ムスカリ

田んぼが広がり、鳥のサエズリと小さな子供たちの声に囲まれた田舎に住む主婦です。 愛おし…

ムスカリ

田んぼが広がり、鳥のサエズリと小さな子供たちの声に囲まれた田舎に住む主婦です。 愛おしい孫のお世話も介護もやりながら、今までの経験と日々の生活のなかでの気づきを記録しておきたいと思っています。

最近の記事

エアコンが神様

先日、エアコンを買いまして、取り付け業者さんが来てくれ、工事してくれた。 10畳用から14畳用にしたため、エアコンが大きくなって、穴を空け直したり、100Vから200Vに変わったため、けっこう大掛かりな工事となった。 お二人で来て、手際よく工事は始まった。 工事が中盤に差し掛かると、工事業者のお兄さんがうちの近所の人らしく、話しかけてくれ出した。 「ここから、小学校遠いよね」 から始まり、いつしかこういうお客は気に入らないという話になった。 『お客様は神様だ』と思

    • 寒い梅雨に何をするか?

      蒸し暑いと感じる梅雨もあろうかと思うが、今はまだ梅雨は寒いと感じる。 そんな時、大体布団に潜って寒さを凌いでしまう。 すると、大抵はスヤスヤといつのまにか眠ってしまうことになっている。 起きた時、決まって体がだるい。 どうせなら、スッキリすればいいのになと思う。 梅雨は、洗濯に困る。 大抵は、部屋干しなのだけど、今までは扇風機で乾かしていた。 エアコンの除湿は、冷房より電気代が高いっていうし、寒くてイマイチ使う気になれない。 結局、いつも通りファンヒーターを朝

      • 施設選び

        私の案としては、すぐさま『老健』があがった。 老健でリハビリすれば歩けるようになるかもと期待はあった。 しかし、つい最近までおお叔母の介護をしてきた叔父に相談すると、「老健はすぐにでないかんでなあ、、、」と具体的ではないようなことを指摘された。 きっと、母の状態をみて、もう歩くのは無理だろうと判断したのだろう。 ケアマネ(ケアマネージャー)さんが提案してくれた施設は、サービス付き高齢者住宅だった。パンフレットを持ってきてくれた。 地理的に父が見舞いに行きやすいところ

        • 抗がん剤治療の中止

          「もうこうなってまってはなあ、、、、」 医師は50代くらいで、白いものの混じった髪、優しそうな顔立ち、そして温厚な口ぶりの方だったけれど、その口から洩れたこの言葉は、冷たく感じた。 母の脚は突っ張ってしまい、車いすに座っていても、曲げて座ることができなかった。そういう人のための金属の脱着可能の支えが取り付けられ、車いすに座り足を延ばした状態で移動する。 その足を見て、医師は「動かさないかんよ」といった後、母は、「しびれて歩けん」という。 医師は。少し考える素振りをして

        エアコンが神様

          箒(ほうき)のメリット

          前の記事にも書いたが、私は片付けが苦手で、よって掃除も物があふれているので、あまりしないという悪循環に陥っている。 週に1回ほどかける掃除機もダイソンのスリムタイプの7万円したいいものを使っているが、これを買っても別段綺麗好きになるわけではなかった。( ある方の記事を読んで(すいません、お名前が出てこない)、わたしの中の常識が変わった。 その方は前職確か新聞記者だったと思うのだが、退職されて今までの生活を維持できなくなり、昔ながらの生活に変えたという。 冷蔵庫なし、炊

          箒(ほうき)のメリット

          水やりで気づいたこと。(子育て)

          朝6時半に目覚める。 携帯電話にセットしてあるアラームがなるから、、、 昨日の睡眠時間は、6時間ほど。 朝なのに身体が重い、 昨日青汁を飲むのを忘れた。そのせいかもしれない。 部屋のモンステラやポトスなどに水をやる。 この子たちの必要なもの、、、 太陽、水、肥料 私に置き換えれば、 愛、金、食べ物 といったところだろうか。 無意識に、太陽の位置に『愛』と書き込んだ。 書き始めてふっと思った。 私は、子どもに一番必要なものは、『食べ物』だと思って育てて

          水やりで気づいたこと。(子育て)

          手術

          乳がんの母は、何回かの抗がん剤治療を経て、腫瘍が少し小さくなったのか?手術することになった。 手術には、父が付き添った。私は、風邪をひいてしまい、付き添いができなかった。 手術してもらったが、完全には取り切れず、、、 現在、ステージ4の段階。 そして、また引き続き抗がん剤治療が始まった。 抗がん剤の影響で手足にしびれが出るようになり、だんだん距離を歩けなくなり、銭湯に通っていた母は、お風呂に入ることがままならなくなった。 家まで母を迎えに行って、私のうちでお風呂に

          いよいよはじまった抗がん剤治療

          母の抗がん剤治療がいよいよはじまった。 朝八時半に病院の受付をすまし、まず採血をする。 次に、診察をしてもらい、白血球などの数値をみながら、問題なければ抗がん剤の治療となる。 待合で随分待たされ、やっと母の番になった。 私の抗がん剤のイメージでは、ベットに横たわって、、、というのを想像していたが、まったく違った。 抗がん剤治療の部屋は、とても広く、そこにリクライニングチェアーが20脚ぐらい壁沿いに並び、それはカーテンで個別に仕切りがされていた。真ん中には、看護師さん

