ishikoro2163

ishikoro2163

最近の記事

『機嫌のいいチームをつくる』吉井理人

最近読みました。 主体性とは何か、を再考する機会となりました。 チームづくりや育成に関して参考になる本だと思いますので、是非、手に取ってみてください。 ここでは、私が気になったところを中心に感想を書きたいと思います。 『機嫌のいいチームをつくる』の感想3点1.自主性より主体性 これが、著者の一貫したメッセージです。 この主体性を語る中で、自主性との違いが強調されます。 自主性は一見悪いことのようには見えませんが、例えば、スポーツ選手の場合で考えると、自主性が発揮された

    • 練習試合を間近でみて

       スポーツ心理学的には、試合の中で自分がやるべきことに意識を集中投下できれば、余計なことにエネルギーが消費されないので、自分のポテンシャルが発揮され、良いパフォーマンスが出やすくなると言います。また、結果に一喜一憂しなくてもいいので、失敗を気にせず、どんどん挑戦行動を起こすことができ、改善データが集まりやすくなるとも言います。自分の成長にもつながるんですね。逆に、結果を気にしたり、「いいところで一本出したいなー」といった漫然とした目標を考えるだけでは、良いパフォーマンスは発揮

      • 『浄土真宗』から学べること

        最近、自分の家系が代々、浄土真宗を宗派としていることがわかった。『南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏』の仏教だ。これまで三十数年生きてきて、あまり宗教を意識したことはなかったが、実際に僧侶の方と話をしたり、開祖である親鸞聖人のことを調べていくうちにライフスキルを学べる思想だなと感じた。今回は、書籍『冒険の書 AI時代のアンラーニング』(著:孫泰蔵)と書籍『図解 歎異抄 たよる まかせる おもいきる』(著:齋藤孝)を参考に、浄土真宗から学べることをまとめてみる。 「悪人正機」と「他力

        • 高校生は「振り返り」から何を学ぶのか

          某高校硬式野球部向けの「思考訓練」講座が終了。今回のテーマは「振り返り」。1年の振り返りと新年の抱負をノートに書き込む。しかし、どうも感想文っぽくなってしまい、どこか具体性に欠く。私の高校野球生活を思い返してもそんな感じでした。それもそのはず、学校や部活でも「振り返り」の意義ややり方って教わった記憶がない。私自身、仕事をし始めて振り返りの方法を学んだり、効果を実感したのです。だから今回は振り返りの型を使って思考力を磨く場を野球部員のみんなに提供できないか、とそんなふうに思った

        『機嫌のいいチームをつくる』吉井理人

          高校生もビジネスパーソンも悩みは一緒!?

          某高校硬式野球部3年生向けのキャリアデザイン講座、全3回が先日終了。 みんなのこれからの行動の指針になる大事なこと(価値観)を中心に、どんなスタンスで自分という車を操縦していくのか、少しは考えてくれたようで有意義な時間を過ごすことができた。これでみんなと会うのは最後かもしれない。他にもみんなに価値提供できることはないか、無意識に尋ねていた。 「学年には多くの生徒がいますが、それぞれの価値観はバラバラ。それは尊重したい。でも、そのような人たちをまとめていくためにはどうしたらい

          高校生もビジネスパーソンも悩みは一緒!?