ロータスコンボを始める人に覚えて欲しい小技集10選

パイオニアで根強い人気を持つコンボデッキ、ロータスコンボ。
達人たちがプレイガイドやリストなどの情報を惜しみなく提供してくれており、別に私が今更紹介できるレベルのことはないのですが、始めたての人だと意外と知らないかもしれないテクニックをご紹介したいと思います。


よく使うテクニック10選

・出現の根本原理を打つための、色マナ確保テクニック
1.砂時計の侍臣をサイクリングするときは青黒2マナずつ浮かせる
2.熟読を打つとき、7マナ確保できるようになるなら先にセットランドする

・出現の根本原理を打った後のスタック順によるテクニック
3.リーアや全知は最後に解決する

・速度勝負するときのテクニック
4.除去が少なく、速度で戦うときは砂時計の侍臣をクリーチャーで唱える

・見えざる糸テクニック
5.相手の青マナが出る土地を見えざる糸でタップする
6.リーアによるフラッシュバックで唱えた見えざる糸を暗号化する

・演劇の舞台に関するテクニック(メインコンテンツ)
7.基本土地をコピーしておく
8.ミシュラランドや能力持ちの土地をコピーする
9.真髄の針の着地スタックで演劇の舞台以外の土地のコピーになる
10.エメリアのアルコンが出てくるマッチアップでは睡蓮の原野より先に演劇の舞台を出しておく

解説1、2

まず、ロータスコンボにとって1つのゴールは出現の根本原理を唱えることです。そのためにはマナ加速することも大切ですが、それとは別に色をしっかりと揃えることも大切となります。

1.砂時計の侍臣(以降、侍臣)をサイクリングするときは青黒2マナずつ浮かせる
実例
盤面:睡蓮の原野(以降、原野)2枚 ハンド:侍臣、根本原理
ここで、原野から青3マナを出して、青青を使ってサイクリングしてしまうと、原野をアンタップしたときに青1マナと原野が2枚の状態で青マナが出せる土地を置けないと根本原理を打つことができません。
しかし、それぞれの原野から青3マナ、黒3マナを出して、青黒1マナずつ使ってサイクリングすると、青黒2マナ浮きで原野がアンタップ状態となり、そこから緑を出すことでぴったり根本原理を打つことができます。
また、ハンドに根本原理がないときも、サイクリングで引くことがあるため、今ないからと言って雑にマナを使わず青黒2マナ浮きを意識しましょう。100マッチに1回くらいで後悔するかもしれません。

2.熟読を打つとき、7マナ確保できるようになるなら先にセットランドする
実例
盤面:原野2枚 ハンド:母聖樹、根本原理、熟読
先ほどと同じく原野2枚から熟読を打つと、そのあとに母聖樹を置いたとして好きな色1マナ浮きと原野2枚、母聖樹がアンタップ状態で根本原理は打てません。なので、母聖樹を先に置いて、合計7マナを作り、青マナを2マナ残すようにすることで、青青+原野2枚となり根本原理が打てます。
これは、青が出せる土地がハンドにあれば気にしなくても良いですが、出ない場合はできるだけ先に置いたほうが良いです。1.と同じく、引いてくる可能性もあるので、できるだけ癖をつけておきましょう。

解説3

根本原理が通って油断してプレイすると手痛い反撃を食らうことがあります。特に相手のマナが立っている場合は致命的なミスにつながることがあるので、スタックの積み方も覚えましょう。

3.リーアや全知は最後に解決する
実例
盤面:原野*2(タップ状態) ハンド:なし 浮きマナ:なし
出現の根本原理が通り、全知・来世への警告・熟読を選択。
相手がセオリー通り来世への警告を戻して、熟読と全知を唱えることになりました。
ここで、全知を先に解決してしまうと、熟読を唱えるスタックで全知を割られてしまう恐れがあります。(リーアも同じく)
ここで、熟読を先に解決すれば3枚引いて、その中にスペルがあれば、全知が解決された後に破壊される前に1度タダで唱えることができます。
それが、根本原理や来世への警告なら勝ち、熟読などでも勝つことも多々あります。
また、熟読で引いたカードに衝動などのインスタントドローがあった場合は、全知の解決前に使用してフィニッシュカードを探しに行くのも手です。(欲張って、全知が着地して0マナで打つとそのタイミングで破壊されるため)
通って安心してこの当たりの順番を間違えて負けると数日凹むので、横着せずに毎回順番は意識しましょう

