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起立性調節障害と診断された息子の友達のこと

中2になって、クラス替えがあった。近所の子や1年生の時、同じクラスだった仲良しさんなど、「この子と一緒のクラスになれたらいいな…」と息子が話していた子が15人くらいいたのに、その中で同じクラスになれたのは同じ部活の男の子一人だけだった。ちなみに、クラスは全部で4クラス。
去年も「一緒のクラスになれたらなぁ…」と話していた子と一人も一緒になれなかったので、息子の運命はそういうものかもしれない。
「でもさ、その方が新しい友達増えるかもしれないし…」と息子の切り替えは早かったけれど、なんとなく、同じ部活の男の子が一人いることに、私も息子もホッとしていた。

ところが、である。1学期が始まって1週間くらい経ったころだったか、その友達が続けてお休みをした。「あれ?どうしたんだろうね?風邪かな?」なんて息子と話していた。数日後に訊いたら、「今日は遅刻だった。でも、午後に帰った」「今日はまた休みだった」みたいな日が続いた。数日、普通に来られた日もあったので、「やっぱり体調不良だったのかな?」と思っていたら、その後、しばらくしてまた連続してお休みに。

そんなタイミングで部活の保護者会があり、お母さんとお話したら、起立性調節障害と診断されたとのこと。薬を変えたら良さそうなので、それでいい方向に向かうといいな…と思っていると話してくれた。薬が合ったなら、良かった…とホッとしていたのだけど、GW明け、結局まだ1日も学校に来られていない。私でさえ、こんなにドキドキヤキモキしてしまうのだ。ご両親の焦りや不安を思うといたたまれない。私は同じ年代の息子の親なので、ついつい親目線で考えてしまう。

でも、「学校に行けない自分」と闘っている本人は、もっともっと辛いのだと思う。行きたい、行けない、行かないと親を心配させてしまう、でも行けない、なんで行けないんだ、行きたいのに、、、いや、今日こそ頑張って行けばいいんじゃないか?いや、ダメだ。やっぱり行けない。。。そんな自問自答の繰り返しなのかもしれない。…書いているだけでしんどいのだから、本人のしんどさは計り知れない。

今日も彼はお休みだった。無理をしないでほしい。体がつらいなら、ゆっくりと休んでほしい。自分を責めないでほしい。少しでも楽しめることや心が晴れることに時間を使ってほしい。心からそう思う。

今後もし、息子に同じ状況が訪れることがあったら、このnoteを思い出して読もうと思う。きっと、我が子の時には、そんな風に考える余裕はなくなってしまうとは思うけれど、きれいごとに聞こえても、頭の片隅に置いておきたい。


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