フリをして生きてきた人

最近ニューヨークでたまたま知り合った日本人が「村本さん、ニューヨーカーはこんな時こうしますよ、ぼくもそうしてます」と言っていてこの人、すごくダサいなと感じた。それは"ふり"だ。マネだ。どんなにそのふりをしてもそれはふりでしかない。ナチュラルに生きればいいのにフリをしてきた結果、自分の顔がわからなくなっでる人たち。いままで顔を作ってきたんだ、親や恋人や友達、仕事先の人、彼らに顔を作るのが日常的になって自分の元の顔がわからない人たち。

芸人のネタを見ててもこいつ芸人のフリをしたネタをやってるな、とわかる。芸人ぽいだけなんだ。嘘をつき続けてきて本当の自分の声がわからなくなった人たちが自分の顔を失って探し続けてる。自分がわからない人たち。

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