解説4

4.除去が少なく、速度で戦うときをクリーチャーで唱える
実例
盤面:土地土地 ハンド:原野、植物の聖域、侍臣、見えざる糸、根本原理、森の占術
先行3T目に相手が緑単信心対面、普通に森の占術で演劇の舞台を持ってきて、原野を置けば4T目にコピー、5ターン目にコンボまで行くことができますが、ここは植物の聖域を置いて侍臣を唱えましょう。
そうすると、侍臣の効果で4T目に置いた原野をアンタップさせて、すぐにマナが使えるようになり、見えざる糸で侍臣と原野をアンタップすることで、見えざる糸に限っては原野が2枚ある状態になりこのまま根本原理を唱えて勝つことができます。
サイクリングで置くことが多いですが、このように1T早く勝つこともあるため、除去がない相手にはクリーチャーとして展開する手段があることを知っておきましょう。

解説5、6

見えざる糸はコンボのキーパーツ、上手く使いこなし勝率を上げていきましょう!

5.相手の青マナが出る土地を見えざる糸でタップする
実例
盤面:原野2枚 ハンド:見えざる糸2枚、侍臣、根本原理
相手が青白コントロール、土地が2枚起きており、青白と立っている。
ここで見えざる糸からマナを出して、根本原理を打ったとしてカウンターをされる可能性が高い。
そのため、見えざる糸を1枚戦闘前メインフェイズで使用し、相手の土地を2枚タップすることで、相手の行動を阻害しながら、戦闘後メインフェイズで侍臣+糸によりカウンターをケアして、根本原理を唱えることができます。

6.リーアによるフラッシュバックで唱えた見えざる糸を暗号化する
勝敗に影響することは稀ですが、FBで唱えた見えざる糸も実は暗号化してつけることができます。
理屈としては、暗号というキーワードは呪文の効果として自分を追放してクリーチャーにつけることができ、FBで追放されるのは全ての効果が解決したあとのため、暗号化できます。(出来事も同じ理由で出来事をFBした後に、当事者で出せます。また、リーアによって墓地にある出来事呪文も唱えられますが、複雑なため割愛します)
ただ、追報するよりはつけたほうが絶対お得なので、やっておきましょう。

解説7~10

ここからは演劇の舞台に関するテクニックとなります。
7.基本土地をコピーしておく
演劇の舞台はコピー能力を残して、コピーした土地と全く同じになります。
そのため、暇があるタイミングで基本土地のコピーになっておくと、廃墟の地や母聖樹などの土地破壊カードなどで破壊できなくなり、安全に原野になることができるようになります。また、相手の土地もコピーできるのを忘れないようにしましょう

8.ミシュラランドや能力持ちの土地をコピーする
マナがこれ以上必要のない場合は、必要に応じて相手のバグベアやストームジャイアント、ハイドラの巣のようなミシュランや、ロークスワインやヴァントレスといったアドの稼げる土地をコピーする展開もあり得るので、原野になる以外の選択肢も常に考えておきましょう

9.真髄の針の着地スタックで演劇の舞台以外の土地のコピーになる
相手から真髄の針が飛んできた!こんな時に盤面に演劇の舞台があり、指定される可能性があります。まぁ、指定されても土地を並べて原野を2枚直接置くのも手ですが、余裕があれば好きな土地をコピーしておくことで相手は、コピーした先の土地か演劇の舞台どちらを指定するか考える必要があり、コピー先を指定すると2枚目の演劇の舞台が出てきた場合コピーを止めることができずどちらかでコピーができるようになります

10.エメリアのアルコンが出てくるマッチアップでは睡蓮の原野より先に演劇の舞台を出しておく

基本的には原野と舞台が両方ある場合は、原野から出した方がマナを多く使えるため、原野優先なのですが、相手からエメリアのアルコンが出てきた場合、演劇の舞台がタップインし、コピーが1T遅くなることがあります。
そのため、出てくる可能性がある時は先に演劇の舞台をセットすることでロスなくコンボに入ることができます。

終わりに

ロータスコンボを使ってる人には常識な内容ばかりかもしれませんが、ロータスを使い始めたばかりの人だと知らない方もいるかもしれないと思いかいてみました。
頻出な物からマニアックな物までありますが、これを読んでくれた人が、1つでも新しい知識が増えて勝てるようになってくれたら嬉しいです。
そして、まずは自分が勝てるようなプレイヤーになれるように頑張りますので、実力がついたらまたこんな記事を書きたいと思います。
では皆さん、良いロータスライフを~~~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?