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クロックジェネレーターとは...【DTM】

アノニマスDTM編集部でございます。

DTMerの皆さん、沼ってますかー?(・∀・)
それとも、沼りたいですかー?
え、沼リタイア?!

なんつって...。

今回はクロックジェネレーター(以下CG)について書きたいと思います。

DTMをするにあたり、CGは必要か不要かと聞かれたら、「ないよりはあった方が良い」です。

CGはサンプルレートの生成をする役割を持っています。44.1kHzや48kHzという表記がそれです。

44.1kHzの場合、1秒間に44100回の音情報を記録します。クロックに求められるのは、この時間軸をいかに正しく刻めるかです。

↑詳しくは過去記事をご参照ください。

コスパを重視した場合でも、10万近い価格になります。

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有名なCGとして、AntelopeのOCXHDがあります。

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BNCでは最大10系統の出力を備え、ビデオシンクの他、より高精度な同期を可能にするAtomic入力も付いています。

AtomicはAntelope発信の呼び名で、クロックのパイオニアメーカーとして一躍有名になった理由もここから来ています。

CGの正体は水晶の発信器で、オーディオインターフェース(以下AI/F)などのI/O機器にはデフォルトで搭載されています。が、OCXHDのようなマスターCGと比較すると、精度は数千倍も違いがあります。

Atomic入力は、例えばAntelopeの10MXと同期することで、更に10MHzという異次元クロックになります。

44.1kHz

44.1kHzはCD音質となりますが、AI/F単体とCGをマスタークロックにするのとでは音の繊細さが異なります。

高額機種のAI/Fには元々良質なクロックが積まれていますが、マスターCGのクロックは、より正確に音情報を記録します。少々大袈裟な言い方かもしれませんが、AI/FのAD/DAコンバーターを本来あるべき姿に近づけてくれます。

OCXHDの場合、クロック出力はBNC、AES/EBU、S/PDIFのいずれかになります。Atomicには至りませんが、BNCは最大768kHzまでサポートしています。

AES/EBUとS/PDIFは最大192kHzまでのサポートです。

BNC-BNC接続の場合、DTM用途であればオーディオメーカーの製品を推奨します。

クロックはBNC端子が付いてなければ、同期出来ないということはありません。仕様にもよりますが、S/PDIF、ADAT、AES/EBUなど、デジタル端子を備えている製品であれば基本的に同期は可能です。

例えば、S/PDIF入出力のコアキシャル端子を備えているAI/Fであれば、OCXHDのBNC出力→AI/FのS/PDIF入力でマスターとスレーブの関係を構築出来ます。

デジタル音声の伝送は映像信号の75Ωが基準となります。RCAはDJミキサーやAI/Fのエントリーモデルでよく見られますが、これらはアナログ伝送のため、デジタル音声を扱う際は分けて考える必要があります。

↑デジタル用

↑アナログ用

端子は同じなので、いずれも挿さりますが、アナログとデジタルでは信号強度が異なるため、それぞれの規格に合ったインピーダンスで接続しないといけません。

デジタル端子が付いているAI/F同士を繋ぎ、クロックを同期させる場合も同様のことが言えます。

マスターCGは高額製品となりますが、サンプルレートの精度を上げることで、AI/Fの音質向上、オーディオ録音のクオリティーアップも期待出来ますので、導入する価値は存分にあると言えます。

↑関連記事はこちらから!

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