あなたっていくつなの?
もうすぐ誕生日がやって来る
自分の年齢について深く考えることはないが、生まれた年の映像などはずいぶんと昔を見ているようなものばかりで愕然とする
事実を受け入れなければいけない
『あなたこそいくつなの?』な、土岐麻子の曲がラジオでかかって思い出す
音楽は、いろんなことを思い出させる
少し前、久しぶりにご一緒した女性の、その変わらない若々しさに驚き、変わらない明るさに、お鮨も美味しくとても楽しく過ごした事を
↑『ごちそう』と言われれば、お鮨
ここでご馳走になった!イエイ!
美味しい”つまみ“に続いて“握り”をたいらげ、ビールもゴクゴク、至福の時を過ごした
”ジャケ飲み“で『船中八策』(ブルーのボトル)『酔鯨』(フランスのグラスのような深い青のボトル)を少し頂いたが、まだ日本酒の美味しさがわからない
もったいない
楽しい時間を過ごしているのに、年齢の話になる
私は人の年齢がわからないし、おおよそとか大体も見当がつかないのでこの話題になると大人しくしておく
何かの事件の目撃者になったとしても、『何歳ぐらいの人?』証言を求められても正しく答えられないのではないかと日々怖れている
女性は特にわからない
カップルのような親子、姉妹のような母娘、『ママ』ではなく『ばあば』と呼ばれる女性に、こっそり驚くわたし
困ることなどないし、気にならない人にとっては心の底からどうでも良いと思うけど、続ける
わからないからと言って、若く言っておけば良いということでも無い
話が前後するが、このお鮨屋さんは長年の修行の後、独立され昨年12月に開店されたとの事
同じ歳か、下くらいかなと思っていた大将は50歳とおっしゃっていた
誤差7歳、これは許容範囲かしら?
『長年修行した』言うてるのに、若く見えたのは失礼?
うーむ、わからん
冒頭の、ご一緒した女性も、年齢を聞き『ええ!若いな!』と思ったが、抑え気味に驚いた
以前、本当に驚いたとき『年齢聞いて、その返しって見た目より年食ってんなって言うことでしょ?』みたいな事を言われてから、ちょっとこわい
他にも、何となく答えた誰かの年齢について『まさかとは思うけど、私とあの人が同じ歳とか思ってんの?!』と言われたりするから本当によく考えてから答えなくてはいけないが、よく考えた上でしくじるのでこの話題にはなるべく参加したくない
ついでに言うとそういう人ほど平気で±5歳くらいまとめて『自分ら同世代やろ?』と口にする
「世代」の捉え方は様々なので、そのとおりです
子どもの頃は、干支を尋ねては『男が大人しい年や』、『女ばっかり気の強い年』、我々の学年は『”さる年“やからホンマにやかましいわ』とか言われて、干支で話するて年寄りくさいと思っていたが、今では自分もそれに近い話をするようになり、若い人からは同じように思われているのかもしれない
実にしょうもない話だけど時に少しだけ切実で、少しだけ気を遣う場面にごくたまに遭遇する、年齢のおはなし
『じゃ~ん、これいくらでしょーか??』と買い物したあとのお値段あてと同じくらいしょうもなくて、くだらないおはなし
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?