紫空勝男

測量会社勤務、生涯現役、男性、 週1回日曜日、湖畔をランニング、出来れば平日も週1回ナ…

紫空勝男

測量会社勤務、生涯現役、男性、 週1回日曜日、湖畔をランニング、出来れば平日も週1回ナイトラン目標。 いつまでもウォーキング楽しみ、いつまでもいろいろな文章書きたいです。

最近の記事

見てしまった!

人には、意外な一面がある。  でも、それは場合によっては、本人にとって、人に見られたくないこともあるのである。 たが、本人が見られたことに気がついていなければ、限りなく、幸せなのかもしれない。     十年以上前、市の道路拡幅の測量業務で御世話になった、当該地の地権者のS氏。  S氏は、私達測量業者と接する際、全く、笑顔を見せず、常に気難しく接することに誇りを持っている。  最初に測量のご挨拶に行った際も、 「測量は、土地立ち入りの通知も頂いているので、作業の際は、いちいち断

    • 今度こそ!

      「あなたとお友達になりたいです」 「えっ、でも今、仕事中ですので少し考えさせてください」  青年は意中の歯科受付の女性に会計の際に声をかけた。 帰り際彼女は何度も、にこやかにお辞儀をしてくれた。  しかし一週間後、彼女は歯医者を辞めた。えー! なんで! 青年は半年後、意中のコンビニ店員の別の女性に、やっとの思いで同じ様に声をかけた。   彼女は露骨に困惑の顔で 「仕事中ですので困ります」  一週間後、コンビニが潰れた。えー! なにも潰れなくても! 「かわいそう」  近所の

      • 戦争を知らない子供たち

         「ここで問題。あの偉大なジョン・レノンが射殺された、辛い事件は12月8日、では旧日本軍が赤城、加賀、蒼龍、飛龍、翔鶴、瑞鶴の6隻の空母でハワイの真珠湾攻撃を行ったのは、何月何日だ? よーく考えろ」 「ジョン・レノンが亡くなられたのが12月8日ということは、12月8日ではないということだな、ハッピーニューイヤーで浮かれている1月1日だな」  「いやいや、意表をついて、クリスマスイブかもしれませんよ」   会社の後輩に問題を出したときの彼らの会話だ。彼らは20代後半と30

        • はじめてのエッセイのお題は「私」でした。

          「私」というタイトルはあまりに多岐に渡るので、ここでは何故文章を書きたくなったのかという事に絞ってみたいと思う。 幼少の頃にさかのぼるが、小学校の低学年時代、雨の絵を書くとき殆どの子供達は点々 で雨を表現していたが、私は線で表現していた。理由は至ってシンプルで線にしか見えなかったからだ。また、遠足で上野動物園に行ったときの作文でライオンについて書いたのだが、皆は百獣の王だから強そうだったとか 、怖かったとかそういう内容だったのだが、 昼寝をしているライオンを見て「鬣が揺れてい

        見てしまった!

          イントロダクション

          2024年5月からお世話になっております。 趣味はランニングと文章を書くこと。 短編小説、エッセイ、ポエム、ショートショート 読むのも書くのも好きです。

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