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#48 - 2ndアルバム 制作記録

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Strip Jointが制作中の2ndアルバムについて。
アレンジを主に担当しているBa. 中塚・Dr. 西田にインタビューを実施しました。その様子をお伝えします。(聞き手:Sawawo, 石川)

−「1stの制作とはどう違う?」

石川 今は2ndアルバムを製作中っていう感じですよね。完成予定は年内でしたっけ?
西田 年内って話ですけど、どうなることやら。
Sawawo 制作の場は往々にしてトラブルが付き纏いますからね笑
西田 いやまだね。見通しは全くたってないです…笑
Sawawo なるほど。曲って出揃ったりとかってしてるんですか?
西田 今5曲出てて、そのうち3曲ないし2曲、これから形にしていく。って感じかな。それと並行して岸岡がいっぱい曲を書く、みたいな
Sawawo まだ録るっていうよりかはその前のプリプロ前ぐらいのテンションという感じ?
西田 まさにそんな感じです。
中塚 弾き語りの状態が上がってきて、今からアレンジするみたいな感じですね。
Sawawo 基本的には、『Hike』のときのプロセスみたいな感じ?
西田 始まり方的にはそうです。弾き語りがあって。投げられて。っていう状態で。
Sawawo 結構ファーストの時って、曲書かれたスパンが相当長かったと思うんですよ。4,5年分ぐらい?セカンドってそれより全然短いスパンというか、割と最近作った曲で固めてるって感じですよね?
西田 それはそうですね。
Sawawo そこにテンションの違いはあるんですかね。長いスパンで書かれたものをアレンジするのと、(短い期間に)弾き語りで上がってくるものをアレンジするのと。
西田 いい質問ですね… 全然違いますよ。1stの時は結構勝手がわかってた感じがあったし。
石川 上がってくるものが違う、そしてアレンジをするお二人の方法・気持ちが違う、その両方なのかな、と今聞いていて思ったのですが、どうですか?
中塚 そうですね。本当完全に手探りって感じ。今自分たちがどこに向かっているのか、何をしているのかっていうのもわかんない。一つずつ進めて、全部形になった後に「あ、これ違う」ってなる。それを1個ずつ試してるみたいな感じなので。その中で前作との連続性をどうやって見つけるか、そんな作業を今やってるのかなって個人的に思います。『Golden Days』は、サウンド感とか違うけど、前作とのつながりがあるなと感じています。これまでの延長線上でサウンドとかを広げていくって言うことと、全く新しいことの割合を探っています。
Sawawo じゃあ、もっとあの新しい感じに振り切った感じの方法論の曲とかも?
中塚 『Golden Days』が一番今までの延長線上って感じで、他のはもう別バンドみたいなことをしたり。
Sawawo 日本語の曲っての割合ってどのぐらいでしたっけ?
西田 100%です。


「アイデンティティを新しく作っていく感じがします。」

石川 ちなみに1曲もないですか。今までにストックしている曲で入るのは。
西田 基本はね。まだわかんない、今のところないかな。
Sawawo 4/23のライブでやってた新曲の『Golden Days』は、歌詞以外の部分でも結構モード変わったなぁっていう感じがしました。1stの時ってオーガニック音像が多かった気がしていて。ギターも生っぽい音だし、そこに自然に雨宮さんのトランペットが乗って、富永さんのピアノとかも生っぽい音色が多くて。でも『Golden Days』にはサイバーのニュアンスもあったような気がする。バンドメンバーの視点からするとどういうふうに見えてますか?
西田 実際『Golden Days』のサイバーな感じなのはギターの音色によってもあるかもしれないですけど。ただ、今スタジオで岸岡がピアノで弾き語りしてて。そうなると富永が入ってくるときにだいぶ被っちゃうんで…まぁもちろんそういう音にしたかったっていうのもある。モードがすごい変わったって言うのもそう。常にある意味ビクビクしてる、デモが出ることで更新されてく感じ。英語が日本語になったものはあるし、もちろん続いているものもあるけど。見つめ直す時期なのかな。延長線上にはない、アイデンティティを新しく作っていく感じがします。
Sawawo  Strip Jointは2017年にCeremonyとして始まったじゃないですか。で、紆余曲折を経て、ある種のまとめとして『Give Me Liberty』が出て、マサラタウンに戻ってきたというか。そして今、原点回帰じゃないけど、パラレルワールドのStrip Jointの2周目を違う位置に向けて始めたみたいなイメージを感じています。
中塚 それでいうと今は、全体像が見えるような曲を手探りで作ってる感じですね。アルバム制作の指針となるような曲がまだできてない。この状態でレコーディングは怖いなっていう話になってます。
西田 今はできている曲に共通点・モードを見つけていくことができていないかな。
Sawawo 結構バンド内でドラスティックにいじっていくみたいなところもあるじゃないですか。
西田 めっちゃあります。
Sawawo だからこそ、弾き語りからモードを読み取るみたいなのって結構難しいと思うんですね。メンバー全員が噛む、深くコミットしてやるような形になっているからこそ、わくわく、そしてどこに行くかわからない不安があるような状況なのかな、と思うところですね。

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