参議院選2019

現代の金融システムを自明のこととして受け入れて、そのゲームの中で生きていかざるを得ない我々だけれど、「ゲームのルールを熟知し、器用に社会システムに迎合できて、たまたまお金を手に入れる人間」が優れていて、「不器用で人間付き合いもうまくできず、ただ単にゲームが苦手なだけの人間」が劣っているとされてしまう社会に、まっすぐNOを突きつけたくだんの政党が議席を獲ってくれてよかったとおもう。


文化資本の相対的優位性が人間の根源的な欲望であるように煽るグロテスクな人間もいるけれど、誰もがお金のことでくよくよせずに、豊かな時間を過ごせるといい。当たり前のことだ。


自分さえ良ければいいという幼児的なマインドを嗜める身振りが、自己責任論者に(あるいは自称リアリスト達に)冷笑され、揶揄されるような社会が変わればいい。人は一人で生きてるわけじゃないからな。当たり前のことなんだけど。

・・・あらゆる政治的イシューに対して、大声で自説を披瀝するのではなく、寛容であることを手放さない。できればそうありたい。

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