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学校にある消火栓のボタンを押すと

学校にある消火栓を見たことがあると思いますが、
消火栓のボタンをいたずらで押してしまい学校の先生に
めちゃくちゃ怒られてしまった。
そんな経験がある人もいるかもしれません。(私はありませんが…)

あの消火栓のボタンを押してはいけない理由をお話しします。

その前に、
消火栓って何?
消火活動に必要な水を供給するための設備です。
※正式名称:屋内消化栓設備と言います。

使用方法
1.ボタンを押す
(ボタンを押すとポンプのスイッチが入ってしまい、
                  水が出せる状態になります。)


2.ホースを延ばす
3.バルブを開く

ボタンを押すと、教室や職員室に知らせる役割があるので、
押された報知器に先生が来るというわけです。

形は同じなのに消火栓にも種類があるのですか?
それは、2種類の消火栓があるからです。

1号消火栓
 操作が難しく、1人では扱いにくいです。
 操作に訓練を受ける必要があるので、
 学校ならば、先生たちが行うことになります。
 ただ、先生であっても2人で行う必要があります。
 しかし良い点もあり、水圧が強いということと、
 消火範囲が広いということです。

 ホースの長さ:25m

2号消火栓
 1号消火栓よりも簡単に操作ができるようになっています。
 1人でも使えるように作られています。

 ホースの長さ:15m

易操作性の消火栓って何?
易操作性消火栓にも1号、2号があります。

1号消火栓は難しいと言いましたが、易操作性消火栓であれば、
1人で操作することができます。
※機能は同じです。

1号消火栓と2号消火栓の見分け方
中を開けてみると、ホースの収納が違います。

1号消火栓は、ホースがぐるぐるに巻かれています。
ホースリール方式と言います。)

2号消火栓は、ホースが折り畳まれています。

ボタンを強く押すとブチって言ったのですが…
あれは、ボタンが簡単に押せないように、
アクリル製のシートが付いています。
ガラス製ではないので、怪我をすることもありません。

自動火災報知器のボタンを押したらどうなるの?
消火栓よりも面倒なことになります。
勿論、火災が起きたのであれば、押すべきですが、
いたずらで押してしまうと、「火災が発生した」ということで、
ベルが鳴り響きます。

そして火災警報器と連動しているので、火災警報器も鳴り響きます。
スプリンクラーと連動するタイプであれば、放水する可能性もありますが、

仮に消火栓のボタンを押しているのであれば、スプリンクラーの水が
消火栓に行くので、スプリンクラーからは放水されないと思います。

大元の火災報知機と自動火災報知設備が連動していれば、
非常時の作動が行われます。

その結果、防火扉が閉まったり
自動火災報知設備がエレベーターに連動していれば、
エレベーターが避難階に移動し避難を誘導します。

そうなれば、かなりの被害が起きてしまいます。

ボタンを押したら消防隊は来るの?
消防署とは繋がっていないので、火が強いのであれば、
消防(119)に連絡をしてください。

止め方
強く押すの上にある小窓を開け、黒いスイッチを上下に動かすと止まるものが一般的です。

最後に
今回は、「消火栓」と「自動火災報知器」についてお話ししました。
火災が起きた場合は、必ず押してください
絶対いたずらでは押さないようにしてください。

本日も読んでいただきありがとうございました。

引用
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