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子どもの読書習慣

4月23日5月12日の20日間は子どもの読書週間だそう


烏丸通りの五条通りの南へ少し行くと磯貝装束店というお店がある

お隣は立ち呑みもやっておられるお酒屋さんがあり、そのお隣はセブン-イレブン

その近くにも『サントレス』というスペインバルや、横断歩道を渡ると『お酒の美術館』(←烏丸三条文椿ビルヂング店がめちゃくちゃおすすめ!)もあり誘惑だらけ

この装束店の前はいつも興味深いポスターやなんかが貼ってあり、ガラスのショーケースのような場所には獅子舞、その前に絵本がたてかけてあり、足を止めて眺めてしまう

4月23日『子ども読書の日』
シェイクスピアとセルバンテスの命日!

この他にもKYOTOGRAPHIEの、〈写真家 甲斐扶佐義『路上のパリ』のポスター〉(甲斐扶佐義さんと言えばカレーが美味しかったので何回か行ったが2回と同じカレーを食べられなかった『ほんやら洞』、『美女365日』でおなじみ)や、絵本の本屋さん、絵本の紹介など色々楽しい

子どもの頃から、本を読む事は特別なことでもやらされていることでもなく、あるから読むという習慣的なもの、さらにいえばどちらかというと『好きな事』だった

いとこやご近所の人からのお下がりや、幼稚園で毎月購入したものなど沢山あり、大学の「児童文学」の講義に出てきた小川未明、あまんきみこ、松谷みよ子もあったし、大好きな寺村輝夫や中川李枝子なども繰り返し繰り返し読んだものだ

本を読みなさいと言われたことは1度も無い

姉に至っては歩きながら読んでいた事がバレて『危険すぎる!』とこっぴどく叱られたり、テスト前や受験前は押し入れの奥に隠されていたこともあるほど本を読んでいた

父は楽器や植木の本、母は料理や編み物、推理小説などの本を沢山所有していたし、姉も私も欲しい本は割と充分に与えてもらっていたように感じるし、「家に本がある」環境でなかったなら、私は本を読む習慣がなかったのではないかとも思う

お年玉をもらったら姉と連れ立って本屋さんに行って本を買ったり、ゆとり教育の手前の週休2日の週(第2・第4土曜日)は図書館に行き夢中で読みふけって長い時間過ごすことも多かった

残念ながら、知識が豊富になったとか、読解力や文章力、語彙力が特別に身についたわけではないが、本をたくさん読んできたことで、新しく見たもの知ったはずのものに、ごくたまに既知の事とつながる瞬間や広がる瞬間があるように思えることがある

そういう、ほんの一滴の喜びや感動は、宝物

得ようと必死になって得たものではなく、習慣となっていた読書が与えてくれた、宝物

大人になってからでも遅くはないし、読みたくないというのに無理に読ませる必要もないと思うけれど、面白い本や綺麗な絵の本、外国のもの日本のもの、勉強になる本、勉強にはならない不思議な事ばかり書いた本、などたくさんの本に触れることに、何か悪いことなんてひとつもないと、私は思う

友人の子どもが小さかった頃は遊びに行くときは本をお土産に悩んで選んで持って行った

せがまれれば、声を変え、顔を作り、求めに応じて何度でも読み聞かせをしたり、指さしながら一緒に読んだりした

幸せな時間。。。

今は、少し大きくなりそれぞれの好みがわからないので、喜んでもらいたい一心で金や銀ばかりとか恐竜や昆虫、アクセサリ―を折れる変わり種の折り紙を提げて行く

風強すぎてもつれ合う、鯉

全然読まないよりも読んだらええのにな〜と、窓際でコーヒー飲みながらちらりと思う『こどもの日』




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