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ヨーロッパ周遊の旅~イタリア~

 前回はギリシャでのことを紹介しました。まだご覧になっていない方はこちらからぜひ覗いてみてください。
→ ヨーロッパ周遊の旅~ギリシャ~

 サントリーニ島から向かったのはイタリアのヴェローナです。サントリーニのティラの空港を23時59分に離陸し、ヴェローナに翌日の深夜1時35分に着陸する予定の便でした。しかしなんと飛行機が2時間遅れ、ヴェローナに着いたのは3時30分頃でした。ちなみに今回の旅で乗った飛行機は全てLCCではなかったのですが、ほとんどの便で遅れが出ていました。ヨーロッパ間の便は注意が必要です!

ヴェローナ空港


 なんとも微妙な時間に到着したために街に出るバスがなく、タクシーも一台も止まっていませんでした。地元の方がタクシー会社に電話してを手配してもらっていたので私もタクシー乗り場に書かれていた番号に電話をかけてみました。機械音声の案内に繋がったのですが、説明が全てイタリア語で何一つ理解することができませんでした。何社かかけてみたのですが全て同じような仕組みでした。思い切ってホテルに電話するとホテルの方がタクシーを手配してくれました。
 その日の朝イタリア料理の教室に足を運び、ティラミスをはじめとしたイタリア料理を4品作りました。パスタ生地は、小麦粉と卵と塩という至ってシンプルな材料でとてもおいしく作れたので、家でも真似しやすいと感じました。ただ、イタリアの水は中硬水なので、日本で作る場合は少し異なった食感になってしまうのが残念です。現地の料理を現地の食材で作ることができたことは非常に貴重な食経験になりました。料理教室に来ていた方はほとんどがヨーロッパの他国からでした。


 料理教室の後は歩いてコロッセオやロミオとジュリエットのモデルになった家などの近場の観光地を巡りました。ヴェローナはとても暑く日中は30度を超えており、ジェラートをよく食べていました。日の入りは20時頃と非常に遅かったです。

コロッセオ


 翌日はヴェローナからミラノに電車で向かいました。イタリアの電車には日本でいうグリーン車のような号車があり、運行会社によっては豪華な料理を提供してくれるようです。私が乗った電車の運行会社にはなく残念でしたが、電車に乗る前後に駅のラウンジを利用できる席がありました。

ミラノ駅


 ミラノではドゥオーモとドミニコ会修道院を訪れました。ドミニコ会修道院には食堂の壁に描かれている『最後の晩餐』を見るために足を運びました。『最後の晩餐』はツアーを申し込まないとチケットを取るのが大変なので、ツアーを申し込んで見に行くことをお勧めします。私が参加したツアーでは『最後の晩餐』のちょっとした小ネタを教えてくれたのでより一層楽しむことができました。

ドゥオーモ
『最後の晩餐』


 その日の夜にイギリスに向かうために空港に向かいました。今回も飛行機が5時間ほど遅れており、その日中にイギリスに着く予定が翌日の朝4時30分ごろになってしまいました。空港には当初の出発予定時刻に間に合うように到着していたので空港内で待つことになりました。最初は3時間の遅れだと案内があったのですが、その後さらに2時間遅れるとアナウンスがありました。ヴェローナの空港にはラウンジがなく、待合場所の椅子で待つことになりました。眠気と闘いながら椅子に座っていると、同じ飛行機に搭乗予定の女性の方が「私の荷物を少し見ててほしい」と声をかけてきました。快く了承すると、そのお礼にとイタリアで人気のクッキーとプレゼントしてくれました。さりげない気遣いや気さくな話し方にとても感銘を受けました。旅の途中で起きたハプニングがちょっとした出来事で素敵な思い出になりました。

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