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2021年も宜しくお願い申し上げます!

みなさんこんにちは、MUSAKOドラム教室の茂木草馬です。

昨年はコロナ禍という大変な一年になりました。もちろんまだまだ収束の兆しすら見えてはいませんが、皆様にとって今年一年が昨年よりもより充実した一年になりますように。

思えば2020年はこのnoteをはじめた年でした。
自分の考えや音楽家、講師としての歩みを書く場が欲しいと思い始めたnote。

最初こそ良かったものの、書くペースにばらつきがあったこと、
そもそもそんなに多くの記事が書けなかったことはおおいに反省です、、。

今年はよりたくさんの方にたくさんの記事を読んでもらい、自分を認知していただくことが出来るように頑張りたいと思います!

一発目のテーマは?

基本的にこのnoteでは音楽に関することをテーマを僕なりに掘り下げてコラムやらブログを書きます。

今日のテーマは、、

リズム感って何?? です。

よく聞きますし、会話の流れで僕・私リズム感ないからなー、
とか言ったことがあるのでは??

でもこの言葉、考えれば考えるほどよくわかりません笑
そもそもどうなってたら良くて、何ができないと悪いのか、などの線引きは無いので完全にイメージで使っている言葉だと思います。

それはそれでもちろんOKなのですが、せっかくなのでドラムを生業としているものが考察するとどんな結論が出るのか、書いてみようと思います!


リズム感が良い=鳴ってない音を感じられる

結論から言うと鳴ってない音を感じられる人が、リズム感の良い人だと思います。

ちなみに"リズム感"と言う言葉自体には意味は特にないと思ってください。

さて鳴っていない音を感じられる、とはどう言うことでしょうか。

歌番組やカラオケでお客さんが曲に合わせて手を叩いているのを見たり、
ご自身も手を叩いて曲にノったりしたことがあるかと思います。

何となく人とずれたり、速い曲だとタイミングがわからなくなったり、、
そんな時にふと思うかもしれません。

あれ?もしかしてリズム感ない?

例えば小さい頃大縄をして遊んでいて、入るタイミングがわからな過ぎてずっと先頭でオドオドしたり、、

いつ動き出せばいいかわからない!!

これらの現象はごくごく普通のことで、何なら良くあることだと思います。
音楽をやっていて合奏するときや、音楽に合わせて練習するときにも同じようにずれたり、どうしてもリズムがつかめなかったり。。

少し先ほどの例よりはレベルの高い話ではありますが、同じことです。

ではこれらと、鳴っていない音を感じられる、とう言うのはどのように考えたら2つが結びつき、またどのように練習したら先ほどの事例は解消していくのでしょうか。


リズム感はウラが鍵!

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ここに譜例があります。

書かれている音符は四分音符というのですが、この4分音符のタイミングで曲に合わせて手を叩くとします。大体カラオケやライブなので手を叩くとしたらこの感じ。

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もしくは1、3拍目はお休みして、2、4拍目で手を叩くパターン。
ドラムの音と合うようなイメージです。

これら簡単じゃん!!と思うかもしれませんが、少しテンポの速い曲だったり、慣れないうちはずれてきてしまうこともあるかと思います。

そこで感じてもらいたいのが、書かれている音符だけではなくて、音符と音符の間に隠れている、いわゆるウラと呼ばれる音符たちです。


それがこちら。

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日本語では拍子や拍を数える時に1と、2と〜と数えますよね。
ちなみに英語だと1エン、(&)2エン、と数えます。先ほどの譜例にはなかった部分ですよね。

この、”と” とか ”エン" の部分がウラになります。

先ほどの4分音符だけの楽譜と比べると音符そのものの表記が変わり、
8分音符という音符になりました。

これで先ほどは手を叩くときに4つのタイミングを感じながら、しかもそれはそのまま叩くタイミングだったのに対して、8分音符で感じることが出来ればより安定感のあるリズムを出すことができる、というのが音楽的な考え方です。

大きな川の向こう岸までいくのに、等間隔に4つの岩しかないのと、8つの岩があるのではどちらが渡りやすいか、というようなイメージです。

ただし音楽ではそれは想像しなければいけないのです。今回の例でいうとウラの部分の ”と" は心の中で演奏するということです。

みんなが4分音符のリズムで手を叩いているのに、不安だからその倍の8分音符で手を叩いていると、それは違った演奏になってしまいます。

ウラを演奏?

逆にウラのタイミングで曲に合わせて手を叩くこともあります。

アップテンポのノリの良い曲とかで良く見られます。
そんな時は先ほどの ”と” とか "エン" のタイミングで手を叩くことになるのですが、大事なのはオモテの1、2、3、4を心の中で感じることです。

それをしないでウラのタイミングに衝突するように手を叩い手もきっとすぐにずれてくることでしょう。

ちなみに先ほどの大縄の例でいうと、

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縄が地面についてパチン、と音がするタイミングをオモテと取ると、

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縄が地面から最も遠くなる瞬間がウラということになるので、
そのタイミングに合わせて心の中で1と2と〜と数えてあげるとオモテで鳴った直後に縄に入る、というタイミングが掴みやすくなると思います。


まとめ

如何だったでしょうか?

リズムって難しいし、ウラって何?リズム感がいいって何?

というイメージや疑問が少しでも払拭されたら嬉しいです!

文章に行間を読む、という言葉があるように
リズムにも行間があります。

それではまた次回!お楽しみに♪



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