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【2024バリ日記day5】ウブドのど真ん中、絶景カフェ

昨日は運動をさぼりましたので、今日は朝からホテルのジム。1つ目のホテルよりもさらにコンパクトなジムで、筋トレのマシーンはなく、有酸素のマシーンとダンベルだけが置かれている。やはりダンベル。ダンベルを制するものは筋トレを制する。知らんけど。

肩と胸のトレーニングをしていると、スコールが降り始める。南国のスコールって、いっつも思うけれど、一生止まないような気がしてしまう。そんなわけないのだけれど。

部屋に戻り、朝食のレストランに行ってもまだスコールは続いていた。でも今日は、お庭を見下ろせる絶景の席に案内してもらえた。森の中の雨を見ながら朝食を食べるの、なんか良い。

今日もサラダをもりもり食べ、ふすまパンとボイルドエッグ(5分)でサンドイッチを作る。作ったところで気づいたのだけれど、このエッグステーション、サンドイッチを作ってくれるメニューがある。みんなめっちゃおいしそうなサンドイッチ食べてる。自分で作ってる場合じゃない。明日はオーダーしてみようと心に決める。 

今日は午前中に仕上げる仕事があったのだけれど、よく考えたら「午前中」って、こっちだと1時間早い。1時間の時差ってないも同然と思ってたけど、こと締め切りとなると命取りである。というわけで、絶景朝食レストランで、朝食のあとコーヒー飲みながら、仕事をする。

ほかにも少しだけ、パソコン開いている人がいた。みんないろんなところで、仕事するようになっているのかもしれない。

仕事を仕上げて、メールを送り、今日も今日とてプールサイドへ移動。ようやく雨もやんだ。こっちのスコールは、30分とかのレベルではなく、2時間くらい降るイメージ。でも、一生止まないように思えるその雨は、思い出したかのようにぴたっと止まる。そして待ちかねていたように、太陽の光が降り注ぐ。人生のメタファーみたいに。

プールサイドで写真を整理し、noteをぽつぽつ仕上げにかかる。今日もプールははちゃめちゃにすいている。いつもいる欧米の妙齢カップルと、私だけ。がっつり仕事をして、部屋から缶ビールを持ってきて飲む。南国に来るとビールがお水になる。マジック。

仕事とnoteを仕上げ、500メートルほど泳ぐ。時間的に紫外線が強くなってきてしまったけれども仕方ない。ラッシュガードを信じる。がんばれ私の肌。しかしこういうことをしているから一生シミと戦うことになるのだ。でも思うのだけれど、私はある程度のシミがあってもやっぱり南国で泳いでいられる人生を好む。そういうのは価値観とのバランスである。(でも避けられる紫外線は全力で避けましょう。)

しっかり泳いで、フィッツジェラルドの短編の続きを読む。もう読んだものばかりだけれど(十選として再度編まれたものなので、全部読んだことがある)何度読んでも、というか、読めば読むほど、おもしろい。こういう、普遍的なおもしろさというのはあるんだよなあとしみじみ思う。そういう文章が存在する。それって、すごいことだ。

ホテル名物?ガラスの床。

そういえば残っていた仕事があることを思い出し、もう一度パソコンを開く。明日でもいいかと思いつつ、いや、明日からは日本も休みだし私もしっかりオフにしよう、と思い、今日中に進めておく。いくらどこでも仕事ができると言っても、お休みもだいじ。

1階に泊まってたので気づかなかったけど、最上階へ行くとやっぱり森の中にあることに気づく。

ちょっとだけおなかがすいてきたので、ごはんを食べにいく。昨日の代々木上原にありそうな謎の食堂があまりにもおいしかったので、吸い寄せられるように、またそこへ向かう。STAR BAKSとも悩んだけれど、昨日となりの人が食べてた海南鶏飯がまためちゃくちゃおいしそうだったのだ。たんぱく質もとれるし、そっちにしよう。

今日もやっぱり、意味がわからないくらいにおいしい。これで380円である。ビンタンビールは300円。店員さんたちもとっても親切。わんこはかわいい。旅先でよく、「近所にあったら毎日通うのに!」と言うことがあるが、まじで毎日通っている。たぶん、明日も来る。食にわがままになれるのは、一人旅の醍醐味。

ウブドがあまりに都会になりすぎていて思ったのだけれど、私はやはり、中心からちょっと離れたところ、が好きなのだと思う。だからこの中心から2キロばかり離れたホテルは、なにかと、すごく、ちょうどよい。で、おいしいお店というのも、こういうところにある。ちょっとだけ、中心から離れたところ。それは日本も同じ。

