2019年の振り返り

こんにちは。むらってぃーです。

今年のトピックを3つ取り上げ、2019年を振り返ります。

思考整理をしながら、記録として残すために書いていきます。

その1: 業務委託を数ヶ月続けてみた気付き

収入とかお金の話が出てくるので、そういう話が苦手な方はここは読み飛ばしてください。

3月に会社を畳んだ後、本格的に週5日フルコミットという形で業務委託として企業と契約をしていました。

その片隅で、受託開発やったり、プログラミングスクールの講師やったり。
いわゆる「フリーランス」という形です。

最初は「業務委託って残業に全く縛られないし、やりたいだけ仕事を持てるし、報酬も良いし」という感じで、「フリーランスめっちゃ良いじゃん!」となっていました。

研究職でない、かつ新卒3年目に届いていなくても、ある程度の技術を持っていれば、一般的な新卒初任給の3倍以上の報酬は手に入ります。
額面だけでみたら結構オイシイし、残業も基本的にはないです。
(あくまで報酬です。そこから税金引かれたり、経費が引かれるので最終的な手取りは3分の2くらいになります。)
多分貰っている人はもっと貰っているはず。

しかし業務委託となると、いくら会社に出向していても外部の人間なので、正社員で働いている人と比べて社内の人間関係が疎遠になります。
全社会議も出られないし、仕事で他部署との関わりを持つケースもほとんどない。

特に私は「決まり事」を非常に気にするタイプだったので、尚更「外部の人間だし...」ということを気にして人間関係はキッパリ割り切っていました。

となると、仕事をする中で「誰かと必死にこれを頑張った」だとか、「この人たちと成功するために頑張ろう」みたいな気持ちは度量としてやっぱり少ないです。
そのため、会社を経営していたときに比べて、心の底から仕事に熱中できる状況がほとんどありませんでした

ちなみにCI組んだりコンテナ構築を先導してやらせてもらえたので、やっている内容自体は楽しかったです。

また、下記のように社内の人間でしかできないような仕事は業務委託ではやらないことが多いかと思います。
(例外もあると思いますが、基本的に私のところではそうでした)

例として3つほど。

・アーキテクチャなどを決めて、プロジェクトの上層の人と折衝をとる
・本番環境を触る
・チームマネジメントに首を突っ込んだり、他者に仕事を振る

完全に即戦力となれるわけではない力量の技術でも、キャッチアップ能力とやる気があれば挑戦させてもらえるし、技術面で不満はありません。

しかし、正社員が作った仕事を戦力として淡々とこなし、また仕事が終わったら正社員から仕事を振られるスタイル。

エンジニアであれど、プロジェクトを高い視点で見ることや、チームマネジメント面での働きを経験として積むことがこのままではできないなと感じました。
(そういうところの専門で業務委託契約をするケースもあります)

そのような面で実際にやってみて、良い面でも悪い面でも働き方の学びがありました。

これらを振り返った時に、まだ新卒3年目で自分が正確にどんな分野に向いているのかもわからない状態、かつ体力があり多少の無茶をできる今の段階で、この働き方をしているのは勿体ないなと思ったので、7月から正社員に戻りました。

しかし、企業に出向する形の業務委託をやるのであれば、家族に時間を割く働き方が出来るし、学び続けていればよっぽどのことがない限り食いっぱぐれることはなさそうです。
30代半ばくらいになったらまた業務委託の形に戻ろうかなとちょっとだけ思います。
(まだまだペーペーです。「考えが甘い。業務委託にはお前の知らない闇がある。」という方がもしいらっしゃったら優しく教えてくださると幸いです。)

成果報酬型の受託開発は、詳細はさておき精神的にかなり削られるので、しばらくはもう良いかなという感じ。
これに関しては、働き方的にも成果を出すという意味でも、自分がやるくらいなら他の人がやった方が良いのかなと感じました。

ちなみにフリーランスの形でも、いくつも並行して案件を受けていたり、個人で書籍書いたりでアウトプットしまくっていたり、TwitterやYoutubeでどんどん成績を残しているスゴイ人たちもたくさんいます。

あくまでフリーランスの働き方が悪いとかではないです。
私自身がその後企業に出向する形でそのまま業務委託をやるより、今は正社員として経験を積んだ方が良い投資になりそうと思ったという結論です。

