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どんな事業で起業する?~事業選びと起業までの軌跡をご紹介!~

こんにちは!まいぷれ本部です。

起業を考えるときに、どんな内容やテーマで起業しようか...と、迷われる方も多いのではないでしょうか?

「起業したいけどアイデアが浮かばない」
「どんな事業がよいか迷っている」
「せっかくなら社会貢献につながるものがいい」

今回は、そんな思いを持つ方に少しでも事業選びのヒントをお届けできればと思い、「どういう視点で起業のアイデアを見つけたの?」というテーマで創業者にインタビューを実施しました。

みなさんの事業選びに少しでも参考になれば嬉しいです!

▼今回インタビューに答えてくれた人はこちら!

【プロフィール】
株式会社フューチャーリンクネットワーク
代表取締役 石井丈晴

千葉県出身。新卒でリクルートに入社し、人事部を約3年経験。26歳の時にリクルートを飛び出し、「地域活性化」をテーマにFLNを設立。2000年3月に地域情報プラットフォーム「まいぷれ」を立上げ。
趣味はギターとトレイルランニング。



起業アイデアを見つけるまでのエピソードについて

ーきっかけはなんでしたか?

新卒時代、会社のそばに昔ながらの小さな定食屋があり、気に入ってよく通っていました。一見入りづらい雰囲気でしたが、いざ入ってみると、美味しい料理ばかりで、だんだんと自分にとって心休まる居場所になりました。店長からは「石井君」と名前を覚えてもらえるくらい顔なじみになったりもして。

ただ、駅のすぐ近くにファミレスが新しくできたんです。新卒だったこともあり、どうしても安くて便利なファミレスの方に通うことが多くなった時期もあって..。
そんな時期がありながらも、久しぶりに定食屋を訪れた時に、店長から「今までありがとう。実は店を閉めることにしたんだ」って言われ、その時、「忙しい日常からほっと一息つける、大切な居場所が潰れてしまったら困る!」と強く思いましたね。

ーその後お店はどうなったのですか?

何か自分にできないかと考えていたのですが、2000年当時インターネットでホームページを作れるようになった時代だったので、独学で定食屋の宣伝ページを作り、印刷して、近所に配ってみようとひらめきました。

実際に配ってみたら、後日店長から「石井君大変だよ!近所から出前注文がとまらないよ!」と連絡がありました。想像以上に効果があったんです。結果、閉店どころか、お店はその後も営業を続けていて、店長の息子さんが継ぐという話もでているそうですよ。

この経験から、「生活していくうえで、自分にとってお気に入りのお店がなくなることは寂しい」と課題を感じました。
また、「心休まるようなお店こそ自分の居場所であり、生活において必要不可欠になっていくんじゃないか」と漠然とした想いが生まれました。
それから、「何かしらお店の魅力を知るきっかけさえあれば、人は知らないお店に足を運ぶようになる」と気付いたことが、起業への大きな転機になりましたね。

ーどんな方法でビジネスとしてやっていこうと考えたのですか?

その当時の社会は、値引きクーポンが世の中に急速に拡がっていたタイミングで、日本全国に同じようなチェーン店が増えていました。全国どこに行っても安くて均一な世の中もいいのですが、それよりも、その地域やお店ならではの情報がわかることこそ価値があるんじゃないかと感じました。

また、インターネット黎明期でもあったので、インターネットを活用して、地域のことが何でもわかるような「プラットフォーム」を作れないかと構想しました。
将来的にAI技術やスマートフォンなどのデバイスは進化し続けても、お店の雰囲気や料理の味、店長の人柄などの情報は、店長に会って直接話をすることで初めて感じ取れるものだと思いました。そして、その情報をAI等ではなく、人が伝えたほうが共感を呼びやすいはずと考えたので、人が足をつかって地域を回り、付加価値情報を集めていくところは絶対ニーズがあると思いました。

ー動き出してみて苦労したことや、ターニングポイントは?

