見出し画像

2次筆記合格発表から口述試験までの10日間でやったこと(R4中小企業診断士試験)《第9話》

令和5年1月12日。
ついに令和4年度 中小企業診断士試験 2次筆記試験 合格発表の日がやってきました。発表から口述試験までの10日間の行動を振り返ります。

合格発表を見る

この日は午前中に自宅でちょっと用事があり、それが終わってからゆっくり見ようと思っていました。
用事の前にiPhoneで診断協会のサイトを見ると、

令和4年度第2次試験の筆記試験の結果について(令和5年1月12日)」

が増えていました。おおきたかーと思いつつも、見たい気持ちを一旦抑えます。

その後、11時半すぎくらいに用事が終わり、さてゆっくりと確認するか…とリビングで再度iPhoneを開きます。

1次試験の時は自己採点で合格していることが確実だったため、MacのブラウザでCommand+Fを叩き一瞬で自分の受験番号を見つけたのですが、さすがに今回はページ内検索をする気持ちにはなりませんでした。

iPhoneで「名古屋地区」の発表ページを開くとこんな感じでした。

小さい。少ない。

おお、さすがに1次の時より全然少ないな…と思って画面拡大。

目がチカチカする…

自分の受験番号の付近を探します。

おお、結構番号の間空いているな…。

うーん!!ない!!!
だめだったかーーー。。。。

・・・・・・・・・・・

あれ?これ縦に見てたけど、違うぞ??
横に並んでるんじゃない???

もう1回見てみよう。

・・・・・・・・・・・あったー!!!!!

うおーー、あったよーーよかったよーーー😭

という感じで、並んだ数字を縦に見ていったせいで一瞬ガッカリ、その後一転歓喜。なかなか感情の変化が忙しかったです。

おそらく、同じように「横並びかよ!」ってなった人も多いのではないでしょうか。

合格確認後、その日のうちにすぐやったこと

1/22の家族のスケジュール確保

まず真っ先に夫にLINEで合格を伝えました。
報告とともに、「1/22に面接あるから他の予定入れないでー」というお願いをしました。

口述対策の模擬面接申し込み

次に、TBC受験研究会のサイトにアクセスし、問い合わせフォームから口述試験対策への参加希望の旨を送信しました。

まだ『TBC速修2次テキスト』を購入して間もない頃に、TBCの通信講座の受講生でなくてもこの書籍を使って合格した人なら、空きがあれば口述対策に参加できるという昨年の情報は把握していました。数日前に、今年も同様の要項で募集があることを確認済みでしたので、迷わず問い合わせました。

正直、合格後この口述対策に参加して山口先生と直接話したい、というモチベーションで2次の勉強をしていた側面もあります。いよいよそれが実現するのだな…という謎の達成感がありました。

試験問題を印刷

診断協会のサイトで、自分が受けた試験問題のPDFを改めてダウンロードし、印刷しました。実際に受験の時に使用した問題用紙ではなく、
新しく印刷した問題用紙で次の日から再度4事例と向き合うことになります。詳細は後述。

「まとめシート流」の動画チェック

発表日の夜、「まとめシート」ののあみさんが合格者向けの動画をアップしてくれていたので視聴しました。

この動画で、「実務補習が2月の頭にあって、その申し込みがもう明日1/13の朝10時にスタートする」ということを知ります。

え!もう明日から募集あるの!?
しかも、毎回すぐ埋まるの!?
えええ・・・しかも名古屋開催、合格発表の翌日からなの!?日程おかしくない!??

ということで、その夜帰宅した夫に2月のスケジュールも相談。ちょうど夫も忙しくなるタイミングではあったのですが、なんとか調整をお願いし、2/2〜2/13の実務補習5日間コースに申し込むことを決めました。

※なお、このタイミングで停止していたYouTube Premiumを再開します。

合格発表翌日〜2日前

実務補習申し込み

2/13 10:00ちょっと前にスタンバイし、時間通りに申し込み手続きを開始します。
新規合格者の場合、まず協会の「マイページ」の申し込みからスタートするので、ちょっと手間がかかります。

そして意外と時間をくってしまったのが、実務補習申し込みページの項目の多さ。そしてWeb制作者あるあるの

「自分の仕事は一体何業なのか」

問題です。
実務補習の班分けでおそらく同じ業種・業界の人ばかりが偏らないようにするためなのか、詳細は不明ですが、現在の自分の勤務先の業種を選択させられます。

  • 大分類

  • 中分類

  • 小分類

の3つのプルダウンがあり、「大分類」は「建設業、製造業、卸売業、小売業、その他販売業、サービス業、その他」の7項目。

「え、サービス業か??」

サービス業を選ぶと、中分類がいろいろ出てきます。

「情報サービス業か??」

で、情報サービス業を選ぶと今度は小分類に「ソフトウェアサービス業、システムハウス業、情報処理・提供サービス業、インターネットサービス業」の4つが出てきます。

・・・・わからん。

はい、しっくりくるものがないであろうことはわかってました。それでも、できるだけ実情に近いものを選びたいという律儀な私。何度も大分類・中分類・小分類を行ったり来たりして、最終的に「インターネットサービス業」を選択しました。