          いよいよはじまった抗がん剤治療

          「抗がん剤はやりたくない」

          母は、乳がんだった。 胸にできた、赤いおできはそのときかかっていた帯状疱疹だと思ったらしく、発見が遅れた。 医者もやぶだったんだ。 別な個人病院で診てもらうと、私ではわからないので大きい病院で診てもらうよう勧められた。 母は、1人で総合病院を受診した。 家族の人に来てもらうよう医者からいわれ、父が付いていった。 乳がんだと告知され、抗がん剤治療をすると言われた。 その後、わたしに「こういうことになっているから」と父から連絡がきた。 母は、近所の人から抗がん剤は副作用

          「抗がん剤はやりたくない」

          やらないことが、救いを生む

          現在55歳のわたしが、義理の両親のお世話を始めたのは、もう10年くらい前。 はじめは、料理をするのがめんどくさくなった義母に、手料理の肉じゃがとかきんぴらとか少し手のかかる料理を作って、近くに住む義両親の家に持っていくことがきっかけでした。 いつからか義母は、家事をほとんどしなくなり、義父か作り始め、そのころからは、1週間に1度ほど2人分を2食分ぐらい3品作って持っていく日々。 好き嫌いもあるし、やわらかいものしかダメで、これがけっこう大変でした。 その後、義母は転ん

          やらないことが、救いを生む

          祈りについて(信仰とか、、、)

          独身の時、ほとんど信仰心はなかった。 けれど、受験の時に、神社に行って神さまにお願いしたことは鮮明に覚えている。 無事、合格できた。 けれど、別段心の底から信じているわけでもなかった。 私が神社に行って、神さまに祈りだしたのは、子どものことで悩んでいるときに、教育関係の偉い先生から、「神社効くよ」と教えてもらってから、、、その先生の言葉なら信じられる。 それからというもの車で30分ほどかけて、大きな神社に行き、毎月祈るようになった。 半信半疑だったけど、自分の中の

          祈りについて(信仰とか、、、)

          やってしまえば、はやい

           シンクの洗い物の山を横目でみて、その横を数回素通りした。 その間「やろうかな」と何回か思った。 けれど、病み上がりのわたしは、身体が本調子ではないことを理由に先延ばしした。 思えば会社員時代、身体の調子が悪くて会社に出勤しなかったことなど、熱が高いときしかなかった。 しかし、家事は主婦の仕事であるにもかかわらず、病み上がりだの疲れただの理由をつけながら、先延ばし中!! こんなことでは駄目だよね。 賃金の発生しない仕事はしない? そんなことないですよ、選挙の時な

          やってしまえば、はやい

          さなぎになった私(動けないとき)

          4月になって、下の孫の保育園に行きだし、お決まりの風邪で熱をだすという洗礼をうけ、私は仕事に向かう娘に代わり、孫の子守りをしていた。 もうそうなったら、私もうつるっていうのは覚悟の上、まだ1歳のしんどくてずっと泣いている孫をあやすのに必死になっていた。 そして4月末の週末、やはり私も風邪にかかった。 咳がひどく、家族にうつらないように自分の部屋にこもり、ベットに横たわっていた。 食事も作らず、洗濯も掃除もせず、ただ横になってテレフォン人生相談を耳で聞いて、薬の効力でう

          さなぎになった私(動けないとき)

          小さきもののいのち

          うちには、6年程いたフェレットがいまして、私のうっかりが原因で命を落としたものと思われます。 フェレットの【ねぎ】ちゃんは、玄関のところの一段下がった土間に、それほど小さくもないゲージに住んでいました。 ある日、玄関わきの部屋にアリさんの大群を発見いたしまして、「ぎゃーっ」となり、殺虫剤をこれでもかというぐらい撒き散らかしました。 扉を開けるとその近くには、ねぎちゃんがいたわけでして、何の気なしに換気しようと思って、そのドアを開けてしまいました。 それからネギちゃんは

          小さきもののいのち

          疲れすぎて料理が作りたくなった!

          実母の寿命が尽きようとしている。 その関係で、1日おきには施設に行き、母の話し相手になった。 余命をまだ知らされていない母は、呑気なもので、今日の看護婦さんはよかったとか施設にいる〇〇さんはあーだのこーだのという話をする。 私としては、病院の医師からあと1か月、もって2~3カ月と聞かされているので、ちょっと緊張気味に会っているのだけれど。 その加減で、精神的にとても疲れている。 いつも手っ取り早く回復したい私は、ビタミンCから始まり青汁、にんにくとサプリを手に取り、

          疲れすぎて料理が作りたくなった!

          みつめる時間

          なんか嫌なことあったとき、ちょっとかわいそうだなと思った話を聞いたときどうしますか? 自分の中で解決することができますか? 少なくない方が、自分の心の中に置いておいて、みつめる時間っていうのを持っていないんじゃないかと思います。 私もそうでした。 何か嫌なことがあると、「ちょっと聞いて」みたいな感じで、相談という名目で結局は誰かのところ荷物を少し置いていったりして対処する。 もしくは、私みたいに親に世間話として聞かされ、その感情を移されていくということに無意識のうち

          みつめる時間