西平麻依 /まいも

小説とエッセイ。ノベルメディア『文活』に参加しています。 共著『でも、ふりかえれば甘ったるく』 Web https://maimo.jp  連絡先 maimonote@gmail.com
    • ノベルメディア『文活』寄稿作品
      ノベルメディア『文活』寄稿作品
      • 11本

      このマガジンに収められた作品の幾つかは、ゆるやかにつながっています。よろしければ、ぜひ、物語を楽しみながら、つながりを探してみてください。

    • 掌編手帖
      掌編手帖
      • 27本

      ショートストーリー

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      花とお菓子
      • 21本

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      エッセイ

    • #ドリーミングガール・ダイアリーズ
      #ドリーミングガール・ダイアリーズ
      • 19本

      小説とエッセイの間で綴るお話

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秋の深まりはシャーベット・モードで

「夏の終わりって泣きたくなる」 小説も読まない、映画も観ない、美術館など行ったことのない私のかつての恋人が、初めて口にした一行の詩だ。 それがいつの会話だったの…

短編小説 「波を数える」

 改札をくぐり抜けて歩道橋の上へ出ると、爽やかな水のような風が一瞬、汗ばんだ首すじを撫でていった。  大通りの常緑樹は、長引いた残暑ですっかり色あせている。魚が…

短編小説 「遠い星から来た人」

  久しぶりに雨が上がった7月の日曜日、初めて凪沙(なぎさ)に会った。あちこち残った水たまりに、街から漏れた油が小さな虹を作っていた。  母親に連れられたその少女…

短編小説 「パンとマリッジ・ブルー」

 誰かにコップの水をひっかけたことある? 夕食時、姉のリナは静かな声で言った。やっちゃったのよね、私。  まさか、と軽く笑って、でも彼女ならやりかねないな、と妹…

掌編小説 「夜明け前のテーブルロール」

 アオが初めて彼女に触れた時、その首すじは青く燃えていた。まるで今そこで長い旅を終えようとしている流れ星の尾のようだった。もしくは、透明に近い青のガラスをとろと…

短編小説 「現実の街」

「おれ、悪魔をつくる方法なら知ってますよ」 横川はそう言って、デミタスカップからエスプレッソを二滴、木のカウンターに垂らした。濃褐色のしずくが、ぽた、ぽたと不完…