見出し画像

母の卵焼きは甘めだった

小さい頃から卵が大好きで、今でも毎日必ず卵を食べる。

幼稚園から中学までは給食だったので、お弁当を食べる機会は月に1回程度。
高校に入ってからは、親元を離れていたので寮食を食べていた。

母のお弁当を食べた機会はそんなに多くないはずなのに、お弁当の記憶ってすごいある。幼稚園の頃はキャラ弁を作ってくれたし、小学校に入ってからは2段弁当になっていた。

その中でも大好きだった卵焼き。
母の卵焼きは甘めで、子供の頃はしょっぱい卵焼きをほとんど食べたことがなかった。

甘いのが当たり前だった。

大人になって、ご飯屋さんでだし巻き卵を食べて、家でもだし巻きを作ることが多いけど、久しぶりに甘い卵焼きが食べたくなった。

昔、母に「卵焼きに何入れてるん?」と聞いていたので、卵と砂糖とみりんとちょっと白だしを入れて作ってみた。
甘い卵焼きは、焦げやすくて作るのが難しい。
母が作るときは、焦げがなく、でも生でもない状態でお弁当に入れてくれていたことに、改めてありがとうと思った。


母の味一つでいろんなことを思い出せるのって、やっぱり愛情を持って育ててくれてたからなんだと感じることができた。
(noteに書きながら、その感情があることに気づいた)

もう少しで母の日。これまで母の日に何もしてきてないけど、今年は初めてお花とコーヒーでも送ろうかな?
ずっと行きたいと言っているランチにも一緒に行こう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?