まず、地域にあるお店の情報を集めようと考え、お店に対し「インターネットにお店の情報を月額1,000円(※)で掲載しませんか?」と声をかけて回りました。
インターネットという概念自体がメジャーではない時代だったこともあり、最初は苦戦続きでした。ありとあらゆるお店に営業し、チラシをまいたりもしましたが、サービスの価値が全く伝わらず、まさに全敗でした。

本当にどうしようもない中で、ふいに自分の口から出てきた言葉が「地域を絶対元気にしたいので」だったんです。すると相手のお店からは「最初からそう言えばいいのに」と認めていただけ、初めてのご契約となりました。

それをきっかけに、だんだんと契約いただいたお店の数も集まり、反響もでてくるようになりました。例えば、学習塾の情報をみた学生が「ボランティアでもいいから塾を手伝いたい」って問い合わせが生まれました。「自分の書いた文章で、その塾の魅力が伝わったんだ」とすごく嬉しかったですね。

また、お店がいつでも最新情報を発信できる新機能の開発も進めた結果、商店街のお店から「その機能を使ってみたい」と言っていただくことができ、サービス利用店舗数も着実に増えていきました。
そうして、創業から今まで20年以上サービスを利用継続してくださっているお店もありますし、今では全国で17,000店舗以上のお店がサービスを利用くださっています。

※創業当時は月額1,000円のプランから始め、現在では機能が充実することで月額7,000~数万円のラインナップに成長しています。

ー事業が全国に展開するきっかけはなんでしたか?

もともと創業当初から、日本全国を活性化することを構想していました。全国に事業展開するために、各地に支社を立てたり、サービスの販売だけを担う代理店をつくる案も昔はありました。

でも、地域の個性や多様性を一番大切にしたかったんです

それを実現するためには、単純に代理店や支社をもつのではなくて、地域の多様性を大切にするという志に共感して一緒に事業を運営してくれる「運営パートナー」という存在を全国につくりたいと考えました。

その中で、たまたま島根県出雲市の企業さんとご縁があり、システムをただただ売買する関係ではなく、共に地域活性化に取り組む「事業運営のパートナー」という関係で一緒に頑張りましょうということになりました。その出雲市の企業さんが運営パートナー第1号ですね。
それをきっかけに、共に地域活性化に取り組む「運営パートナー」と呼ばれる企業さんが全国各地に増えていきました。

ーこうした事業テーマに取り組んだことで得られたものは何ですか?

マーケティングの最前線がわかることです。
直接足をつかって地域を回ることで、様々な業種のお店のニーズや課題感を聞くことができ、地域の流行り廃りもリアルにわかります。

だからこそ、今後必要とされるサービスがどんなものなのか、伸びそうな事業領域は何なのかが見えてきます。今の時代は、SNSがあったりHPを簡単に作れたりが当たり前になっていますが、地域に目を向けてみると、ITが苦手な方も多くいらっしゃいます。そこを支援する存在が今後絶対に必要になるので、その部分を私たちが全面的に担っていきたいと思っています。

また、地域にある空き家や廃校などの遊休不動産も、地域の魅力を発信するプラットフォームのひとつとして捉えて、地域の人に愛される拠点として利活用できると、さらに街が活性化していくと思います。

創業当初は月額1,000円でお店の情報を掲載するホームページ機能のみで始まった事業ですが、今後も遊休不動産の利活用に限らず、地域にとって本当に必要なサービスを提供し続けていきます。
地域に寄り添いお客様のニーズを正確にくみ取ることで、時代に合った一番強い事業を展開できると確信しています。


以上、創業者インタビューでした!

皆さんの事業選びに少しでも参考になれば嬉しいです。

「地元に貢献する事業が自分にもできないか」
「地域の方に喜んでもらえるような事業で起業したい」

と少しでも気になっていただいた方は、ぜひ下記セミナーをご参考ください!

【※終了しました※】代表が語る! 地域貢献ビジネス「まいぷれ」の本質 ー 事業の価値を見極める ー

【日程】4月27日(土)9時00分~10時00分
アーカイブ配信:27日(土)17時~30日(火)22時
【参加費】 無料
【視聴方法】 Zoom(オンラインで全国どこからでも参加可能)

今回インタビューした弊社石井が登壇し、詳しい事業内容のほか、事業立ち上げ時の実体験をリアルにお話します!


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