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#178 「私は、こういう風に生きていきたい」っていう話を読むと泣ける

2022.10.21.
これはなんと…6月頃の下書きから発掘した記事である。

これまでいくつかの記事で「私って何がしたいんだろう〜」と考えてはまとまらず、ぐるぐる考えが頭を巡っている話を書いてきたが、だからこそ人様の「進むべき道を見つけた話」に感動してしまう。

なので、ちょっとご紹介。




★ブログ「うちのひふみよ」より、「長男の進路」シリーズ

高知で4人の子育てをしているMOTOKOさんの育児ブログ。(上の子から順番にひー、ふー、みー、よーと表現しているので「うちのひふみよ」である。)

プロフィールを読むと、どうやら元は関東に住んでいて、その後高知に移住した方らしい。絵も可愛いのだが、MOTOKOさんの目線がステキだなあと思いながら時々読んでいる。



たくさんあるお話の中、気になったのは長男ひーくんの進路決定の話だ。

中学→高校までの道のりと、高校→その後までの道のりと両方描かれている。インスタでこの話を見つけ、更新を楽しみに待ちながら読み進めた。

30話でどうやっても泣いてしまう!

人の「自分はこれがやりたい」っていう意志を感じる瞬間って、胸熱だなあ。

読んだことないという方、ぜひ読んでみていただきたい。





★さくらももこさん「ひとりずもう」

皆さんご存知さくらももこさんのエッセイで、特に好きなのがこの「ひとりずもう」である。

もともとエッセイだったものがコミカライズされたもの。私が持っているのは漫画版の方である。この作品は、さくらさんの小学校〜中学・高校・短大〜漫画家デビューまでを描いたもので、ちびまる子ちゃんのその後とでも言えばよいだろうか。

漠然と「漫画家になりたい」と思っていたさくらさん。高校卒業後の進路を考えるにあたり、その願いを叶えるべく初めて少女漫画を完成して「りぼん」に投稿。が、賞にかすりもせずBクラスという結果に。そこで、夢をあきらめるのだ。

矢沢あいぐらいうまくないと、少女漫画ってムリなんだ…

あーあ、なりたかったな…。
なりたかったな…。

美人じゃなくても、天才じゃなくても、お金持ちじゃなくても、他に何もなれなくていいから、漫画家になりたかったな…

夢なんてそんな簡単に叶うはずない…
でも、終わるのは簡単なのかもしれない…
ひとりずもう(下)/第29回「遠い夢」

その後、「普通の暮らし」というものを目指して短大に行くことを決意するさくらさん。その受験のために作文の模擬試験を受けるのだが、そこで書いたエッセイが高く評価される。

私…エッセイってもしかしたら得意なのかな。

エッセイを漫画で描いてみるのはどうだろ。
絵も少女漫画じゃない絵に変えて描けば…

それを思いついた時、こんなボロくて狭い風呂場に、夏の光がいっぱいさしこんで、風呂場全体がキラキラ輝き始めた。

私は…人生が変わるかもしれないという予感がした。

私は漫画家になりたい。
他の職業じゃなくて、漫画家になりたい。
……うん、きっとなれる。
ひとりずもう(下)/第33回「予感」

これも、何度読んでもここで泣く〜〜〜!





これ、2つとも漫画家さん関係のものだからきちんとエッセイだったり漫画として残っていて読むことができるのかもしれない。

こんな風に誰かの
「私は、こういう風に生きていきたい」
という気持ちに触れられる作品は、本当に読者に勇気を与える。

もし、オススメの「私は〜」作品があったら、ぜひ教えていただきたい。





#教員エッセイ
#ひふみよブログ
#ひとりずもう
#小学校教員は小学生のときからの夢


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