パソコンを担いできたので、ちょっとだけnoteを進めたいな、あとコーヒーが飲みたい。と、思い、ホテル近くのカフェに移動するか、また中心地の街まで歩くかしばし悩み、街に出ることにする。いや、ほんとうにまじで信じられないくらいにウブドが都会になっており、信じられないくらい人が溢れており、人があふれるならまだしも車とバイクがもんのすごいことになっており、行くとちょっと圧倒されてしまうのだけれど、でもやっぱり、街には街のおもしろさがある。

軒先に良い感じの器が置かれているお店を見つけ、器となるともう素通りできず、中に入る。中は洋服屋さんになっていて、良い感じのワンピースがたくさんある。お値段は15000円くらい。この旅、まじでお金をぜんぜん使ってないので、いきなりの10000円超えにびびるが、でも、しっかり作ってしっかり値をつけるというのは大事だ。特に、アジアの島々で。それにこのワンピースが10000円ならやすい。帰りにまだ気になってたら試着してみようかな、と、思いつつお店を出る。

Googleマップで見当をつけたカフェに入り、アイスコーヒーとジェラートを注文する。なんと、外からは見ただけではわからない、絶景カフェだった。今回は街のホテルに泊まってウブド名物ライステラスを見ていないので、(ライステラスって、つまり田んぼなわけで、別に日本にもあるじゃないかと思うのだけれど、ウブドで見るとそれはそれで新鮮に美しいから不思議。)緑を見ながらコーヒーを飲めるの、なんかしあわせ。

隣に座ったイスラム系の女性が、ビューティフルな景色よね、と、話しかけてくれる。パソコンをぽちぽちしている私に、仕事?と聞く。そう、こんなにいい景色なのに仕事なの、と言おうと英語を考えている間に、その女性が、「こんなにきれいな景色を前に仕事できるなんて、素敵ね」と、言ってくれた。いや、ほんとうに、そうだ。これはとっても、すてきなことなのだ。

お会計を頼もうとすると、カウンターの中で店員のおねーさんがスイカを食べようとしているところだった。私と目があって、「やだ!ソーリー!!」みたいなことを言ってくれる。「ノープロブレム!!食べて食べて!」と言っていると、別のお兄さんがお会計に入ってくれる。お店を出る時におねーさんが、Thank you!バイバイ!!と、にこにこしながら手を降ってくれた。かわいい。バリの人たちの笑顔はほんとうにかわいい。

ホテルまで歩いて帰ろうかと一瞬思ったけれど、なんせ大事なホテルのハッピーアワーに間に合わなくなるといけないので、今日もまたグラブタクシーを呼ぶ。もう慣れたもんである。ただ、バイクに跨るときにぜったい一回落ちる。

「どこから来たの?」と聞かれ、ジャパンだよ、と言うと、ああ!!あのさ、ジャパンのサッカーチームに、インドネシアの選手がいるんだよ!こないだその選手のいるインドネシア代表がウズベキスタンに負けちゃったんだけど。ということを話してくれれた。(たぶん。)

裏道?通って送ってくれる

グラブのタクシーもバイクも、いやな思いをしたことは一度もない。ので、アプリ上でチップを(50円くらいだけど)払っている。いやだって、まじで120円とかで送ってくれるからね…めちゃありがたい。これ、Uberが使いにくい日本だと、海外の人はみんなどうしてるんだろう。Goタクシーとか、アプリ入れてくるのかな。

ホテルに戻り、駆け込みハッピーアワーでカクテルと白ワインを今日も頼む。そしてそれを飲みながら、蚊と戦いながら、これを書いています。

で、あとから二杯目のカクテルと白ワインがやってきた。昨日は別のお酒でも大丈夫だったけど、今日は同じお酒みたいだ。計4杯である。どないなっとんねん。こういうとき、一人旅だと自分で全部飲まなきゃだからあれですね。 

あとでデュオリンゴして、今日もおしまい。ちょっと(というかだいぶ)ホームシックになってきて、子どもたちにねこと子どもたちの写真ちょうだいってLINEしてるのに、誰も送ってくれない。冷たい。

75円で買ったせんす、大活躍中

遠くない、未来。きっと、行きたくても、子どもたちが一緒に旅行に行ってくれなくなる日が来る。(まあ、今回だって近いものだ。)だから、別に無理して今この時期に、一人旅になんていかなくたって、ほんとはいいのだと思う。望むと望まないに関わらず、一人でしか旅できない日は、いつかやってくる。でも、そうだとしても、今、この時に、一人で旅に出ることが、やっぱり必要だったような、そんな気がしている。それは、一人になりたいというよりはむしろ、一人になるための、練習みたいなものなのかもしれない。


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