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RubyKaigi体験記1日目

はじめに

こんにちは!マイベストです!
マイベストでは、mybest BlogKaigi 2024と題して4月15日からエンジニア全員でブログ連載を行ってきました。
RubyKaigi 2024のスタートに伴い、本日からは体験記という形で、3日間連載をしていこうと思います。

改めまして、2024年5月15日 ~ 5月17日に沖縄県那覇市で開催されたRubyKaigi 2024 に参加してきました!
1日目である本日は、3名の体験記を掲載します!

ブース前での集合写真

体験記

マイベストのフロントエンジニアをしております、tkeita1024です。
去年初めてのRubyKaigi 2023に参加してから、今年で2回目の参加となります。

記念すべき1回目のセッションではWerid Code(奇妙なコード)というタイトルで始まりました。
タイトルの通り、書いたコード自体が動くようになっているのを見てとても驚きました。
実装に関しては、難しいことで理解するのが追いつかなかったですが、こういうことも実現できるということを知り、改めてRubyはすごいプログラミング言語だと思いました。

その後は昼休憩となっていたので、同僚のエンジニアと一緒にお昼を食べに行きました。お昼はJUMBO STEAK HAN’S 本店に行き、ステーキをいただきました。とても上品な味わいで、東京でもなかなか食べられない味でとても美味しかったです。沖縄に行ったらぜひまた行ってみたいと思いました。

今回いただいたステーキ

お昼休憩の後は、セッションが多く開催されていてどれも面白そうな内容でした。今回は、あまり名前空間について理解していなかったので、その勉強も込めてSatoshi Tagomoriさんの「Namespace, What and Why」が印象に残りました。

Rubyの名前空間についてのセッションは、非常にわかりやすく、実用的な内容でした。名前空間の基本的な概念から始まり、その利点と実装方法について具体的に説明されていました。特に、名前の衝突や定義の衝突、バージョンの衝突を避けるために名前空間がどれほど重要かがよく理解できました。

また、名前空間の実装方法について、既存のgemを変えずに利用できる"on read"のアプローチと、新しいコードを書くときに名前空間を宣言する"on write"のアプローチが紹介されていました。実際的な観点から、"on read"方式が現実的であるという提案も納得できました。

名前空間を活用することで、アプリケーションやライブラリのコードを整理し、他の部分への影響を最小限に抑えながら、複数のアプリケーションで同じコードを使用することができるという点が特に印象的でした。今後、アプリケーションごとに名前空間を扱うことで、より効率的な開発が期待できると感じました。



マイベストに24卒で新卒入社したucchiiiです。
RubyKaigi 1日目の参加レポートを書きます。

私が今日一日で最も印象に残っているのは、kokuyouさんの「Let’s use LLMs from Ruby ~ Refine RBS types using LLM ~」というセッションです。

このセッションは、Rubyで用いられるRBS型推測をLLMにやってもらったらどうなるのか?という検証に関する内容でした。

大学時代にMLを研究していたり、マイベストでのインターン時代にGPTsの開発に携わったりと、以前からLLMとの接点があった私にとっては、非常に身近に感じられる内容でした。

RBSの生成手法にはprototype rb base、prototype runtime base、Typeprof base を、LLMには一般に公開されているOpenAIのGPT、AnthropicのClaude、OllamaのCodeGemmaを使用し、各システムを組み合わせて性能を評価していました。

結果としては、GPTが比較的高精度で型推測を行うことができることがわかりました。一方で、従来のRBSの型推測システムと同様、一度で完全な型推測を行うことはできず、発生した型エラーを見ながら修正していく必要がある、とのことでした。

しかし、これはあくまで一般に公開されたLLMをそのまま利用しているに過ぎず、FineTuningを行ったり、学習データを増やすことでより高精度なシステムを形成していけると感じました。

RubyKaigi 1日目は、セッションの聴講をメインに行動しました。
RubyKaigiには多くのスポンサーブースがあるので、明日以降はセッションを聴きつつ、様々な企業のブースを巡って他社のプロダクトやサービスについての知見を深めていきたいと思います。

【余談】
お昼には、会場近くにあるBLUE SEALでブルーウェーブ フレーバーのアイスをいただきました。国際通りで食べるBLUE SEALのアイスは、沖縄本島初上陸の私を一気に沖縄の世界へと誘ってくれました。沖縄に来た際にはぜひ食べてみてください!


24新卒のゆーだいです!
昨年初めてRubyKaigiに参加し、今回は2回目の参加でした。
昨年度は、Rubyを使い始めたばかりでの参加だったため、馴染みがないものばかりでしたが、そこから1年が経ち、今回は親近感が湧くような話も少しあるなと感じました。(ただ、基本的には、普段業務で意識しない部分の話が多いので、「へぇ〜」ってなってばかりですけどね!)

例えば、”Exploring Reline: Enhancing Command Line Usability”という発表では、普段何気なく使っているCLIでのテキスト入力の話が題材でした。

この発表では、Relineというコマンドラインエディターが「どのように動いているのか?」を、”Undo機能”を題材にして説明されていました。
発表内容のPRも紹介されていました。

「OSSへPR出してみると勉強になる」といった話はよく聞きますが、実際にそれを行うとなるとハードルが高く感じますよね。いきなりPR見に行っても、前提知識がなかなかないため「うーん、なんとなくわかる気もするけど分からない。」みたいな状態になりがちかなと思います。
しかし、今回は発表を聞いた後に、そのPRを見ることができるため、「なんとなく分かるぞ、、、!」というふうになり、OSSを少し身近に感じることができました。

発表だけでなく、ブースも盛り上がっていました!
Timeeさんのブースでは、キングタイミンがみんなにチヤホヤされてました。(連れて帰りたい!!)
メドピアさんのブースでは、ガチャガチャをひくことができ、なんと20個しかないシークレットを当てることができました!!
まだ、行けてないブースもたくさんあるので、楽しみです!

ブースの様子

明日明後日とRubyKaigiは続くので、いろんな人と話したり、セッションを見たり、引き続き楽しみます!

おわりに

1日目のRubyKaigi 2024はとても充実した一日でした。技術的な学びはもちろん、他のエンジニアや企業との交流もあり、非常に刺激的でした。Rubyという言語の奥深さや可能性を再認識することができました。

明日以降も沖縄の美しい風景や美味しい料理を満喫しつつ、学びを深めていきたいです。

最後に弊社が企画したドリンクアップイベント「ゆんたくNight」の様子をご紹介して、RubyKaigi 1日目の体験記を終わりたいと思います。
RubyKaigi 2日目の体験記もあるのでお楽しみに。

ゆんたくNightでの集合写真