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車旅のススメ

ニンビンに来て2ヶ月が過ぎた頃、マカダミアピッキングの仕事も終わり、いよいよ数人のメンバーと、ウルルへ出発する事になった。

僕は、みっちゃんと、さすらいのミュージシャン、ユウ君と3人で車に乗り込んで、一足先にニンビンを出たユウキ君と待ち合わせてる、北の街まで向かう。
ここからウルルまでの距離は、ざっと3700Km!


(計画では、海沿いを北上した後、ユウキ君と北の街で落ち合い、そこから南下してウルルに向かうというもの)


ニンビンで大好きになってしまい、最後までそれはそれは、寝る間も惜しんでひつこく誘い続けたけど、首を縦に振ってはくれなかった、子犬顔のハギ氏。

なぜ!!(汲んでやれない)


時々休憩を入れながらドライブが始まった。
音楽家が一緒だと、旅が賑やかで良い。

旅慣れしてる二人は、道に迷えば人に訪ねるし(スマートフォンなんてない時代が懐かしい)キャンプ場に着くと、チャッチャッと手際よくテントを組み立てて、車のトランクからガスコンロを取り出して、さくっと食事を作る。(感激するほど無駄がない)


翌朝、日の出前には起き始めて、軽く朝食を食べると、またゆっくり車を走らせ始める。
毎朝、テントから出るとびっくりするような光景が待ってて、散歩が日課になった。

毎日こんなに幸せでいいのか!?
いいんです!

旅って本当最高。




30年間、ずっと同じ街で暮らして来た僕には、見える風景も、一日のうちで30度近く変動する温度も、出会う人達も、刺激が強すぎた。

どこでも楽しく生きていける知恵を持ってる人達が、日々起こる問題をなんとかクリアしながら、笑って生きてる姿が眩しくて、またそんな人達の経験談が、マンガか!って程面白いんだから、楽しくない訳がない。

おそらくこの頃からだと思う。
僕が、何かに迷った時は、とにかくネタになる方を選ぶようになったのは。

1日、300Kmくらいは進めるでしょー!いえーい!という勢いとはうらはらに、車はゆっくりと北上中。




【インスタでも、オーストラリア編やってます】


【ご感想は、コチラが嬉しい】


【ケニアで出会った動物達を大判のポスターカレンダーにしました】


いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!