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読書感想文 すくえた命 太宰府主婦暴行死事件

すくえた命 太宰府主婦暴行死事件




九州で起きた信じがたい凄惨な事件の犯人、被害者、被害者の家族、
警察を取材して回る記者のドキュメンタリー

関係者の多い複雑の事件でそれ自体の取材の大変さと被害者家族との協力や
警察の対応に問題があった旨の問い合わせを行いTV局内でも調整があり
事件記者の仕事の大変さを思い知らされる。
久々の休みに家族と出かけた先で会社から連絡があり遊びに行った先から
30分で妻と子供と別れて局に向かう件は読んでいてつらいものがあった。
事件に関係したある取材源に起こる悲劇についての顛末は
取材者以外には感じる事がないであろう後悔が綴られており
本当につらい気持ちになる。
あとがきにある主犯の最後のあっけなさは
ノンフィクションにしかない凄さを感じた。
著者はその後もテレビマンとして働いているとあるが
また著作も読んでみたい。

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