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【ALBUM REVIEWS】

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記事一覧

「iri Plugless Tour Live at昭和女子大学 人見記念講堂」iri(2024)

去年発表された「Season」の歌詞がチバユウスケみのあるものだったので、気になっていた。ダ…

鮭 it off
2か月前
4

「ONE MORE TIME…」blink-182(2023)

絶賛PUNKSPRINGが開催中で、zebraheadにSUM41も単独公演もありとメロコア直撃世代としてはそ…

鮭 it off
2か月前
4

「THE GREATEST UNKNOWN」King Gnu(2023)

キングヌーのような緻密で反カラオケな音楽がこれだけ売れた事は、やっぱり頭が良い人が作る…

鮭 it off
2か月前
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「羊文学Tour 2023"if i were an angel,"2023.10.13」羊文学(2024)

 ポップスど真ん中へ進んでいくと思いきや、昨年リリースされた「12 hugs(like butterflies)…

鮭 it off
3か月前
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「Prelude to Ecstasy」The Last Dinner Party(2024)

鼻の中が揉みくちゃだ。今年は2月の中旬頃から既にやばかったが、昨年公害レベルと恐れられた…

鮭 it off
3か月前
4

「Millennials」The Snuts(2024)

 Arctic Monkeysの「Favorite Worst Nightmare」とThe Libertines(4月のニューアルバムが本…

鮭 it off
3か月前
4

「NOT LEGEND」OZROSAURUS(2023)

 邦ロックにいる文系ど真ん中タイプのミュージシャンが、HIPHOPにはいないのはなぜだろう。言葉の情報量で言えばHIPHOPは文系と馴染みそうなものだけれど、実際は馴染まない。それはロック以上に差別と偏見をガソリンにしてきたHIPHOPのルーツがあるからかもしれない。ロックがここではないどこかへ、遠くへ、というロマンチックやファンタジーを持つのに対して、ヒップホップはこの厳しい現実をどうにかしなくではいけないというリアルな切迫感を持つ。他意無く言えば、空想をラッパーは必要とし

「the record」 boygenius(2023)

仕事で組織作り、チームビルディングというものに取り組んでます。結果を出すために集団を効…

鮭 it off
3か月前
4

「Council Skies」Noel Gallagher's High Flying Birds(2023)

SMASHはそろそろ真剣にラインナップの情報漏れに対して損害賠償請求を考えた方が良いと思う。…

鮭 it off
3か月前
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「RUSH!」Maneskin(2023)

マネスキンにハマっていない。ロック復権のトリガー的存在だったからディスりたくないのだけ…

鮭 it off
3か月前
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「Wall of Eyes」The Smile(2024)

もうこのまま活動を終えても良いのではないだろうか。松本人志の話ではない。レディオヘッド…

鮭 it off
3か月前
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「Gentle Confrontation」LORAINE JAMES(2023)

去年リリースされたロレインジェイムスの作品を今でもしっかり聴いている。今年はしばらく聴…

鮭 it off
4か月前

「Saviors」GreenDay(2024)

リリース前にDookieとAmericanIdiotの全曲ツアーを今年やるという告知が流れ、新しいアルバム…

鮭 it off
4か月前
2

「らんど」ZAZEN BOYS(2024)

早くも今年の個人的アルバムオブザイヤーに選びたくなる作品がリリースされてしまった。筆者はナンバーガールは再結成時に一度だけライブを見る事ができたのだが、4人のシンクロ率と演奏技術は驚きであり、(オーディエンスの熱狂にも)巷では解散前よりもキレが増していると言われていた。その流れを踏まえると、今回傑作が生まれたのは必然かもしれない。ポストパンク、マスロック、ファンク、ハウス、ハードロック、いくつもの架け橋の交差点でありながら衝突せずに一貫してZAZEN BOYSの楽曲に昇華さ