<雑想0086> ポンジュース。
ワタシ世代には、懐かしい「ポンジュース」。
愛媛のみかんジュースです(たしか…)。 子供の頃は、みかん(柑橘類)のジュースと言えば、「ポンジュース」。 テレビCMも流れていました。
しかし、当時の一般庶民には高価。
なかなか家庭では購入してもらえることはなく、学校給食で月に1回程度提供される小さな紙パック(だったと思います…)がお楽しみのひとつでした。 だから、柑橘類テイストの飲み物といえば、「ファンタ・オレンジ」か「プラッシー」でした。
※たぶん、「プラッシー」は今の40歳未満の方はご存じないでしょうね。笑
いまでは、「なぜ、オレンジジュースが飲めなかったの?」「オレンジジュースなんてコンビニで100円程度で売ってるじゃん」と思われるのではないでしょうか。
その当時の日本の経済・社会状況が「貧しい」(誤解を招く表現かもしれませんが、ちょっと他に思いつかなかったのでスミマセン)わけではなく、外国産の柑橘類への輸入関税障壁が非常に高く、日本市場に入って来れなかったからだったと記憶しています。
その後、日米経済摩擦問題で、「牛肉・オレンジ問題」と言われるほど、日本の外国に対する関税障壁の代表として取り上げられていました。 結局、外国産の柑橘類(要は、アメリカ産のオレンジ)が廉価に輸入できるようになりました。 生の果実のオレンジだけでなく、オレンジジュースも数多く輸入され、スーパーマーケットやコンビニで、手ごろな価格でお店に並ぶようになり色々な種類のオレンジジュースが買えるようになりました。
オレンジだけでなく、オーストラリアからもグレープフルーツなどが大量に輸入されるようになり、グレープフルーツ・ジュースなど様々な柑橘類のジュースが増えてきて、いまや「ポンジュース」を見つける方が難しいのではないかなーとも思われます。
そんな今、私の最近のお気に入りは、「ポンジュース・キャンデー」。 オレンジのような酸味が柔らかい、甘いみかんの「キャンデー」(笑)です。
ではでは。