その2: 仕事以外のアウトプットを増やした

Web系エンジニアとしては、周りと比較したときに相当アウトプットの量が少ない方だったと思います。

新卒2年目まで技術ブログはほとんど書いていなかったし、誰かに何かを教えるという経験もほとんどありませんでした。

アウトプットをし始めたのは、下記の3点が理由でした。
割と雑な理由です。

・後々なんか良いことありそう
・自分の市場価値が高まりそう
・ちょっとだけ有名になれそう

具体的には下記のアウトプットを行いました。

・雑記ブログ 30記事
・技術ブログ 22記事
・キャリア系カンファレンス登壇 1本
・技術系LT登壇 2本
・キャリア系パネルディスカッション登壇 1本
・動画講座 2講座
・MENTAで教えた人数 9人

まだまだ出だしで結果としては甘々ですし、ものすごく量こなしている人に比べれば超少ないですが、コツコツやればこのくらいの量は行きます。

幸いなことに、「コイツはやべーエンジニアだっ!」っていう人ではない私でも、アウトプットを続けてみると良いことがあるもので、最終的には勉強会登壇の依頼を受けたり、上記のパネルディスカッションも依頼を受けてお話をさせていただくことができました。

なお、1月9日に1本目の勉強会登壇をさせていただきます。
AWSネットワークのお話です。
「雰囲気でAWSネットワークを触る方」だったり、「とりあえずAWSネットワークの全体像知りたい」という方がいらっしゃれば教えてください。
勉強会でなくてもいくらでも話します。

そして動画講座をやり始めたのは、プログラミングの講師をやったことがきっかけです。
マンツーマンのプログラミングの講師をやったり、MENTAで数人にWeb開発を教えたり。

そういう人たちに教えていると、多少は違えど大体つまづきポイントが似ていたりします。
だったら一人につきっきりで教えるより、もっと多くの人たちの力になれるものを作った方が良いなと思ったことが始まりでした。

来年出したい物は4本くらい方向性が固まっているので、ぼちぼち仕上げていこうと思います。

で、来年のアウトプットの最大の目標は、技術カンファレンスにトークセッションプロポーザルを通すこと。

PyConもPHPerKaigiも残念ながらリジェクトだったので、もっと経験積んで大勢の前で話すことができるように走ります。
プロポーザル通す同期とかみていて尊敬しかないです。

頑張るぞ。

その3: 人との繋がりを大切にするようになった

会社を経営していたときは、あらゆる人との繋がりを絶って事業に専念していました。

ただ、やはり環境に影響を受けやすい私にとっては非常に人との繋がりは大切な物でした。
というのも、アウトプットも会社経営も、自分の身近な他者がいないと始まらないという過去があったんです。

人と話さずにいると、何もかも自分だけで解決するようになって井の中の蛙になっていく。
そしてまた新しい問題が降ってきたときに、さらに偏った自分だけの考えで判断を下していく。

本来であれば100ある選択肢ではなく、2つや3つの中から選ぶようになる

経験が浅い自分としては、自分自身の価値観だけで染まっていくことほど怖い物はありませんでした。

そんなこんなで、今まで関わっていた人をご飯に誘ってみたり、勉強会に足を運んでみたり。

人の話を聞くのが好きなタイプなので、聞いているだけで楽しいし、ヒントを得られて仕事のモチベーションにもつながる。
あ、ちなみに僕も話しますし、プライベートな話ももちろんします。あいのりの話とか大好きですよ。
堅苦しいのとかは苦手なタイプなので...

人に話すだけで自分の思考が整理されたり、新しい選択肢が見つかったりもするので、有益な話をするのが全てというわけではないです。
恋愛相談と一緒ですね。

そうしている間に、大学の友達でも社内の同僚でもない人と、気付いたら月に1度焼肉を食べにいく関係になっていたり、3年以上会っていなかった同期と神保町を攻めにいくようになっていたり。

気付いたら「こんなことやりたいんだけど、よかったら相談に乗ってくれませんか」というお話ももらえたり。

こういった境遇には本当に感謝しかないですし、これからも大切にしていこうと思います。

ちなみに私がご飯誘う誘う詐欺をしている方がいらっしゃるかと思いますが、非常に申し訳ないことに完全に声をお掛けするタイミングを逃してしまいました。
ので、年が明けたタイミングで唐突に連絡が飛ぶかと思います。
(恐れ入りますがご容赦ください)

そして久しく会ってない皆さま、もしどこかで村田を思い出したらこの先しばらくは東京にいるので、しれっと声をかけてくださると嬉しいです(懇願

まとめ

2019年のトピックを3つほど取り上げ、振り返りました。

この記事を読んだからと言ってどうこうなるというわけではないですが、少しでも盗めるものがあれば盗んでいって欲しいなと思います。

あ、ちなみに最近ポケモンGoを再開したので、フレンドになってくださる方絶賛募集中です。

ここまで読んでくださった方、こんな長文にも関わらず目を通してくださってありがとうございました。

来年も健康第一で頑張るぞ。

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