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【2024バリ日記day4】ウブドが都会になっている。

昨日はベッドでパソコンを開きながら意識を失っていた。朝からトレーニングをして、プールで泳ぎ、ついでに2時間かけてホテルを移動したので、まあまあ疲れていたのかもしれない。でもこの、旅先でもがっつり疲れて意識を失うように寝る、というのはなかな気持ちが良い。寝られるというのはきっと、健康ということだ。

新しいホテルのジムへいくか否か…と、ちょっと考えるが、いかんせん寝落ちった身なのでそこそこ疲れている。トレーニング(もしくはランニング)は明日するとして、今日はさっさと朝食を食べにいくことにする。

こっちのホテルは朝食がついているらしい。(らしい、というのは、私はホテルを選ぶときに特に朝食がついているかどうかをそんなに重視していないためである。)レストランへ行ってみると、ウブドらしいオープンエアのたいへん気持ちがいいところだった。こりゃ毎日ちゃんとここで朝食を食べたほうが良い。

入口でまず、コーヒー用のカップを選ぶ。銀座のお寿司屋さんかよ(日本酒のおちょこを毎度選ばせてくれるお店がある)と思いながら、吟味して選ぶ。こういうのは本当に気に入ったやつを選びたい。

今日のマグカップはこれ。

カフェラテを頼み(普段はミルクをあまり飲まないけど、なんせ、旅先なので。)、今日も元気にサラダを取りに行く。以前、首里のダブルツリーホテルで、マッチョなお父さんがブュッフェで最初に山盛りのサラダを食べ、その後ほかの料理を取りに行っているのを見かけて、こりゃあいい!と、それ以来まねをしている。

今日もフルーツをサラダに乗せ(パパイヤとパイン)、おかゆコーナーからチキンと卵を拝借し、バルサミコ酢をかけて食べる。朝イチのサラダはおいしい。筋トレをするようになってから、サラダがしみじみおいしいと思うようになった。

サラダを食べたら、茶色いパンをとりにいく。ふすまパンである。うちのねこの名前の由来、ふすまである。これにサラダの残りをのせて、半熟のボイルドエックものせて食べる。完璧なたんぱく質。ビュッフェって楽しい。

あとはヨーグルトにグラノーラとフルーツを乗せてデザートにする。レストランが心地よすぎて、一生ここにいたい気持ちになってくる。

が、一生いるわけにもいかないので、部屋に戻って水着に着替え、ちょっとだけ泳ぐ。昨日ランドリーに出して手元にラッシュガードがないため、紫外線を気にして少しだけ。

なんせ今日も平日のため、プールサイドで仕事をしていると、ランドリーのお店から「着いたよ!」と、メッセージが来る。そういえば、ランドリーの受取の方法を全く考えていなかった。勝手にフロントに預けてくれるのかと思ってたけど、考えてみれば料金も払ってないし別に提携しているランドリーというわけでもないし、フロントにお願いできるもんでもない。「取りに行ったほうが良い?」と聞くと、「イエス!フロントのここにいるから、ここまで取りに来て!」と、メッセージが来る。慌ててシャツを羽織り、受付まで行くと、きれいに畳んだランドリーを持って青年が待ってくれていた。料金は800円くらい。3日分くらいの洗濯物なのに、安い。

きれいに畳まれて返ってきたランドリー。

無事洗濯されたラッシュガードも返ってきたので、これを着てしばし泳ぐ。今日は仕事もあるし一日ホテルで過ごすのでも良いかなあ…と、思いつつ、外に出るなら旅程の早いうちが良い。というばあちゃんの教えに従って(うそです自身の経験則です)、ちょっと歩いた先にある食堂までごはんを食べにいくことにする。

水。

ホテルを出る直前にGoogleマップ検索して見つけた食堂。お店の前に着いてみたらなかなか勇気のいる店構え…と、思いつつどきどきしながら階段を登る。そしたらそこは、よく言えば代々木上原の裏道にでもありそうな情緒あふれるお店。

