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新鮮胚移植か?凍結胚移植か?


採卵した日の診察で、
直前の血液検査のホルモン値などを見た先生が、

「今のところ順調なので、受精卵が胚盤胞になって、卵巣の腫れも少なくて内膜も良ければ、新鮮胚移植しましょう。」

とおっしゃりました。

つまり、来週には移植。

こんなにトントン進むんだ・・・

うまくいけば、今月末には妊娠しているんだ。
不思議。って感じでした。


採卵翌日の受精確認。
結果は5個中3個が受精したというものでした。

しかし、この3つのうち、
移植できるレベルの胚盤胞まで育つかは
移植当日まで分かりません。

行ってみて、
胚盤胞が1つもなければ移植は中止です。


ハラハラする・・・


体外受精って、
何回緊張したら済むんだ・・・

何回も【合格発表】のようなものがやってきます。
心臓痛い。。。


胚移植 当日


果たして、私は今日移植できるのか?

できなかったら落ち込むな・・・

出来たとしても、
移植が痛かったら嫌だな・・・
(ブログ情報で、痛い方もいた)

でも、ここまできたら、やるしかないよね。

やらないって選択肢はなし。


ドキドキの診察


まず、診察に呼ばれて、
受精卵の状態を先生から聞きます。

ちょーードキドキしました。。。


席につくと、
受精卵の写真が印刷された紙が置かれていました。

まだ受精卵とかあんまり見たことない私は、
パッと見ただけでは理良いのか悪いのか、分かりませんでした。


先生は忙しいので、結果は端的に伝えてくれます。

「1つ、胚盤胞になりました。4AAと言って、文句なしの完璧な胚盤胞です。
最高グレードです。
残りの2つは、今日の時点では胚盤胞になってなくて、今の時点では凍結はできないレベルです。今後胚盤胞になれば凍結できるかもしれません。」

え!!!

最高グレード。。。

そんなことある?

ここまで3年間、失敗の連続だった私の卵子と夫の精子で、
最高グレードの受精卵ってできるの?
(自分達の体が信用できなくなっています。)

私の卵子の質が良かったならば、
なぜ3年も妊娠できなかったんだ??
(厳密に言えば、2年前に1度自然に妊娠したけど、胎嚢確認前にすぐ流れた)


そんな気持ちが湧いてきました。


自分達が、トントンうまくいくはずない。
そんな気持ちがありました。


先生「血液検査の結果的に、ホルモン値も問題ないし、
胚盤胞も良いものがあるので、本日移植できますがどうしますか?」


私「はい!お願いします!」


もう、それ以外の選択肢ないでしょう!!


いざ胚移植へ


診察で移植が決定してからは、少し待ちましたが流れは早かったです。

採卵室がある1階に移動したら
比較的すぐに看護師さんに呼ばれ、
安静室に入って、まずはオペ着に着替えます。


ここで大変だったのが・・・

尿を溜めとくこと!!!


採卵の時は、尿を空っぽにしないといけなくて、
「絞り出してください!」って言われたけど、

移植の時は「尿を溜めといてください!」って言われます。

私は比較的水分をよく摂るので、
尿が溜まりやすいです。

なので、溜めたままで長時間いる、っていうのがかなりキツい・・・


安静室に入った瞬間、めっちゃ尿意が・・・

私「あとどのくらいで移植ですか?ちょっとトイレ我慢できなそうで・・・
もし時間あったら、今トイレ行かせてもらって、そこからたくさん水飲もうかと思うんですが・・・」

看護師さん「今日はキャンセルもあるので、あと30分後くらいですね!う〜ん・・・尿が溜まってないとなので、我慢できたら1番良いんですが・・・」

私「30分あったら、水飲んで大丈夫そうなんですが、いいですかね?」

看護師さん「(尿を)途中で止める、とかできます?」

私「・・・それはちょっと難しいです(笑)」
(途中で止めるのは絶対無理・・・)

