ドラゴンのエッセイ 1年連続投稿してみて

 うまくいけば、この投稿をもって1年間1日も休まず何らかの記事を投稿できているはずだ。正直言うと、長かった。長かったけれども、書くネタにはあまり困らなかった。今回は1年間の連続投稿期間を振り返ってみようと思う。


① ジャニーズ事件

 ここではあえて「ジャニーズ」という言葉を使わせていただく。15年もファンをやっているのだ。大量の被害者がいて、加害者は多くの人気グループを生み出した元社長だったという事実は、俺のメンタルをかなり追い込んだ。しかし俺にはまだ救いがあった方だと思う。不定期に何回かに渡ってこの問題への意見というか、解釈というようなものを記事にすることができたからだ。
 もちろん、書いているときには苦しさもあった。不特定多数に公開する以上は、自分の意見だけを押し出すわけにもいかないからだ。さまざまな人の、それこそ「今回の件で推しを変えようと思います」というような人の意見も読んだ。案の定俺のメンタルは無事では済まなかったけれど、その結果ああいう記事が書けて、自分の中のモヤモヤも多少は整理できたのかなと思っている。

② 仲間ができる

 先日の記事にも書いたが、人生で初めてグループLINEというものを作ることができた。いわゆるクロストークというものを初めて経験している。しかもメンバーは全員なんらかの障がいを持っている方なので、変な気を使ったり使われたりすることがない。だからとても話しやすい。おそらく俺が最年少ということもあるのか、みんな俺のことを気にかけてくれる。現在の俺はほぼ引きこもりのような生活を送っているが、かろうじてコミュニケーションが嫌になっていないのは彼らのおかげが大きい。本当に感謝しています。これからもずっとよろしくお願いします!

③ 新連載開始

 俺はおそらくエッセイを書く方が得意なのだ、と気づけた1年だった。元々は小説家になりたくて始めたnoteだったが、エッセイの方が圧倒的人気を誇っている。自分としてもエッセイの方が書きやすいという認識もある。
 そこで始めたのが「差別と悪意」という連載だ。前述のように仲間もできたし、トラウマに触れるなら今だと思った。まあ予想通りメンタルはズタボロになったわけだが、グループLINEの仲間や親友のNさんの応援があって無事ここまで書けている。予告しておくと、「差別と悪意」はあと1回で一旦完結する予定だ。最後まで書くのにはもう少し時間が必要だが、どうにか今月中には仕上げようと思っている。

今の気持ちと今後の予定

 1年間休みなく投稿をしてみて、感じたことがある。「しんどい」ということだ。
 よく言われることだが、文章を書くこと自体がしんどいなら作家という仕事は向いていないらしい。だが俺の場合、辛いのはその一歩手前だ。つまり、書くためのネタを考える作業。これは現役バリバリの作家の方々もみんな「苦しい時間だ」と語っている。
 死ぬほど考えて思いついたネタを自分に今出せる最大限の力で書く。言葉にすると簡単だが、実際はめちゃくちゃ苦労する。本音を言えば、考えるということが一番疲れる。
 俺の執筆の動機は主に「フラストレーション」か「感動」である。前者は主にエッセイで、後者は推しの作品を語るで存分に発揮される。実はこれ両方とも、書けるようになるまではかなりの時間を要する。
 先日の記事でも書いたように、自分のフラストレーションが同期だからと言って感情を垂れ流すのはよろしくないと俺は思う。だから文章表現には細部まで気を使う。
 推しの作品を語るについても同様だ。こちらは自分の感動が動機になっているとはいえ、あまりにも興奮しすぎた文章では作品の魅力が伝わらない。かと言って冷めすぎた文章になれば「こいつは本当にこの作品を愛しているのか」というような意見が出かねない。熱量はどの程度がベストかと、いつも考えている。特に推しの作品を語るではお金をとっている場合が多い。これは「自分がお金を出して買ったものについてはみなさんにもお金を出してもらう。そうすることで自分はまた新しい作品を語ることができるようになる」という理念に基づいたものだ。これが自分勝手だと言われないような記事作りを、毎日心がけた。

