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20110329 100回目の和声のレッスン~多分ラス前

なんだか前2回分すっ飛ばしてしまったが、相変わらずの内容・進捗状況なので支障無いだろう。
さて今回は、偶成和音と98回目の時に持って行った自作曲の手直しを見て頂いた。
この曲は割と師匠の反応が良く、自分としても作り込む価値はあるかも知れないという気がした。
e mollの複合三部。やっぱ短調の曲って作ってて楽しいわ。

最初に見て頂いたとき、構成などおかしい部分の指摘を受け、2度目の時に「音域が真ん中に寄ってて狭い」と指摘を受けた。
音域が狭い=視野が狭いってことなのかもな、なんて思った。
コーダが「ちょっと大げさやね」と言われたけど。

そしてまた、仕事の話に。
以下、師匠のお言葉。
「せっかく音楽のことがだいぶ分かってきたんやから、それを活かせる仕事出来るといいのにね。作曲やるには今の状態では無理でしょう。書くのは遅いし、ミスは絶対許されないからね。」
「アレンジとか映画の音楽とか難しいけど、歌謡曲のメロディ作ったりとかいいんじゃない?それだとアレンジャーがつくし。」

要するに、「もういい加減諦めなさい」ということ。
素人芸ではないちゃんとした編曲が出来るようになりたいと思って和声の勉強を始めた訳だが、結局4年経っても何の進歩も無かった。
30過ぎてもスタートラインにすら着けなかったものが、30後半で「勉強」始めてどうなるもんでも無い。というのは、ちょっと考えれば判ろうもんだがな。
「スゴい先生に習った」という自己満足を数十万払って買いました、ということでしかない。ま、それも悪くないか。
まあちょうど今地震と原発で世の中混乱してるし、ますます「お前の音楽など誰も必要としておらんのだ」という声が現実化してきた。

最近結構(音楽業界は)大変で、ますます削減されてるしね。仕事はなかなか無いよ。色んなところに(こんなやつ居るんだけどどう?と)当たってみてはいるんやけどね・・・。」
出来は悪いが何故か異様にやる気満々なところが、やはり気になってらっしゃるようで。かたじけない。

「色々有り難うございました。今日でちょうど100回目なんですよ。」
と言うと、「数えてたの?」と、ちょっと驚いた様子の師匠。

数年後、「お久しぶりです!こんな仕事してるんですよ今。」なんて現況報告出来るような関係に・・・なんてドラマチックなことにはなりそうに無いな。
お前の現実はこんなもんだよ。

もうすっぱり何もかも諦めてどっかに行こうかね・・・なんて、たまに思うことがある。
でもやっぱり、東京が大好きなので、ここに骨を埋める覚悟だ。
所詮ダメなやつはどこ行っても同じなんだから、流浪の民になるよりも地蔵になりたい。