看護師さん「ですよね!でもしょうがないので、今行ってもらって、お水たくさん飲んでください!」

私「分かりました!!」


尿を溜めないとと頑張りすぎて、
直前にトイレが我慢できなくなってしまった・・・

尿を溜めるって、めっちゃ難しいです(笑)
あまりにギリギリで、移植中に漏れたりしたら
恥ずかしすぎるし・・・(笑)


安静室で待機中、水をがぶ飲みして、
どうにか無事に膀胱に尿が溜まりました(笑)
溜めるのは得意なので(笑)


30分後、看護師さんに呼ばれ、
オペ室?採卵室?に入りました。


男性の先生でした。

ずっと私の内診や施術をするのは女医さんでしたが、
移植は男性の院長先生でした。

これは、熟練の技がいるのかな?
とか思いながら、
慣れている女医さんのが安心できるのにな・・・
って少し残念がっていました。


ブログ情報では、移植で痛い方もいたので、
けっこう緊張しました。


先生「ではまず洗浄から始めますね!」
私「はい、お願いします。」

洗浄は、多少痛いというか、ガシャガシャ機械を動かされますが、
もう何回かやって慣れました。
なんてことないです。


紙製のガウンを、いつもは膝くらいまで覆いかぶさってますが、
移植はお腹からエコーで同時に観察するために、
おへその上までまくり上げられます。

つまり、陰部丸見え状態。
あー恥ずかしい(笑)


院長先生は、声かけも施術も優しく、
あっという間に管が子宮内に入りました。

子宮内に管が入る時って、
今まで結構痛かったので、
「ふぅ・・」っと深呼吸をしていたら

先生「もう痛いところは終わりましたよ、これ以上痛くないですから楽にしてくださいね〜」と声をかけてくれました。


あれ?全然痛くないぞ?
違和感もそれほどないぞ?

今までで1番楽かも。

やっぱり院長先生、上手なのかな?
その瞬間、ものすごい安心してリラックスできました。

右側にある画面を見るように言われ、見ると、
私の受精卵が拡大して写っています。


それをチューブで吸い取り、
私の子宮へ運びます。

次はエコー画面を見ます。


私の子宮内膜の上に、白い液体がチュルっと出たのが見えました。

あ、受精卵がお腹に入った。


不思議な感覚でした。


人の手によって、私は今妊娠したのか。

先生たち、ありがとうございます( ;  ; )


最後に、チューブ内に受精卵が残っていないかのチェック後、
内診台から降りて終了です。


移植は、本当にあっという間でした。
5分くらい?


今回はチューブで傷ついてもいなかったので、
出血も鈍痛もなし。

全く無症状で私服に着替えました。


あまりに何も変わらないし、こんなあっけらかんと終わっていいんだ・・・って謎の不安が。

トイレに行ったら子宮から落っこちちゃうんじゃないか、
みたいな不安もよぎります。

振動で落っこちてきそうな気したので(そんなことはないらしいですが)
心なしかそっと歩いてしまったり。


とにかく移植後は不安しかありませんでした。
「本当にこれだけでいいんだ」みたいな感じです。


移植後の注意事項

移植が終わると、
移植後の注意事項が書いてある紙をいただきます。

ざっとまとめると
・いつも通り過ごしてください
・入浴→移植当日はシャワーのみにする(おそらく傷口からの感染対策のため)
    翌日からは入浴OK
・仕事→制限する必要は特になし
    移植当日は可能だったらゆっくり過ごす
・スポーツ→妊娠判定hが出るまでスポーツは控える(ウォーキング程度はOK)
・自転車→振動で胚が出てくることはありませんが、念の為当日は控える
・アルコール・タバコ→禁止
・カフェイン→1日1〜2杯OK
・腹圧→お腹に力を入れても胚が出てくることはない(排便や荷物を持つなど)
・夫婦生活→胚移植後の5日目以降くらいからはOK

というような感じです。


いちお、胚移植後は下腹部に過度な腹圧をかけるのは避けた方が良いとは聞いたことあるので、
重たい荷物を床から持ち上げる、などは控えようと思いました。


胚移植から妊娠判定まで、どう過ごすかは皆さん悩みますね〜〜
これは、また別記事で書きたいと思います。


とりあえず、移植まで進みました。

あとは、待つのみ。。。。。




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