20070128 師匠との出会い~ゼロからの再構築

腹の立つことが立て続けのまま新しい歳が明け、食べる為の派遣社員生活がまたまた始まった。
某レコード会社のデータ整理の仕事。そこでアルバイトの音大生と会った。
そしてその人から、ある作曲の先生を紹介して貰うこととなる。
複数の音大で講師や教授をやりつつ作曲家としても活動している方。紹介無しでは多分出逢うことは無かったであろう。
以前からちゃんと先生について勉強したいと思いながらもそのままになっていたが、もしかしたらこれで運命を切り開くことが出来るかも知れない、いや、これが最後のチャンスかも。
そう思いながら、教えて貰ったその先生へ連絡した。

後日、お宅へお伺いした。
想像していたのとは違う、柔和で温厚そうな男性。でもきっと、怒ったら怖いんだろうなとは思ったけど(確かにその通りでした(笑))。
先生を紹介してくれた女の子曰く、
「かなり色々突っ込んで訊いてくると思いますから覚悟しておいてください」
ということだったが、何をどうしたいのか、その部分以外にはほとんど触れてはこなかった。
もしかしたら、長年の教育者としての、そして大人としての勘で何もかも一見して判ってしまわれたのかも・・・かどうかは分からないが、先生の話やレッスンはとにかく無駄が無い。時間と労力を無駄にすることを特に嫌う人のようだ。廻り道はいいけれど故意な無駄は許さない、そういう考え方。
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2009年加筆
そして、先生についてからそろそろ2年になる。
未だレッスン以外で個人的な話をする機会は無いが、レッスンを通して見えてくる師匠の人間性と音楽性にいつも心が動かされる。
今まであったことは皆、ここに繋がってたんだ。そう思えてならない。