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読書感想文 母を捨てる

ノンフィクション作家の著者と母との関係について書かれた一冊。
幼少期に母親から受けた殺人未遂や拷問という言葉に近いような
虐待の表現が生々しくつらい気持ちになる。
自分が印象に残ったのは著者の父と母が感情を露わにする風景で
大人が普段平静を装って感情を隠して生きているというのを強烈に感じ
また父親の発した言葉が無関心という事が如何に恐ろしい事かを
強烈に感じた。
自分の事として考えれば
家族と程よく距離を取っていられていると感じているが
家族の絆の強さというのは良い事として語られがちだが
それが鎖の様に生き方を絡めとるものでもある
という側面がある事を
感じた。


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