ありそじゃない?代々木上原に。

チェーン店の「bakmi GM」で食べた「bakmi」がとてもおいしかったので、ここでもオーダーしてみる。400円くらいだった気がする。あと、安定のビンタン。

食べてみてびっくり。まじで信じられないおいしさだった。あまりにおいしくて一人で「おいしっ」とつぶやいてしまった。ここはウブドの市街地からちょっと離れてるし、周りになにか有名なスポットがあるわけでもないし、だいたいお店は4席くらいのとてもコンパクトな造りなのだけれど、まじで信じられないくらいに、うまい。日本の油そばに似ているといえば似ているけど、でもちがう。そこまで脂っこくない。そして太麺が日本人にも馴染みやすい。なんか、こだわりのラーメン店みたいな。隣の席のカップルが食べていたチキンライスもめちゃくちゃおいしそうだった。ここ、あと何回か来よう・・・。

謎の週刊朝日。

お会計のときに「まじでおいしかったありがとう」と言うと、「チャイニーズか?」と、聞かれる。「ジャパニーズだよ」と言うと、一人の店員さんが、「ジャパニーズなの!?僕は小さいときに少しだけジャパンにいたことがあるんだよ。でも、日本語はほとんど忘れちゃった。こんにちは!!ありがとう!!」と、言ってくれた。私の英語の500万倍うまい日本語だ。こうして日本のことを話してくれるだけでうれしいね。

近くのスーパーを二軒周り、だいたいの物価を把握し、さらに歩いてモンキーフォレストを目指す。

ここも10年ぶりに来るけれど、なんだか随分都会になっていた。スタバまでできている。

都会のウブド

かわいいビーサンのお店があったので、ふらりと入ってみると、700〜1000円くらいと激安。

むすめも息子も今同じくらいの靴のサイズなので、とりあえず二足買ってみる。私は夏はビーサンしか履かないので、なんぼあってもいいですからね。

ぷらぷらと歩いていると、今度はおしゃんなインドネシア版イソップみたいなお店を見つけた。いい香りのものがたくさん。リップとハンドクリームとアロマオイルを購入。

ぜんぶいい香り♡

バリに来る前に、久々によしもとばななの『マリカのバリソファー』を読み返したのだけれど、この小説に収録されたバリ旅行記で、幻冬舎の編集者「石原氏」(調べたら、一時期ばななさんの恋人だったようだ。このエッセイが書かれたときには違ったみたいだけど。別の「恋人」が登場するから。)が無類の買い物好きで、イタリア旅行で買い物しまくるのはわかるけどもバリですら買い物しまくっていた。そもそも空港ですでに買い物していた。みたいな記述があり、「まじわかる。」と、思った。買い物好きというのは、もう、本当に、どこでも、買い物をする。それがパリであろうが、モロッコであろうが、フィリピンであろうが、ベトナムであろうが、ソウルであろうが、東京であろうが、ウブドであろうが、なにかしら、買う。ずっと買ってる。仕方ない、そのために働いているようなもんだから。

サンダルとアロマオイルを抱えて、近くのウブド王宮へ。ここでこの旅初めての日本人家族に出会う。バリ、前はもっと日本人が多かったと思うのだけれど、今回ほとんど出会わない。みんな韓国に行ってるのかもしれない。韓国では日本人に会うから。

小さい子どもたちにお母さんが「ここは王様が住んでたんだよ」と説明している。うちの子たちもこれくらい小さいときがあったなあと、常套句みたいなせりふが頭に浮かぶ。でもほんと、びっくりするくらい、あっというまに大きくなるのだ子どもって。私は一生子育てしてるんじゃないかと思ってたけど、もちろん、そんなことはない。

