【ドラゴンのエッセイ】親友と久しぶりに会った話

 昨日、約半年ぶりに親友のNさんに会うことができた。家に来てもらって、ただただ話すこと約4時間半。他愛ない話から結構マジな話までいろいろした。
 今年は元日の能登半島地震から始まり、パブリックなことからプライベートまでいろいろネガティブなことがあった。具体的な内容は避けるが、2人とも似たような時期に似たようなストレスにさらされていたことが分かった。なるほどこれじゃあお互いに「このままじゃ潰れるわ」というやり取りにもなるはずである。
 それでもどういうわけか、お互い愚痴っていたのは最初の1時間くらいだった。あとは「KAMIGATA BOYZのKAMIGATAって、髪型のことじゃないんだぜ」とか、「私最近テレビ見てないから浦島太郎状態」とかの笑い話で終わった。他人からすればどうでもいい、生産性のない時間だったと思う。でも俺たち2人にとっては、酸素と同じくらい重要な時間だった。

 俺は普段の毎日を過ごす中で、大口を開けて笑うということはあまりない。でもNさんと話すとずっと笑っている。これを書いている現在でさえ表情筋が痛いくらいだ。
 彼女も言っていたが、大人になってからこれほどの友人に出会えるのはかなりの奇跡だ。俺も心からそう思っている。
 エッセイを読んでくれている方にはお馴染みだが、俺は一度Nさんに本気のラブレターを送っている。しかし今となっては「あの時付き合わなくてよかった」とさえ思う。もし告白が成功していたら、どこかのタイミングですれ違って険悪になっていただろうということが想像できるからだ。正直いうと俺は今でもNさんが好きだが、もう付き合いたいとは思わない。そのかわりに、今の関係性が一生変わらないでくれたら嬉しい。

 最後にNさんへ。
 普段から思っていることを文章の力でめっちゃカッコつけて言いました(笑)
 今度は夏、会おうね! それまで頑張って生きます!
 PS
 いつか俺が死んだらあなたの守護霊になる! この夢が叶うように今の人生精いっぱい生き切ろうと思うよ。たまには自分を労ってあげてな。それじゃ、またね!

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