2024.05.01 おつかれ、今日の私。 ジェーン・スー
著者: ジェーン・スー
ナレーター: 早水 リサ
再生時間: 4 時間 44 分
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母
総合評価(10段階):7
読み応え:★★★☆☆
設定:★★★☆☆
感動:★★★☆☆
オリジナル指標「がんばってる私」:★★★★★
コメント:ゆったり何度も繰り返し聞いた。
私の周りも頑張り過ぎの人が多い気がする。
私も『よく頑張ってる』と言ってもらえる。
やらねばならない事をやっているだけのつもりなのだけれど。
『あなたは頑張りすぎ!』と強く思う友人がいるのだが本人はやはりそうは受け止めていないようで、逆に私を労ってくれる。
実際はいずれも頑張り過ぎなのだと思う。
心身は悲鳴をあげているのかもしれない。
「どうせ頑張るなら休む事を頑張る」
そうだよね。
嬉しい言葉。
たまには休む事を頑張ろう!
そう思わせてもらえた。
一生、家政婦人生なのだから、残りの人生、休む事を忘れず、ボチボチ生きて行こう。
兄
総合評価(10段階):0
読み応え:☆☆☆☆☆
設定:☆☆☆☆☆
感動:☆☆☆☆☆
オリジナル指標「せめて青木真也の話をもっとしろ度」:★★★★★
コメント:ういう入店後1分で店員さんとタメ口で話せそうなタイプの人が、私だって落ち込むとか、私だって余裕が無いとか聞かされるのが凄く苦手。
思った事を思った瞬間利口な頭と大きな声で強く発言できる人が「私も実は繊細な部分あるの」ってのが、、まぁ事実そうなんだろうけど。
著者が言うところのズルい(別にズルくはないが)弱さアピールができる人もいれば、強さも弱さもアピールできない人もいる中で、ものすごく傲慢な人なんだなと感じた。
友達自慢は凄い割に、読者に対しては「私が諭してあげないと自分では気付けない人」という構図を取ってる気がして終始気分が悪かった。
別にオレは悩みを抱えてこの本を読んでる訳じゃないんですけど?みたいな。
著者が真理っぽく声高らかに語るものは、10代や20代でも同じ事を思ってる人はたくさんいるだろうなというものが多く「私の生き方はこういうスタイルだ」と語れば語るほど、この人は他者に気を使った何倍も他者に気を使わせてきたタイプなんだろうなぁと感じた。
歳を取って丸くなった気きなって頂くのは結構なんですが、丸い人はもっと小さくて丸いんだよな。
100倍面白い、中島らもの「明るい悩み相談室」をオススメします。
弟
総合評価(10段階):5
読み応え:★★★☆☆
設定:★☆☆☆☆
感動:★☆☆☆☆
オリジナル指標「ジェーンスー節(パンチライン)」:★☆☆☆☆
コメント:自分の心に余裕がないときに聞くとイラっとする作品。当然スーさんは全男性を否定するような表現はしていないのだが、作中にもあるように、そんな風に聞こえたら自分の心が疲れている証拠なのだと思う。
※馴れ馴れしくスーさんと言っているのは私は過去に彼女のラジオのヘビーリスナーだったため
今の世の中、生き辛さを感じている女性は沢山いるのは事実で、その方たちの膝に毛布をかけてあげるような作品は必要だと思う。その一方で、このフェーズが落ち着いたら、女性が少し生きやすくなった世の中が生き辛い人に向けた優しい本が出回るんだろうな。なんて皮肉めいたことを思ってしまう。笑
作中の「人の話を鵜呑みにしてしまう話」は、自分も同じような性質があるためか、自分事のように恥ずかしい気持ちで、苦笑いしながら聞いてしまった。やはり上手な文章を書く人だと再認識した。
▼指標解説:★☆☆☆☆<★★★★★
読み応え: 読みやすい<読み応えあり
設定:定番 < 独創的
感動:快適 < ストレス高い
オリジナル:読者が独自の指標を毎回提示する
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弟が以下兄の提案に決定。
母:かのこちゃんとマドレーヌ夫人
兄:声優、東大に行く こっち!
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