 1年間毎日投稿という当初の目標を達成した今、改めて考えた。これからは投稿のペースを落とし、その分記事のクオリティーを上げることに注力しようと思う。もちろん、執筆自体は毎日続けるつもりだ。記事の投稿はよくて週2回程度になるだろう。つぶやき更新などで毎日投稿を維持していく可能性もあるが、気分が乗らなければ投稿しない日も出てくるかもしれない。けれども、それでいいとも思っている。ただ毎日投稿を維持するためだけに記事を更新していたのでは意味がない。今までがそうだったとは言わないが、今後はより一層この意識を強く持っていきたい。
 具体的な目標としては、まずは平均月収3000円を維持できるようになりたい。様々なコンテンツでお金を稼げればと考えている。記事1本あたりの値段は低めに設定しているので、より多くの方に興味を持ってもらうのが今の目標だ。

今後の目標

 昔から、「目標はでっかく」という考え方が苦手だ。夢はでっかいほうがいいと思うが、その夢を叶えるための目標はできるだけ現実的に設定したい。そこで、次の1年間の目標を設定してみた。

① エッセイと推しの作品を語るに注力

 小説家に、俺はなる!と宣言しておいてどうかとは思うが、書きたいことが無尽蔵に溢れてくるのがこの2ジャンルなのだ。この1年間は「小説も書かなくちゃ」という考えを一旦忘れ、自分の考えを表現するような文章に力を入れていく。切実に、エッセイや推しの作品を語るの方が多くの方に見てもらえるという側面もある。

② 月収3,000円以上で安定させる

 俺の書く文章のファンは確実に増えてくれているという実感がある。ゆくゆくは(今年中には)実験的にせよエッセイも有料化できたらと考えている。
 推しの作品を語るは定期的に購入してくれる方がいるが、特定のグループのファンの方1人だけというのが現実だ。執筆のペースによっては月収3,000円以上いく場合もあるが、安定はしていない。連載エッセイ「差別と悪意」を読んでくれた方には分かっていただけると思うが、俺が今から就労支援施設に通うという選択肢はあまりにも非現実的なのだ。現状では、記事の執筆が唯一の収入を得る手段である。だからこそ、もっと多くのグループのファンの方に読んでもらい、俺の記事を購入してもらう必要がある。
 そこで俺は考えた。
 まずはお試しとして、各グループ1作品について語る記事を無料公開する。その記事はこれから順次執筆していくので具体的なアップ時期は明言できないが、その記事を足がかりにできればと思っている。

読者のみなさまへ

 最後に言いたいのは、この記録は読者のみなさまなしではあり得なかったということ。記事を読んだことをきっかけにnoteをフォローしてくれた方、他のSNSもフォローして積極的に連絡をとってくれている方にはもちろん感謝を。そして、一回きりでも俺の記事を読んでくれた方。あなた方ももちろん大切な読者です。これからも細々と続けてまいりますので、気が向いたら読んでくださいね。そしてもうひとつ。ドラゴンは今コミュニケーションに臆病になっておりますが、決して人嫌いというわけではありません。コメントにはできる限りお答えしますので、ぜひお気軽に意見を書いていって下さい。
 そしてNさん。こういう記事で名指しで感謝するのもどうかとは思うけど、note書く云々の前にあなたが親友でいてくれなければ俺は今生きていないと思う。本当にありがとう! 俺が送らないと全く記事読まないけど、たまには自発的に感想くれてもいいのよ?(笑)
 これからもいい記事が書けたら送りつけるから、暇な時には感想ください。これからもあなたのことを度々書くと思いますが、ずっと仲良くしてください!

 これからもドラゴンは、自分のペースでnoterとして走っていきます。今日まで応援ありがとうございました。そして明日以降も変わらずよろしくお願いします!

 ……さーて、明日からどうしようかなww

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?