてきました。ゲームへの恩返しにと、2017年にイラスト制作会社ミリアッシュを設立したほどです。 そして現在2023年6月、私はフリースクール等の教

    • 【2023年総括】今年もがんばってゲームをプレイしたのでその記録をご照覧いただきたい ~ゲームのスクショ&感想を添えて~

      さいしょに 記事を開いていただきありがとうございます。東京府中のゲームイラスト制作会社ミリアッシュ代表の竹谷彰人と申します。 ゲームのグラフィック関連を制作する会社の代表を務める者の教養ならびに心構えとして、また個人の趣味嗜好として、墓標に「ヘビーゲーマー」と彫ってもらうべく日々ゲームをプレイしています。 この記事では、公私に渡ってゲームのことばかりを考えている私が、今年プレイしたタイトルにつき薄くコメントを付記しながら紹介していきます。 得られるものは特にないかと思

      • 【ネタバレ】ゲーマーだから泣く『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』のクヴァシルの詩に秘められた真実。

        はじめに 年末年始にかけて、ずっとプレイしていたゲーム『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク(以下 GoWR )』をついにクリアしました。前作をはるかに凌駕した迫力あるグラフィックや演出、そして練られた物語に終始感動しっぱなしでした。こんな素晴らしいゲームを世に届けてくれた SIE サンタモニカスタジオ社に向けて日々感謝の祈りを捧げています。 クリアしてからというもの、まだまだ北欧神話の世界から離れたくないのかちょっと放心状態になってしまい、積まれたゲームたちを横目にトロフ

        • 京都のお寺でイラストの講師をしてきました

          京都のお寺で、一泊二日のワークショップをやることになってね。 そう仰せになったのは、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』といったビッグタイトルのゲーム開発を手掛ける株式会社サイバーコネクトツー・松山洋社長。隔月で行われている、ある飲み会での一幕だった。アルコールの場なので、真偽の判然としない情報や話題がハイボールの泡のように浮かんでは消えゆくのだが、この時ばかりは真面目、もう少し言うなら、ビジネスの匂いがしていた。 「せっかくだから、うちがゲーム企画、タクマのところが漫画、竹谷が

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        ヘビーゲーマーのニートから10年、私が教育サービス会社の社外取締役に就任した経緯

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          漫画考察レビュー:マーダーならぬ、いわば”スーサイド”ミステリー。少し変わった機軸で展開される珠玉の小説原作漫画『冷たい校舎の時は止まる』

          音楽でもサッカーでもない新川直司先生作品。 「一年の計は元旦にあり」と多くの方が唱えるだろう年始めの1月1日から、早いものでもう4ヶ月が経過しました。2021年も残すところおよそ66%と考えるに、ゲームの攻撃命中率だと「結構少ないな…?」と思ってしまうほどの数字で驚きます。 一方で、学校や会社など、日本では4月を「始まり」に位置付けるものも多いです。1月も4月も、それぞれが始まりと制定されたのは明治時代からですので、普段当たり前に享受している月のイベント性は歴史としては比

          漫画考察レビュー:マーダーならぬ、いわば”スーサイド”ミステリー。少し変わった機軸で展開される珠玉の小説原作漫画『冷たい校舎の時は止まる』

          漫画考察レビュー:神ゲー『MOTHER』への愛に満ち溢れたトリビュート漫画『Pollyanna』のタイトル自体が愛そのものだった

          「目覚まし時計のベル」は、人類に嫌われている発明のひとつではないでしょうか。 時間通りに起こしてくれることはありがたくも、心地よい睡眠を切り裂き、無意識から有意識へと人間を引き戻す存在はただでさえ腹立たしいのに、昔の目覚まし時計は「ジリリ」と騒がしく鳴るため尚更業腹だったはずです。 その苛立ちを抑えようとしたからか、次第に目覚ましはドラえもんやクレヨンしんちゃん等の愛されキャラクターによる「起きずば遅刻たらん」という忠告へ進化し、現在はスマートフォンで自ら好きな曲を設定し

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          漫画考察レビュー:コメディとシリアスの最適バランス値『小林さんちのメイドラゴン』

          去る2021年7月19日、ある読切漫画が、エンタメ業界に衝撃を与えていました。 『ファイアパンチ』や『チェンソーマン』を描いた、藤本タツキ先生による最新作短編漫画『ルックバック』です。 9月3日に単行本が発売となる今作は、業界人や著名人たちのシェア・拡散も手伝い、その観覧数は発表2日弱でなんと400万にも達したそうです。 傑作と絶賛されるなか、たくさん読まれた結果いくつかの批判や指摘も生じ、8月2日には、内容が一部修正されたという発表がありました。このレビューを書いてい

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          漫画考察レビュー:単なるスポーツの域を越えたボートレース漫画『モンキーターン』の魅力

          竹谷が代表を務めるイラスト制作会社ミリアッシュは、東京都府中にオフィスを構えています。 都の西側に位置し、中央線でいうなら国分寺の真南にあります。電車通勤スーパー億劫マンな竹谷はおむすびのように転がり府中へ住みつき、はや3年が経過しました。 皆さんは、府中にどのようなイメージをお持ちでしょうか。 昭和のポップスがお好きな方は、松任谷(荒井)由実氏の歌『中央フリーウェイ』を思い起こすかもしれません。 この競馬場は東京競馬場を指し、昨今の覇権アニメ「ウマ娘 プリティーダー

