時間の流れ
病室で、窓の外を眺めながら、ただひたすらぼーっとしています。
空が見えるって、やっぱりいいなあ…
入院した時は大部屋の廊下側だったので、ベッドの周りはカーテンに囲まれていて、遠くの窓辺の日差しだけ感じていました。
なかなか時が立たなくて…
まだ5分しか経っていなかったの?と思うこともしばしば。
1日がこんなにも長いとは。
残された時間がいよいよもう少しとなったら、どうにかして有効に過ごしたいものだと思うのに何も出来ず…
でもこれは逆に今までしたい事を存分に出来ていたからかなと。
会いたかった人にあって、行きたかったところに行って、食べたかったものが食べられた。
悔いがない、とは決して言いません。
娘の行く末を見届けたかった。
輝く姿を見届けたかった。
存分にサポートしてあげたかった。
今も、色々な事で悩んでいる娘のそばに飛んでいって、助けてあげたい状況なのですが…
でもね、心の優しい、いい子に育ってくれた。
どこに出しても恥ずかしくない、自慢の娘です。
優しすぎたり、真面目すぎたりして、つまずくこともあるかもしれないけど。
自分の選んだ道を信じて、自分の足で歩いていって欲しい。
そしてどうかどうか、幸せになって欲しい。
いつか人生のパートナーを見つけて、ウエディングドレスに身を包む時。
はじめての我が子を誇らしげに胸に抱いた時。
たとえ姿が見えなくなっていても、いつもそばにいて、ずっと全力で見守っているからね。
そう、このnoteのタイトルを頂いている、マンマミアのメリル・ストリープみたいに。
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