さらにぷらぷら歩き、ユーチューブでみた「世界一絶景のスタバ」を、目指す。途中、私が初めてバリで泊まったと記憶しているホテル「チェンダナ」を見つけた。と、いうか、前を通って「ここ泊まった気がする!!」と、気付いた。すごくいいホテルだった。お金がない学生のときに泊まったからめちゃくちゃ安かった記憶があるのだけれど、ホテルの人は親切で、ウォーターメロンジュースは安くておいしくて、ウブドのど真ん中にあるけどホテルの中は静かで、過ごしやすかった。あたたかな記憶。

ようやくスタバに着き、アイスアメリカーノをオーダーし、二階の席に行って気づく。いやこれ、ユーチューブで見たスタバとはちがくない?調べてみると、私が行きたかったのは、さっき行ったウブド王宮の隣にあるスタバのようだった。なんでわざわざここまで歩いてきたんだ。まあ、ハンドクリーム買えたし懐かしのホテルも見つけたしいいけど。

たくさん歩いたので、そして相変わらずバリの道は歩道がせまく信号がなくたまに落とし穴があって死にそうなので、帰り道はgrabを頼むことにする。クタは車とバイクで値段がそんなに変わらなかったのだけれど、ウブドは断然バイクが安い。なので、初めてのバイクでオーダーしてみる。

5分ほど待つと、grabのバイク兄ちゃんがやってきた。ちゃんとヘルメットも渡してくれる。ビールを買い足すために、スーパーまで送ってもらう。

バリの道、まじでこういう落とし穴あるので注意。「死ぬわ。」って一人でつぶやいている。

私は運転という運転が全て苦手で、あと、ジェットコースター的乗り物がめちゃ苦手である。したがって、バイクというのも結構、いや、かなり、怖い。

こわい。

でも私の座右の銘の一つは、「郷に入れば郷に従え」です。タイへ行けばトゥクトゥクに乗るし、バリへ行けばgrabバイクに乗る。実際、これは1キロちょっとの移動にはとっても便利だった。なんせ、20円でスーパーまで送ってくれた。20円である。郷には従うべきである。

スーパーでビンタンビールを買い足し、あと、なんかおしゃんなチョコをお土産にいくつか買う。1キロ先のホテルまで歩こうかなと一瞬考えるが、6本のビールも抱えていることだし、再びgrabでバイクをお願いする。このお兄ちゃんもとっても親切だった。ジャパニーズだよ、というと、こんにちは!!って言ってくれた。私は思うのだけれど、こんにちはとありがとうを、各国の言葉で覚えるってとっても大事ね。

ホテルまでは120円。だいたいこれくらいが相場みたいなのだが、しかし最初のの20円はなんだったんだろう。20円て。

ホテルに戻るとちょうどプールバーのハッピーアワーで、1杯頼むともう1杯無料でついてくるらしい。名前を忘れた南国なカクテルと、白ワインをオーダーする。食べ物もあるよ!と、メニューを渡してくれたので、しばらく持っていてもいい?と聞いて、あとから頼むことにする。

カクテルを飲み、少しだけ泳ぎ、白ワインといっしょに生春巻きを持ってきてもらうようにオーダーする。お酒2杯と生春巻きで、2000円くらい。ホテルにしてはやっぱりお手頃。

日が暮れてからの南国のプールが、すごくすごく好きだ。このホテルはプールが23時まで開いているのもすごくいい。なんせ、夜のプールは紫外線対策をしなくていいのだ。ビキニで泳げる。日本でビキニなんて着ないけど、リゾートに着たらぜんぜん余裕で着られちゃう。だってみんな年齢に関わらずもちろん体型にも関わらずなにも恥ずかしがらずに着てるしね。

少しだけ仕事をして、あとはこのnoteを書いて、今日も終わろうとしています。仕事はしてるけど、家事は休み。それがもう、何よりうれしい。たまにこういう時間があれば、一生ごきげんで過ごしていけるなと思う。

おまけ。いけてる理髪店。「IKEMENイケメン」。

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