やっぱり、”愛”は、幸せをくれた。
マッチングアプリで知り合ったイギリスからの観光客と
数回デートをしていたときのことです。
遠く離れた国に住んでいる彼と付き合うことは不可能なので、
初めは正直軽い気持ちで、デートをしていました。
一緒に東京で遊んだり、いろんな話をしたり、
その場を楽しめれば良いな、という感覚。
彼へのキモチは、薄かった
彼への気持ちも、そこまで高まっていったわけではありません。
いい人だったし、カッコいいな、と感じる瞬間も何度もありましたが、
合わないという風に感じたり、ストレスに思うこともあって
‘彼が日本にいる間、楽しめればそれでいい。’
と、そんな風に思っていたんです。
「特別な感情を抱いている」
それが、彼が旅立つ数日前。
彼から、真面目なメッセージが。
メッセージを読んだ後、
なぜか涙が止まらなくて、ベッドの中でずっと泣いていました。
彼と過ごした時間が走馬灯のように襲ってきて、
わたしも、「彼と別れるのがさみしい」という感情になってきたんです。
こんな風にキモチがかき乱されるなんて、全く予期していない自体でした。
正直、彼へのキモチはそこまで高くなくなかったはずで、(と、思っていて?)
もう会いたくないや、とまでにストレスを感じてしまっていたことだってありました。
▼彼へのストレスを綴っていたコラムは、こちら
https://note.com/murakami_chii/n/n6765a4a0ada2
でも、彼からの純粋なメッセージを読んで、
すごくすごく、心が動いたんです。
”愛”が心を動かした
それは、”愛”を心で感じることができたから。
彼のメッセージは、VOICEメッセージも混ざっていたのです
彼が話す温度感や言葉と言葉の間から彼のキモチが伝わってくるようで
”愛されている”、”愛してもらうことができた” という、
外見を好きになってもらうのももちろん嬉しいけど、
一緒に時間を過ごして、わたしという人間を知ってもらって、
彼のキモチが高まったのだということがジリジリと伝わってくるものでした。
愛を重すぎると思ってしまったこともあった
これまで、彼の愛を、重く感じてしまうこともありました。
デートのときは、わたしを最優先に考えてくれて、
「寒くない?」とか、「何食べたい?」とか、いろいろ聞いてくれるところとか
「ありがとう」や「ごめん」をいった後の、大げさな返し方とか
少し、面倒くさくなって、
男性としての魅力を感じなくなってしまっていたこともあったんです。
▼そのときの心境を書いていたコラムは、こちら
https://note.com/murakami_chii/n/n825dc7b3d8c8
愛は、幸せを与える
でも、メッセージをもらって、
愛が心に触れるような感覚があって、
そのとき、とてつもない幸せを感じて、
「あ、やっぱり、わたしには愛が必要なんだな」
と、心が大きく動く感覚がありました。
このとき感じた幸福感は、
ずっとわたしが求めていたものだったからです。
美しい思い出とともに、生きていく
彼はイギリスへと帰ってしまうので、関係を続けることは求めていません。
だから、彼との別れを想像すると、とてもさみしくなります。
でも、彼と出会ったことに対して、すこしの後悔もありません。
”二人で過ごした時間”、”いろんな感情”、”愛への喜び”…。
彼に与えてもらっったことは、たくさん、たくさん、ありました。
すこし悲しくなったとしても、
彼との思い出を、これからも忘れたくはありません。
痛いけど、ずっと美しい思い出。
ときどき思い出しては、
寂しさも喜びも噛みして、
彼との思い出と生きていきたいと、そう思っています。
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