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素晴らしい日々『ビタミン』


『ビタミン』

「愛と呼んだって
春の舞い散る雪になって
そんなオチだって。」
君は半笑い
ちょっとムカついて、
寝起き頭で君に電話して、
「すぐに謝って」なんて言って
「それ、夢」だと笑われる

「今後一切もう君以外は愛さない。」
と神に誓ってみても
週刊雑誌のグラビアに目を奪われる
僕でもいいですか?

キラキラ光る イルミネーション広小路
2人並べば気分がいいな

愛想尽かされて
君は他の誰かと恋をして
死にたくもなって
やるせなくて
独り言が妙に増えた気がして

会いたくなってる
話したくなってる
三日くらいもうろくに食べてないや
でも会いたくなってる

冬の入り口と睡眠不足
熱っぽい咳が一つ出た
栄養素で言うのならば
君は僕にとってのビタミンのようだ

キラキラ光る イルミネーション広小路
1人きりでも景気はいいか
何となく今コンクリートに書いた
『アイラブユー』が
雪に消える前に帰ってきてね

Say goodtime
Say goodbye
Say goodnight


【解説】
彼女と別れた次の日に風邪を引いたことを歌った曲。
僕自身、
ビタミンが不足するとよく風邪を引いていたので、
布団で寝込みながら、
「彼女は僕にとってのビタミンだったんだ」
とあの日、1人センチメンタルに思っていた。
キャンプファイアー・カンザスとか、
ソーロング、アストリアみたいなノリで、
海外の音楽のように
地元の地名を入れたいと思って、
『イルミネーション広小路』とか
当時の感覚で入れてたと思うけど、
今振り返ると
サビをよくそんな歌詞にしたなと驚く。
でもたまに県外の方から
「この前、
広小路のイルミネーション見てきました」
とか言われることもあり、
そういう意味では人の記憶に
名古屋の町を残せて良かったなとは思う。
実際、
ただ皆さんが思ってるよりも
広小路のイルミネーションは景気がいいものでもない。
あれが地方の限界。
ちなみに歌い出しがほぼ
福山雅治氏の『桜坂』と
メロディも歌詞も同じで、
ある日たまたまCMで歌い出しが流れた時に
「愛と〜」
と聴いて、
「え!!!ビタミンのカバー!?」
と思ったら、
僕が知らず知らずのうちにカバーをしていた。
海外、洋楽とか言ってるものの、
どこで何に影響を受けるかは選べないものだと痛感。
イントロの感じも気に入ってたけど、
より曲のパンチが欲しくて、
最後に無理やり
合唱パートみたいなのを盛り込んだ。
明日、照らすで度々出てくるこの手法。
この3パターンでグッバイではなく、
セイグッナイで終わるのは結構気に入ってる。
グッバイという涙ながらのメンヘラさでもなく、
グッドタイムという建前的な見栄でもなく、
「いい夢みろよ。」
みたいな男のエゴというか、
3パターンの中で
これを選ぶ人間は一番ダサいと思う。

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