STAY GOLD━輝き続ける
音楽家や芸術家、ジャーナリストがこの世から姿を消してもそれらの遺した作品や思想が輝き続けるとか、私はいつもどんな時も輝いていたい!とか、そんな美しい話や格言めいた話ではない
実にくだらないお話
ズバリ、カメムシの死骸(多分死んでる)の観察について
ここは、四条寺町にある藤井大丸というおしゃれな百貨店の地下へと続く階段の踊り場
ここを降りると右手に靴修理『ミスター・ミニット』、左手に藤井大丸地下食料品売り場『タベルト』がある
小さい時、すぐそばに母の実家があったので、1年に何回か、お盆とお正月とか、母の姉のところのいとこ姉弟と、藤井大丸の1階にあったマクドナルドにお昼ご飯を買いに行くのがとっても楽しみだった
イートインのない、銀行窓口のようなお店で、お店の前にちょっと食べられるカウンターが柱についていたような気がする
普段は食べさせてもらえないマクドナルドをあんなに楽しみにしていたのに自分が何を食べていたかは覚えてないが、祖母・伯母・母からはフィレオフィッシュを買ってきてと言われ、いとこのお兄ちゃんが『オバサンたちはいつもこれや』と笑っていたことだけ覚えている
うんと前に1階玄関東側の思い出のマクドナルドはなくなり、どこの階に行ってもおしゃれな若者でいっぱいの百貨店となっている
地下の食料品を買うだけに、すっぴん眼鏡で今やおしゃれすぎる、そのニュー藤井大丸の正面から足を踏み入れるのも躊躇われるのでこの階段をよく使う
昨年の夏から気になっていた、あの左上の、点
↑ 2024年、5月1日の写真
生きているかのようにツヤツヤグリーンのカメムシ
カメムシといえば、昨年頃から大発生の話題を耳にしたし、会社のお手洗いや、マンションのベランダでもたまに遭遇するし、レモンを育てている同僚は恐ろしい数のカメムシに頭を抱えていた
↑ こちらは昨年9月に撮ったもの
ものすごい強風なんかにもびくともせず、この場所にもう何ヶ月も変わらぬ輝きのままいるのだ
気になって気になって、月に1回以上は確認しにいく
そういえばうちのベランダで見たカメムシも感触はヒカヒカだったが色艶はよくピカピカしていた
生きているからツヤツヤで、死んだから色がなくなるわけではないということを知る
散歩や買い物が四条河原町に偏りがちなのは、この姿を確認したいからかもしれない
Hi-STANDARD、宇多田ヒカル、BTS、徳永英明の曲を頭に思い浮かべながら。。。
(※掃除、ちゃんとしてんのかっていうクレームとかではないですからね
お掃除の方も、そのツヤツヤとした輝きから、『まだ生きているのではないか?』と思われてるかもしれませんし)
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