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<雑想0090> ヨーロッパでまだ伝統的文化・習俗を残している人びと

◆国境に分断され「王国」を宣言した先住少数民族 (ナショナルジオグラフィック)

北欧のラップランドに「サーミ族」という、古くからの伝統的な文化や習俗を維持している人びとがいるのは知っておりましたが、他にもまだ中世のような生活様式などを残している人びとがいるとは存じ上げておりませんでした。

ヨーロッパでは、近代化が完全に布かれているものと、思い込んでおりましたが。
しかし、居住地域が、ソヴィエト連邦だったので、共産化で強制的に近代化されてしまいそうですが、逆にそのことがよかったのでしょうか?
日本では明治時代以降にアイヌ文化がほとんど途絶してしまいましたが…。
今も命脈を保っているとは、それは素晴らしいことだし貴重なことであると思われます。 

彼らの意志は尊重し敬意をもって待遇し、今後もその文化・習俗を保っていただけるとよいなーと思います。
しかし、それが逆に強制的であったり、無理矢理に維持し続けるのは、またそれも違うとも思います。 変わるのも変わらないのも、彼らの自由意志次第であればと思われます。

一昔前までは、やれ「国際化」だ、「グローバル化」だと煽り、日本固有の事象を「ガラパゴス化」だと指弾し、欧米的な文化・習俗に一元化していこうとする流れだったように思われます。
もちろん、日本の特有のネガティブな改善されていく必要もあるかと思われますが、日本の独自性が失われてしまっては、かえってポジティブな面も失われてしまうと思いますので、その辺のバランスが難しいですかね。

新型コロナ騒動で、日本と世界における生活様式や文化に与える影響は軽微ではないでしょうから、その流れとどこで折り合いを付けていくか、それは政府やWTOなどからの上意下達な流儀だけでなく、一人一人の意志や姿勢がもっとより深く問われることになるのではないかななどと考えております。

ではでは。

(2020/08/17 武蔵野愚人)


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