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          漫画考察レビュー:一大エンタメ圏の祖先となった小国の英雄『ヴラド・ドラクラ』

          ゾンビの”祖先”を探る 実は、格闘能力の高いゾンビがいます。 外出が自粛されてから早くも一年、漫画を始め自宅で楽しめるコンテンツの需要は日々高まっていますが、とりわけアニメやドラマ、そして映画をひたすらに供給してくれるものにみんな大好きNetflixがあります。 また、Netflixには、AmazonプライムビデオやHuluといった他の動画配信サービスと同様に、オリジナル作品というものが存在します。Netflixでしか観られない、独自で製作した映像郡です。 その中のひ

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          今にも削除したくなるような自分語りを

          エピソード3:ミリアッシュ設立  気温も天気も覚えていないが、場所はドトールコーヒーショップ半蔵門店だった。まだ暗くなる前、少しずつ寒さの染み入る薄暮だった。 「杉さん、一緒に会社やらない?」  制作部の部長である杉山剛に向け、竹谷彰人は話していた。何か意を決した風でもなく、自然に言葉が出ていた。いや、何とかそう装っているだけで、コーヒーカップを持つ手は、かすかに震えていたような気もする。  しかし、反応だけの人生はもう、終わらせたかった。震えは、自分で物事を決めた反動だっ

          今にも削除したくなるような自分語りを

          漫画レビュー:ドラクエ好きが思わず反応してしまう名台詞を冠した『ゆうべはお楽しみでしたね』

          最近公開された映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』の効果か、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』(以下ドラクエ5)が現在、有料アプリランキングで1位になっています。 ドラクエ5ではサブタイトルの通り、花嫁を決めるイベントがあり、「ビアンカ派・フローラ派」論争として今なお熾烈な舌戦が繰り広げられております(リメイク版からは第三の花嫁・デボラも加わり、議論に一石を投じています)。 余談ですが、竹谷は5回プレイしており、実績はビアンカ2・フローラ2・デボラ1です。 さて、

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          漫画考察レビュー:『3月のライオン』の英題「March comes in like a lion」が意味するもの

          皆さん、才能はありますか。 竹谷には、そう呼べるものが現在ありません。しかしそれでは万事生きるには大変だからと、道中拾った石ころを磨いて周囲に玉であると認めてもらえるよう、日々どうにかなりそうだと少し切歯扼腕しながら生きています。 今回のレビューを書くにあたり、「才能って何だろう」などと青そうなことを改めて考えました。もちろん、その答えは千差万別でしょうし、真の天才というような方々からすれば「考えたこともない」と一蹴されそうな問いだとも思います。 しばらく黙々と首を捻っ

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          漫画考察レビュー:『進撃の巨人』と北欧神話

          先日、『鬼滅の刃』を神話として読まん、という暴挙に出たところ、ありがたいことに色々な方より「面白い」とご好評いただけました。 本当に嬉しいです。レビュアー冥利に尽きます。 その記事でも少し触れたように、世界に遍く神話や英雄譚は、なぜか似たようなストーリーラインを形成します。そういう無意識下で繋がった人類の感覚のようなものを、ユング心理学では「シンクロニシティ」と定義しています。 ユング心理学については、竹谷の大好きなゲーム「ペルソナ5」と併せて書いた記事もあるので、もし

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          漫画考察レビュー:『彼方のアストラ』に熱狂した漫画読みが、今こそ『SKET DANCE』を読む3つの理由

          漫画業界で話題を席巻した『彼方のアストラ』、その作者篠原健太先生の連載デビュー作。 2019年、『彼方のアストラ』という漫画があちらこちらで話題になっていました。 すごいストーリーテリング、全5巻とは思えない密度、随所に散りばめられた伏線、等々。 私も篠原健太先生のいちファンとして、前半丁寧に拡げていった風呂敷を後半余すところなく畳んでいく展開に粟立ち、興奮しておりました。計5回は周回読みをしました。『彼方のアストラ』は全5巻に対し、前作の『SKET DANCE』は全3

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          漫画考察レビュー:『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎少年は神話となる

          3つの「英雄・ヒーロー」の意味 英雄という言葉があります。「才覚や膂力でもって崇められるような男性」といった意味で、豪傑と換言することもできます。歴史上の人物で言うなら、フランスのナポレオン・ボナパルトや古代ギリシャのアレクサンドロス大王、日本ではみんな大好き織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などでしょうか。 そして英雄は、英語では「ヒーロー)」です。大人気漫画『僕のヒーローアカデミア』や先日新シリーズが発表されたアニメ「TIGER & BUNNY」のように、窮地に陥ると助けに

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          漫画考察レビュー:『吾峠呼世晴短編集』の中に竈門炭治郎を探す

          2019年9月をもって、アニメ『鬼滅の刃』の第1期が終わりました。皆さんはご覧になりましたでしょうか? 竹谷はすべて観て、大体おろろと泣いていました。 呼吸の表現や、鬼の怖さ、各キャラクターの声。各自の思う「ぼくのかんがえた最強のアニメ化」を地で行くクオリティだったと思います。続編となる映画も楽しみですね。どなたか一緒に行きましょう。 『鬼滅の刃』連載当初「これはちょっと合わないなあ」と言っていた知り合いも、「いやあ、漫画の時から思ってたけど、アニメも本当に面白い!」と

          漫画考察レビュー:『吾峠呼世晴短編集』の中に竈門炭治郎を探す