正直こんな悩む必要もなく、適当にパッと選んじゃってもよかったような気はしますが。

「自分は何業なのか」問題に共感された方は、自分ならどの業種を選択するか事前に決めておくことをおすすめします。
項目は、診断協会の「専門家を探す」ページの検索フォーム内「専門業種」のプルダウンとおそらく同じと思われます。

そんなこんなで15分くらいかかってしまいましたが、受付完了の返信メールが来たので一安心。ほっとしました。

試験後の講評動画視聴

11月にはスルーした、TBC受験研究会の2次試験講評・口述対策を視聴しました。

受かってからなのでふむふむと聞けましたが、これ試験終わってすぐの状態だと、多分精神的に落ち着いて視聴できないよなぁ…と思ったのでした。

事例企業の再分析

TBCの動画視聴後、4事例の各事例企業の与件文を読み込み、改めてSWOT分析を行いました。

設問を再度解き直すことまではしていませんし、そこまでは必要ないと思います。ただ、与件文を読み込む時には、自分の再現解答と予備校の模範解答を見直し、自分の解答で不備があった点やおさえておきたい1次知識は余白に追記したりしました。

2in1で両面印刷して持ち歩けるようにしました

そのうえで、与件分を何度も音読しました。

診断士の勉強を始めて間もない頃、口述試験の存在を知った時は「なんでわざわざ試験問題の内容覚えていかないといけないの?」と思いました。これから受ける方も、そう思っている方結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
でも実務を考えてみると、実際にクライアントさんのところに初回訪問するとき、ノー情報のまま手ぶらで行く、ってことはないんですよね。

私の今の仕事(Web制作)の初回訪問でも、打ち合わせをスムーズに進めるため、クライアントさんのサイトを事前にしっかり見てある程度頭には入れていきますし、ググれば分かる適度の簡単な業界の下調べと同業他社のサイトくらいは見ていきます。読めば分かることをわざわざ聞くのは時間の無駄ですし、先方との関係構築や、直接聞かないと分からない話に時間を割きたいですから。

そういう実務的な必要性も踏まえての口述試験なのかな、と今は思っています。(そんなことを考えられるようになったのが試験勉強を通じての成長なのかもしれません)
あとは、国家資格として明らかにヤバい奴を落とすという目的もあるのかも。しらんけど。

なお「まとめシート流」のチャンネルで、のあみさんがただ与件分を読み上げるだけの動画をアップしてくれていました。これを4事例分オフラインダウンロードし、10日間ずっと聞き流していました。

想定質問教材の確認

1/15にTBCからメールが届き、模擬面接の日時(前日1/21のお昼)と、想定質問集のPDFが送られてきたのでそれに目を通します。
想定質問集の内容としては筆記試験の模範解答と重複する内容が多く、主には1次知識の再確認が中心でした。
この時期、中には1次試験レベルの知識をすっかり忘れてしまっている人もいるかもしれませんね。記憶を呼び起こすために1次のテキストを見たり、1次の講義動画を視聴するのもよいと思います。

口述試験前日

模擬面接参加

前日1/21 に、TBCの模擬面接(Zoom開催)を受けました。接続するといつものYouTubeのように山口先生が映っていて、「おめでとうございます。どうでした?」と尋ねられたので、

(あっ!動いた!!)

という謎の感想を抱きます。(山口先生ごめんなさい)

「ありがとうございます!」
「直前のスクーリング参加させていただいたのですが、あれなかったらやばかったかもしれません」

と端的に感謝をお伝えしました。

その後は面接官役の講師2名が待つブレイクアウトルームに送られ、事例ⅠとⅡの質問を各2問、計4問に回答しました。
この時どういう質問を受けたのかは、実は忘れてしまいました。事例Ⅰでは、A社はどのように事業承継すべきかという第4問的な質問だった気がします。あとは、何だったかな…。

その後、各回答を何分くらい話していたのかという計測結果を教えていただきました。目安2分のところ、1分半だったり2分半だったり、質問によって結構まちまちでした。自分にとって答えやすい質問は結構長く話しており、答えづらい質問は短めになっている、という気付きがありました。

15分程度で模擬面接は終了。
短い時間でしたが、「ここを目指してやってきたんだなぁ」と、なんだか感慨深かったです。まだ本番じゃないのに。

そして夜は筆記試験前日のような特別な緊張感もなく、いつも通り夕飯を食べ、お風呂に入り、就寝しました。

次回は、口述試験当日の振り返りを書きます。
質問があれば、コメントかTwitter、マシュマロにてお寄せください。

この記事が気に入ったら、サポートをお願いします! 育ち盛りの子の📕絵本代、もしくは🥛牛乳代になります🙇‍♀️