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パニック障害を乗り越えて伝えたいこと

経験しないとわからない”パニック障害”にいま苦しんでいる人に、わたしの経験をシェアしたいと思います。

わたしは2019年5月末に突然パニック障害になりました。

すぐに心療内科に行きましたが、具体的な治し方は教えてもらえず、抗不安薬を処方してもらっただけでした。2錠発作時に飲みましたが、薬が切れた後の更なる不安感が嫌でやめました。

そして、訳のわからない、治し方もわからない状態で4ヶ月過ごしました。栄養をとって少し休めば治るだろうと思ったのに出口が見えません。なぜなら少しずつ良くなってきたと思い行動してみたら発作を起こす。こわくなってまた家に泣く泣くこもるということを1ヶ月単位で繰り返していたからです。

発症から4ヶ月後、家族が薬に頼らず治療する臨床心理士の先生を見つけてくれました。その先生にパニック障害の仕組みを教えてもらい、社会の中で再び自由に生きていけるようコーチングをしてもらいました。そのおかげですぐに電車に乗れたり、発作が起きても対応ができるようになりました。

そして、自由になっただけでなく、生き方や在り方が変わりました。漠然と憧れていた生き方ができるようになったのです。それまでの会社員でいるのが安泰だからという思い込みから解放され、好きな時間に働き、好きな時間に好きなことをするという生き方、そして自分のどんな感情も出来事も受け入れ、今を生きるという在り方です。

イージーな夢物語ではありません。病気になって、どん底まで落ちました。生きることが大げさではなくむずかしいと感じ、たくさん苦しみました。その苦しみから解放されたい、なぜ生かされているのか知りたいという欲求がこの病気のおかげで生まれたのです。それで先生のコーチングと色々な本からヒントを得て、実際経験し気づきを得て、自由になれたのです。

パニックという言葉さへも口にしたくなかったのに、いまはこの病気に感謝をしています。この病気にならなければ今のわたしはなかったからです。

次回から具体的にお話ししていきます。





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