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TARAKOさん

わたしが物心ついたころからあった、ちびまる子ちゃん。

友達から見せてもらったりぼんを見て、恋愛や乙女ちっくな漫画ではないこういう漫画もあるんだ!と驚きました。
リアルな小学生の生活が描かれていて、ずっと見ていると、まる子(敬意をもって、まる子と呼ばせていただきます)が自分に重なってくる反面、親しみがわいて親友のように思えてきたり。
アニメが始まると、さらにまる子にのめり込み、日曜日の楽しみとなりました。

上京してメロン記念日になってからも、慣れない東京、右も左もわからない芸能活動で、不安な日々の癒しは、常にまる子。
画面の中の、いつもと変わらない様子に、昔の自分や実家に帰ったような感覚を覚え、不思議と子供の頃よりももっともっと大好きになっていました。

時々実家に帰った時も、見逃さないようビデオを予約すると、親が
『あら~、まるちゃん見てるの!』と小学生の時から変わらない私に喜んでいました。

まる子は、ほのぼのしたり、家族愛や友情に涙したり、バラエティ並みに笑いが止まらない時もあり、究極のエンターテインメントです。
いつかTARAKOさんに会えたら嬉しいなぁ~と、ずっと願いを唱えてきました。


そんなある日、知人を通して、TARAKOさんに会える機会ができたのです!!
TARAKOさんの生の姿を確認して、まる子が大人になったかのようなたたずまいに感動し、最後にお話をしました。
わたしが『毎週かかさず見ています。大ファンです!!』と、伝えると、抱きしめて下さり、まる子の声で『めぐちゃん、いつもありがとね~』と言ってくれました。
興奮した夜の帰り道、ほとばしる想いと、大感動と、世の中のすべてに感謝と、幼少期からこれまでのわたしに『やったぞ!!!!!!!』と伝えたい気持ちが溢れかえり…この巨大なエネルギーの行き先がなく、走って帰りました。

本当に優しいTARAKOさん。
その後ほどなくして、2点贈り物をいただきました。
1つ目は、アニメの台本。内容をみて、
『こ…これは!!ついこないだ放送した台本だ!!!』と驚愕。中身もすこし書き込みが!
2つ目は、TARAKOさんも含めて、14名の声優さんのサインでした。また興奮しすぎて、2回目の全力ダッシュに行きそうでした。お2つとも、村田家の家宝です。
まる子の口調をお借りすると、
あたしゃ、TARAKOさんは神様かと思ったよ、でした。

先日の放送は録画をとったものの、なかなか見れませんでした。
見たら、お別れが本当の事なんだなと認めざるをえないから。
意を決して見たけれど、やっぱり泣きました。

35年にわたり、多くのひとを楽しませてくだったTARAKOさん、急なお別れに、まだまだ心が追いつきませんが、
本当に、本当にありがとうございました。
心より、ご冥福をお祈り申し上げます。


TARAKOさんが大好きだったちびまる子ちゃんを、これからも応援し続けます。

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